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カテゴリ:本の感想 作家別-ま行
ひえ~ 2月末で 今年始めての本のレビュー
寝る前に数ページ読んでて 今日は月一の病院の検診を 利用して さくっと 読み終わりました。 ~あらすじ~中学生の双子の兄弟が住む家に落っこちてきたのは、なんとプロの泥棒だった。そして一緒に暮らし始めた3人。まるで父子のような(!?)家庭生活がスタートする。次々と 起こる7つの事件に、ユーモアあふれる3人の会話。 宮部みゆきがお贈りする、C・ライス『スイート・ホーム殺人事件』にも匹敵する大傑作! 宮部みゆき氏 初期の頃の作品で 短編集で 仕事で踏んだドジゆえに遺棄児童の双子の ステップファザー(継父)をするはめとなった 泥棒さん いえいえ 「お父さん」の一人称語りに 「心とろかすような―マサの事件簿」を思い出しました。 (なつかしい) お互いに不倫相手と、そして同時期に駆け落ちして 蒸発した両親 残された双子は 誰の干渉も受けず 今の生活を護るために 空から振って来たプロの泥棒に 「警察にいっちゃうよ」と脅迫して 擬似家族を演じることを頼み なりゆきでしかたなく ”お父さん”を演じるはめとなった泥棒は しぶしぶ二人とつきあう日々の中 湧いてくるような 事件の数々の真相を ネタに 二人に生活費と 徐々に育っていく愛情を せっせと貢いであげます(笑) 笑った時のエクボが左右どっちにでるかでしか 区別ができないほど そっくりの双子達は 言葉の区切りごとに話すのを交替して話し 両親が好き勝手なことして蒸発したことにも 淡々と分析し理解までしめす 宮部作品おとくいの 手がかからず ある意味達観していて でも優しさを忘れない 頭は切れるけど、どっかでボケかますいい子達! ほのぼの暖かく楽しい雰囲気を保ちながらも 起きる事件の数々は 結構せつなかったり、陰惨だったり 偶発的だったり、狡猾だったりと 様々な題材をきっちりぎゅうぎゅう詰め込んだ しっかりはっきり短編推理小説でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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