だいじょうぶ3組
「だいじょうぶ3組」を観に行ってきました。教員をめざす次女と、1000円デーで一緒に行けるタイミングをやっとこさ作ることができました。(お互い超多忙なので^^;)『五体不満足』で一躍有名になった乙武洋匡さん。実際ご自身が2007〜2010に小学校教員を経験されています。その時のエピソードをもとに書かれた小説の映画化です。子ども達の反応や表情が、とても素直で自然で、映画自体にも嘘っぽいところや作り話が感じられず、その分観るこちら側にも、まっすぐつたわってくるものがありました。監督の綿密な演出計画のなせる技だったようです。たとえば、子どもたちは、乙武さんと国分さんとの対面が、実際に初めての撮影のシーンで、手も足もない教師の姿やTVの人気者に驚く表情や緊張感は、まさしくリアルなものだったのでした。中身も、心に響きました。「絶対勝つと言えないのは、逃げてるんじゃないの?」「できなかったら助けて」と言えばいい。人はみんな1人で生きてるんじゃないんだから。いろいろ、私自身の心の中にも問いかけられているような場面、台詞に、どっきりしました。一人ひとりの子どもに考えさせる授業です。「結果より…□□□?」「□□□の体は人とちがう?」□□□に入る言葉はなんでしょう? と。だんだん心を開いていく子ども達の姿に、こちらの涙腺も思わず緩みました。そうそう、乙武さんが、学校に来られなくなった子に宛てて手紙を書くシーンがあります。乙武さんの書く文字が、ものすごく美しいのが、一番のびっくりでした!! 彼のtwitterでの発言もときどき目にしますが、あのユーモアと前向きな生き方、そしてすごく頭のいい方だなあと感服することもしばしば。障害を持って産まれた息子を、「迷うより行動」と育てられたご両親にも、拍手です。公開週に、ぴあの「映画満足度」でトップ、という結果もうなずける作品でした。-----昨晩は、久しぶりの親族食事会。出席の叶わぬ義母の招待。おかあさん、ごちそうさまでした!!長女のことを改めて報告し、和やかに会食しました。夫の姉兄、その連れ合いも含めてみんな旅好きで、まー、世界をまたに駆けてあっちへこっちへ。どこにも出掛けない自分が、まるで「ひきこもり」のように思えてきますわ。昨晩は特に、南米話で盛り上がりました。気力・体力・財力・時間。どれが欠けても長期の海外旅行は難しくなります。絶対不可欠なのは、「健康」。行きたいところがあるんなら、少々お金に不安があっても、元気に楽しめる「今」行っておくべきなんだろうなーと、あらためて思いました。