Small world卒園式
とうとうやってきた卒園式。約1年半通ったsmall world。ロンドンから越してくる前の事を思い出す。幼稚園事情がよくわからないままのお引っ越し。そして何百人もまつウエイテングリストの幼稚園達。不安で手探りで引っ越しをしてきて会社の同僚から聞いた幼稚園がここだった。初めて見学に行って一目で好きになった。昔は病院だったと言う大きな建物の一角にあるsmall world.天井の高い廊下に教室、緑のあるプレイグラウンド、きびきびしながらも暖かい先生、教室の外の緑が見える作業エリア。ここしかないと思っていれた。午前の入園はウエイテんグリストを覚悟していたのだけどちょうど空きが出ていたので運良くポンと入れた。毎日バスに揺られて40分の通園。車酔いするから心配だった。初めは誘拐同然にバスマミーに泣き叫びながら連れ去られバスドアがバタンと閉まったら息子の声が聞こえなくなった。同時に胸が苦しくなった。いつ慣れてくれるんだろう。今ではバスが見えると私をほっぽりだしてドアを開け笑顔で駆け込んで行く。この姿を見るのも後一週間。8月からは違うバス停から大きなリュックを背負って大型バスに乗って5分の距離の学校ヘ行く。泣く事もないんだろうな。そう、今日はsmall worldの卒園式。昨日の夜から『お母さん、明日幼稚園までどうやって来るかわかってる?』『何時に来たらいいかわかってる?』『どこにあるか本当にわかってる?』何回も何回も念を押された。『わかってるよ、11時半からでしょ、タクシーで行くから大丈夫』そう答えると安心する。きっと今日が特別な日と説明しないでもわかってるんだろうな。『お母さんだけ少し早くきてもいいよ』そういってバスに乗って見えなくなるまで手を振ってくれた。11時半、遅刻しないように準備。勿論早めについて11時。一番乗りだったので得意げに先生に私が入っていいか聞いてくれて中を案内してくれた。中には沢山の子供達の絵が飾ってある。これは宇宙を書いたのかな。香港特有のお受験対策の学校ではないけどsmall worldではいろんな事を学んだ。『虫』『宇宙』『大陸』『くらげ』『砂時計』『オリンピック』『地球』『海』『ビル』etc,,,,,,砂時計。オリンピック競技もしたね。虫を学んで実際取りにも行きました。勉強以外の色んな事を学んだ。色んな事に興味を持つという事を学ばせてくれた場所だった。初めて見学に行った時床にマットを開いてその上でレゴやブロックで遊びちゃんとマットをロールしてかたずける子供を見てやって行けるかどうか不安だった。今ではすっかりお友達の玩具も一緒にかたずけ遊びにいれて欲しい時には『まぜて』っていえるようになった。一緒にすわれるようになった。協調性をここで学んだ。また話が脱線だ。卒業式。生徒が中で帽子を受け取る。自分たち手作りの卒業帽。教室の中に親が呼ばれる。ちゃんと縁を組んで座った子供達の頭の上に帽子。見ただけで涙が出そうになった。早い、早い。とりあえず写真を撮りやすい位置をキープ。担任の先生から『ささやかな式を始めます』『子供達が選んだ歌です』そういって音楽が流れ出した。可愛い子供達の歌声。家で教えてくれた歌だった。母、ここで涙腺ゆるむ。そして卒業証書を校長先生から一人ずつわたされる。あっという間の30分。手作りのアットホームな卒業式。最後に担任の先生と一緒に撮影。おうちから遠くって心配だったけどここを選んでよかった。のびのびとそして素直な子に育ててもらった。きっと一年後にはプリんセスもここに通わせるだろうな。パラダイス5君は後一週間で本当におしまい。私の方が寂しいなあ。。。そう思える素敵な園です。先生、お友達、約1年半、お世話になりました、ありがとう。