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カテゴリ:本の感想 作家別-ま行
気鋭作家の身辺雑記、だけに終わらぬ面白さ!プレーンな日常を「非日常」に変えてしまう冴えた嗅覚。世間お騒がせの事件もサッカー選手の容貌も、なぜかシュールに読み取ってしまう、しをん的視線。「幸せになりたいとも、幸せだとも思わないまま、しかし幸せとはなんだろうと考えることだけはやめられない」。美しい男を論じ、日本の未来を憂えて乙女心の複雑さ全開のエッセイ。 字間違えてません「人生"激"場」です (人生劇場って打ち込んで アフィリがヒットしないのに切れそうになってた私) 本書は三浦しをん氏が"週刊新潮"に掲載したエッセイ集 ご本人も書かれていますが 購読層は多分中年男性が中心と 気を使われた?らしく 連載一回目の掲載タイトルは「銀玉はどこへ行った」 ”銀玉” ? パチンコ? 銀魂? ちが~う なんと 銀玉=仁丹 あの仁丹の栄枯盛衰について あつく語る、、、 (もしかすると今の10代は確実に知らない?) 影をひそめてしまったのは フリスクに王座をうばわれたから?! 「負けるな仁丹」とのかけ声とともに(書いてないです) 中年男性を逃がさない 迎合したネタばっかり 書いているのかと警戒したら ご心配無用 結局 ”三浦しをん”は ”三浦しをん” 特にエッセイ書くときの おじさんたちが ミニスカのお姉さん達や胸元に 目線をさりげな~く、もしくは露骨に送るがごとく あいもかわらず 男性の胸毛擁護に気炎を吐き 友人の結婚式にでては ケーキ入刀の代わりに新郎が シャンパンの栓をナイフで抜くという荒技披露を見て ソムリエが手取り足取りアドバイスするのに 新婚カップルの危機を感じたりと ”しをん節”は 健在! やっぱり この人のエッセイは 『人前で絶対読むべきじゃない』 吹くから 連載スタートが2002年だったことで 日韓のワールドカップの話題や 宇多田ヒカルの あの「すすぎはどうする~」とつっこみたくなる 食器洗いをしているPVへのつっこみやら 「真珠夫人」などの昼ドラ 全盛時の話とか 10年も昔じゃないところが 懐かしいというよりも もう少し 近い記憶なのも 楽しいです。 2002年のワールドカップ しをん氏のたまうところの 絶世の美男子というのは 首かしげるけど ドイツのキーパー&主将のカーンが めちゃくちゃかっこいいと思ったのは私も同じ、、、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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