ゴミの日・捨てる決意
月曜日はごみ出しの日。これがなかなか悩ましい。この市では、週二回燃えるゴミの緑の袋収集。そのうち一回はプラゴミの黄色い袋収集も。そして週に一度、不燃ゴミ。これは週によって、ビン・缶・不燃・紙と分かれている。というわけで月曜日は、一般燃えるごみとプラゴミの収集日である。8時までに出さねば、おいていかれてしまうこともあるので、朝から掃除機をかけ、家中のゴミばこからゴミを集め、袋の口を閉じる。容器包装リサイクル法が施行されてから、燃えるゴミはめっきり少なくなった。しかも夏の間、台所の生ゴミは庭のコンポスターに捨てていたので、なお少ない。これまで使っていた大きな袋は、家中のゴミを集めてもなかなかいっぱいにならない。もったいないのでなんとか集めて廻る…。面倒なのはやはり分別。たとえばアイスクリーム。近くのコンビニで買ってくるとする。入れてくれたスーパーバッグはプラゴミ。アイスのカップは洗って紙ゴミ。付けてくれたプラスティックのスプーンは一般ゴミ。そしてそのスプーンの入っていた袋はプラゴミ。たとえば、パック入りの豆乳。飲み終えたパックは切り開いて紙ゴミ。使ったストローは一般ゴミ。そしてストローの入っていた袋(パックに貼り付いている)はプラゴミ。プラゴミは、「容器包装リサイクル法」によって分別されるので、それがプラスティックだからといって、プラゴミにはならない。あくまで、「容器」や「包装物」に限られるのであるからややこしい。紙ゴミも、個人情報が特定されるものをそのまま縛って回収に出すのははばかられる。かといって、ダイレクトメールやその他郵便物の封筒などを、住所が書いてあるからといってわざわざそのたびにびりびり破るのも面倒である。いつも悩んで、その日の気分で破って一般ゴミへ、破らず一般ゴミへ、あるいは破らず紙ゴミへ…と分別は分かれる。ある人は、ずっと取っておいた銀行の預金通帳を処分するのに、困っていた。何冊もある通帳をわざわざ裁断するのは確かに大変なことである。燃やすのが一番だが、今は以前のように庭で燃やすわけにはいかない。また別のある人は、使い古しの下着をどうやって捨てるかで頭を悩ませていた。女性者の下着である。半透明のゴミ袋にそのまま捨てるわけにはいかない。結局、そのまま捨てるに困るものは、新聞紙などに包んで捨てることになる。新聞を取っていない家はどうしているのだろう?実家のある某市では、しかもゴミ袋は記名制だった。分別が怪しいゴミは、中を開けて見られるということか?いやあ、ますます捨て方に迷ってしまう。以前読んだ小説に、死んだペットを生ゴミに出すくだりがあってのけぞった。でも、庭がある家ならよいが、そうでなければ、その辺の土にこっそり埋めるしかない?それにしても我が家は引越しも無く20年近く。日々の不要物が、澱のように溜まりに溜まって、部屋から溢れそうである。義母の家は同じような悩みがあったようだが、数年前に建て替えたとき、一旦モノを家から全部出したら、あとほんとうにすっきりと住んでいる。うらやましい限り。紙のゴミと、布のゴミ。片付ける、というより、どう捨てるか。我が家の家族は誰も捨てない。持ち込むばかり。長野にきて20年目を前に、大掃除を決意する、今日この頃。(まことにはかない決意ではあるが…!!!)手始めに、余裕のある緑のゴミ袋に、一回最低一枚は着なくなった服を入れて捨てることにした。目をつぶってえいや!がんばるぞ。(捨てるのに、なぜこんなにエネルギーがいるのだろうか?)