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テーマ:映画「八日目の蝉」(1)
カテゴリ:映画
すごく良かった。
久々に号泣した これ、去年 日本アカデミー賞を独占した映画なのに もう金曜ロードショーで放映してくれた。ありがたい あらすじは 不倫相手の子どもを妊娠し、堕ろしたことにより、 子宮が癒着して子どもが生めなくなった希和子(永作博美)が 不倫相手の妻に生まれた赤ちゃんを衝動的に誘拐し 3年半の間逃げながら子どもを育て、やがて逮捕されるが 誘拐した子ども・恵理菜(井上真央)は 誘拐犯の希和子を忘れられないために 母親との間の深い溝が埋められず、家族は崩壊していき やがて21歳になった恵理菜は 希和子同様不倫相手の子どもを妊娠する。 乳幼児の誘拐という憎むべき犯罪で、同じような事件が起こるたび 「誘拐なんて卑劣な行為、許せん」と怒りまくる私なのに 誘拐犯の希和子の視線の映画だから ついつい 希和子の気持ちに寄り添って見てしまう(-_-;) 金曜ロードショーだけど 金曜の夜は出かけていたので 日曜日の午後 ゆっくり珈琲を飲みながらビデオを見た(^^♪ テーブルの上には 八重のくちなしのつぼみ。 グリーンと白のツイストが 抹茶とバニラのMIXソフトみたい^^ 希和子役の永作博美、恵理菜役の井上真央、 そして何といっても 子役の渡邉このみの演技が素晴らしくいい! ボーイッシュな服を着た関西訛りの4歳の女の子、は 私の孫娘と重なり、その可愛らしさが切なくなる。 誘拐した不倫相手の赤ちゃんを 希和子は殺すでもなく 虐待するでもなく 慈しみ 愛おしみ、降り注ぐような包み込むような愛で 育てていく。 どんなにこの子を愛しているか 2人の幸せな光景が泣けてくる。 小豆島の美しい景色が余計哀しくて泣けてくる。 泣いてるうちに八重のくちなしが咲いてきた(^_^;) 希和子が捕まるシーンは 母親としての精一杯の愛があり、 母性のある女性全て、心を揺さぶられるだろうと思った。 映画を見てから角田光代の原作を読もうと思ってたので これで図書館に行ける♪ 井上真央の不倫相手の役が劇団ひとりで、この人、いい役やるなぁ(笑) ハンサムでもなく 普通の小ずるいサラリーマンの役が似合ってる。 小池栄子も こんなに上手い俳優さんだっけ?と思った。 映画のラストは 少し希望が持てる終わり方で ホッとして救われた。 友達が言った。「赤ちゃんは愛される姿をしている。 やわらかくて ふんわりすべすべしていて 小さくて可愛らしい」 だから 誰からも愛されて 笑いかけられたら抱きたくなるんだわ。 いい映画です。 ビデオで CMを飛ばしながら見て正解だった。 2時間ドラマといい ロードショーといい、 5分おきにCMがあるんじゃなかろうかと思うくらい多い 気持ちの持続ができんよ(怒) 映画を見終わって、半分泣き顔で30分ウォーキングして(笑) まるで訳ありのおばさんが 早足で歩いてるみたいだった(^^ゞ 夕方には 八重のくちなしは満開。 今日はもう、枯れてしまった。はかないわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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