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カテゴリ:本の感想 作家別-ま行
「漫画の王国」に生れた小説家の乙女な日常生活。 バンドを追っかけ上方へ、愉快な仲間と朝まで語り、 わきあがる妄想の楽園に遊ぶ…色恋だけじゃ、ものたりない! なぜだかおかしな日常はドラマチックに展開―日本の政局も、 家族の事件も、人気のTVドラマも、 考え始めたらいつのまにかヒートアップ! 「読んで楽しく希望が持てる」、 笑い出したら止まらない、抱腹微苦笑ミラクルエッセイ。 以前に「風が強く吹いている」の感想をアップしたとき コメントいただいた方々から面白いとすすめられた 三浦しをんさんのエッセイ 読んでみました。 このエッセイでは(今読んでいる方は腹筋引きつらせています) 抱腹絶倒とまではいきませんでしたが、、、 ふっふっふっ と悪の首領よろしく 部分的に肩ゆらせながら 笑っておりました。 (あっ あらすじに抱腹 微・苦・笑って書いてありました) 内容は 良きお姉さんよろしく 弟にスーツを買ってやろうと 連れ立って店に入れば 弟の試着姿を尻目に 売り場の店員の胸毛チェックに走ったり バンドのライブに行けば、 バンドの魅力とはなんぞやと熱く語り バイト先の古本屋では少年漫画のチェックに余念がない テニスの王子様を観て ”花とゆめ”掲載でもおかしくないが 絵柄で少女/少年漫画と区別するのはナンセンスかと分析 たしかに私も「テニスの王子様」をTVでたまたま 観て あれは間違いなく「少女漫画」だろうと 思い込んでました。 だって絶対中学生にみえない 美形の男子学生ばっかりだったから ~以下は私の実話~ ある日 代替えで行った教室で男の子達がレッスン前に 当時は任天堂アドバンスで「テニプリ」のゲームを していたのにぶったまげました。 私「そんな女の子向けのマンガのゲーム、やってて楽しいの?」 boys 「?何寝ぼけたこと言ってんの これはジャンプのマンガのゲーム」 私「嘘~ (そんな男ばっかの) マンガ面白いの? 好きなキャラいる?」 boys 「俺は手塚だな」(ガチでハモってました) さすが部長! (私も流し観していて 記憶に残ったのはリョーマと手塚のみ) ~以上~ はたまた 友達と街を歩いて厨房で働く男性陣をみつければ その友とめくばせひとつで始まるねつ造、妄想 ◯◯話 (爆笑) いえいえサブカルチャーのお話だけじゃありません。 さすが直木賞作家 平安時代の和歌の好みも熱く語り 政局やらマスメディアにおける 女性の名称についてフェミニズム見地からも熱く語っている (ちょびっとだけ導入につかって そして、しっかりと ”しをん”ワールドに持って行く) 文体が友達とよもやま話をするがごとく自然に流れ ウキウキ ニヤニヤと 楽しかったです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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