男だったら?
仕事場の人が1週間程、ヨーロッパに研修に行く事になった。旅と言えば、スーツケース。レンタルを考えている様だが、金額が高く不満な様子。古いので良かったら、我家のを貸しますよ。という話になった。スーツケースを最後に使ったのは、10年以上も前。置き場所は覚えていたので、開けてみようと思ったら・・・鍵とは別に3桁の暗証番号付きのロックが。そんな昔に設定した、暗証番号なんて覚えいる訳がない。普通に開けてみたら、すんなり開いた。良かった。・・・が、肝心の鍵が無い。自分の部屋を探してみるが、取扱い説明書しか出て来ない。取扱い説明書は、写真が沢山入った袋に入っていた。写真を見ながら、おぉー、そういえば、ここにも行ったねぇなんて、思い出に浸ってみたりした。そんな事をしている場合では無いのだ。鍵が見つからないので、こりゃ、没だね、と別のスーツケースを取り出してみた。取っ手に、ちゃんと鍵が付いている。良かった。初めからコレを出しておけば良かったよ、なんて思いながら空けようとしたが・・・開け方が解らない。父に聞くが、覚えていない。何だかんだ2人で思考錯誤したかいあって、開いた。良かった。で、父“誰に貸すのか?” 私“会社の人” 父“コレは頑丈だし、タイヤも4個付いてるから、女の人でも 扱いやすいからいいぞ。” 私“男の人に貸すんだけど・・・?” 父“男か?男だったら自分で買えばいいのに。”・・・意味不明だよ。気に入って貰えれば、我家のスーツケースは、ヨーロッパに行く事になる。いいなぁ~。スーツケースになりたい。