れみどりの☆楽・音・食・眠☆　　　　　☆らくおんしょくみん

[園芸] カテゴリの記事

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• ちょっとだけ園芸

  今にも降りそうな空だったけれど、結局一日、ぽつぽつ…程度。助かった…というのも、午前中は少し庭仕事。午後は自転車で出かける用があったので。今にも雨粒が落ちてきそうな色の空だった。カンカン照りより気が楽だけれど、とっても蒸し暑い。少しだけのつもりで庭に出た。アメリカシロヒトリのコロニーを発見したので、これだけは早めに退治しておかねばと！高枝切りをよろよろ操って、ちょんぎった木に、電気ポットで湧かした湯をじゃーっと掛ける。熱湯地獄…ごめんなさい。でも薬も使わず、手も汚さず、とっても気が楽。これまでは、バーナーでゴーーーーっと焼いたり、石鹸水を流しかけたり。でも、発生量が少なければ、熱湯が一番と昨年気づいた。しかし、庭仕事ってやりはじめるときりがない。バラの咲き殻を切り落とし、咲き薫るラベンダーを隠すように伸びたヒメジョオンを抜き、さらに庭側のバラを埋め尽くさんばかりのドクダミを片っ端から退治した。ドクダミも、部屋から遠目に見ているぶんには、白い花がとても可憐で美しいのだけれど…＾＾；なかなか増えないような植物だったら、貴重品扱いされるのだろうか。この勢いで広がられると…やっぱり、目の敵！あら。ラズベリーももう赤くなってきている。でも今日は摘んでいる時間がない～～。雨よ、明日まで降りませんように！ほんとうは早起きして、朝飯前に２時間くらい庭仕事ができれば最高なんだなー。でもこの生活してたら「絶対」無理なことはわかっている。☆今日の庭の花☆・カシワバアジサイ満開。こんな日陰では無理かと思っていたけれど、嬉しい＾＾・ヒメユキノシタ。白い可憐な花。でもこれも日陰なので徒長している。・フランネル草。園芸友達の山花さんからのいただきもの。毎年元気。・ラベンダー。冬前に相当刈り込んだ（夫が通行に邪魔だというので）けれど、無事満開。またすぐ大きくなるなー。・バラ（モーツアルト）。小輪濃いピンク。遅咲きなので今が満開。・バラ（バレリーナ）。こちらも小輪、薄いピンク。ソリストというより群舞のおちびさんという雰囲気。・エルムレス。植えっぱなしの球根。今年も立派に咲いた。ありがとう！・ガウラ（白鳥草）。風にゆれると、可憐～。・キンケイギクそんなとこかな。手入れもしないのに、よく咲いていること。感謝！

  2007.06.21

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• 一人でお仕事

  むちゃくちゃ久しぶりに（そして強引に）「園芸日記」のテーマで。庭の桜が一部だけ開いた。道沿いに止めてあるJEEPの窓際に張り出した一枝だけが、満開になっている。ガラスの反射の暖かさと明るさのためだろうか。花桃のつぼみもいっぱい膨らんでいる。このところの寒さで縮こまっているけれど、ちょっと気温があがったら一斉に開きそう。沈丁花は完全に日陰なので花付きはわるいけれど、けなげに咲いている。いい香り！ツルギキョウも今年は意外に花が多い。不思議。…という具合に久しぶりに、庭でも眺めるか…と外へ出て、通りのバラの根元の掃除などしていたら、「あのー、すみません。○○６丁目はこの道をいけばいいんでしょうか？」と声をかけられた。振り返ると、母子連れ。お嬢さんは、いかにもういういしい新大学生といった風情。声をかけてきたのはお母さんで、北関東のお国なまりがあった。「ここが６丁目ですけど、番地はわかりますか？６丁目って広いんですよ」慌ててポケットから地番を書いた紙を取り出された。「それなら、通りを一本隔てた向こうのブロックですね～」と指差すと、まさにわたしの指のその先にちょうど、お二人が探していたマンションが。「ああ。あそこに表示が！ありがとうございました～」うふふふ。数日前の長女の引っ越し先の様子を思い出す。あっちも少しは落ち着いたかな…。今日は、学部の合宿で室戸に行っているはず。さて、長女のところへ行くときに二女と使った青春18切符。５枚綴りなので、まだ３枚「も」残っている。今週末が期限ということで、夫はいてもたってもおられず、二女と出かけてしまった。「ああ。帰りも18切符を使ってくれていれば、２枚残って日帰りですんだのに、３枚もあるから泊まってこなくちゃならない。どこへ行こう…」と嬉しそうに悩んでいたが、今朝わたしが起きたときにはもう出かけていた。６時過ぎの信越線で出かけたようだ。１枚無駄にしたってかまわないじゃないのね～、宿泊代と片道の一人分の運賃、追加するぐらいならさ。＾＾；二女は月曜日、さっそく実力テストがあるというのに、いそいそついていった！ふぅ-_-;　なんとう父子であろうか…。まあ、２週続けて四国の長女の元へいかなかったことだけで、よしとしようか。さて、庭仕事はちょっとやっただけで、今日のタスクを。・韓国旅行の日程表がやっとできたので、11軒13人の親族に向けて発送。夫は、長女の引っ越しが終わってから仕事そっちのけで、韓国の友人や子分（？）を動員して、宿や鉄道、貸し切りバスの手配をがんばってくれた。持つべきものは、便利な夫？はたまた、頼れる友人…＾＾・経理の仕事。手伝っている会社の申告月は４月末。来週頭には、仕上げなくてはと思うと、結構忙しい。この仕事はwinパソコンに向かわなくてはならない。キーボードがどうも慣れなくて使いづらいけど。この二つ。だれもいないので、はかどるはかどる。夕食前にはすっかり終えた。明日はのんびりできそう＾＾しかしなぜか、昨日今日と、連日電話が多い。だれかと繋がってるというのは、（ネットもそうだけど）、ありがたいことですね。。。

  2007.04.07

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• 異常事態の暖かさで

  今年の暖かさで、もうオオイヌノフグリが咲いていた…と夫が先日写真をみせてくれた。うー。11日の本番が終わったら、冬の剪定しようと思っている庭の木々たち。間に合わないかもな～。もう芽がうごきはじめているかもしれない。ぐすぐす…。でも今年は仕方ない。なんだか害虫も大発生しそうなんだとか。普段なら低温で死ぬところ、生き残ってしまっているらしい。春以降水不足にもなりそうだし。さまざまな影響が怖い…。それにしても…。「11日が終わったら」の合い言葉のもと、先送り事項のなんと多いこと！To Doリストは怖くて作ってませんけど(^^;)

  2007.02.09

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• 不法侵入？

  庭におばさんがいて何かしてる。知ってる人？…と、長女が玄関先で聞く。今日までテスト週間。午後早く帰ってきたが、またすぐ勉強しにでかけるから…と外にでたが戻ってきたのだ。はて。北風ぴーぷー。寒かったけれど、ひょいとそのまま外に出てみた。確かに、帽子手袋オーバーコートの重装備のおばさんが、庭に入り込んでなにやら植物をいじっている。歩道には自転車が止めてあった。ああ、わかった。バラの実をむしっているのだ。片手には、ヘクソカズラの実がいっぱい連なった蔓も握っていた。「何かご用でしょうか？」と大声で聞く。相手は悪びれもせず「ノバラの実を取ってるんですぅ～」と返事をする。「あの。一応、庭なんです。散らかっていますけど、私有地ですから」と言うと、慌てて「あ！スミマセンデシタ。ゴメンなさい。ほんと申し訳ありませんでした！」というと、すっとんで庭から出ていった。夏の終わりに、バラなどをちょっと剪定したとき、ノバラとハマナスはローズヒップが綺麗で、切らずに残しておいた。冬がきても、赤い実はきっとささやかな色味で味気なさを救ってくれるだろうと思ったのだ。葉が落ちて、まさに思った通りとなった。きっと歩道から見ても、心惹かれるものであったのだ。折しもいつもならジープが止めてあってちょうど目隠しになっているところが、車検のため夫が乗って出ていて、丸見えなのだ。一言声を掛けてくれれば、少々のものなら「どうぞどうぞ」と惜しげなく差し上げるのだが。植物好き同士、咲き誇る花ならともかく、実や葉っぱなどを喜んでもらっていただけるのなら、こちらも嬉しいものである。でも、こうして無断で入り込まれると、「何かご用？」とぶっきらぼうに言うしかないではないか。「もっと、いかにも庭ですっていうように、綺麗に片付けていないから、空き地だと思われちゃう。勝手に入り込まれるんだよ」と子どもにも言われてしまった。あい、そのとおり～～。(;^^)　気の毒をしてしまったかも…。でもジープはなくてもワゴン車は止めてあるし、どうみても私有地である。やっぱりあちらが不作法よね…。

  2006.12.08

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• 木登り。がんばりました。

  朝、心に描いていたのとは、なんだか全然違う一日になった…。(;^^)午前中、何かわからない力に動かされて、庭の柿の木によじ登って、枝下ろしをした。もーまったく、そんな気なかったのに。もとはといえば夫に、「人に頼んでばっかりいないで、自分で切ってみたらどう」とけしかけられたのがはじまり。「自分でできないから、こうしてお願いしてるんです」と言ってはみたものの、「だって俺は、台所仕事だって洗濯だってするぞ。君に木がきれないはずはない」なんて言うんだもの。悔しいじゃないさ。木に登るのは、全然怖くない。むしろ楽しくさえある。でも、問題は鋸。非力な私であるからして、枝１本着るのにも、ひじょーーーーに時間がかかるのだ。ノコギリの使いようが下手くそなせいもあるけど…。でも今朝は、なんだか無性に「登るぞー。切るぞー」というモードになってしまって、脚立に乗って、背よりも高い幹の分かれ目に、まずは足をかけた。柿の木は堅くていきなりぽっきり折れやすいから登るなとはよく言われるが、これほど太い枝ならまず大丈夫だろう。結局、切ったのは、直径７～８センチくらいと15センチくらいの枝。足場も悪く、落ちたりしたら、かなりやばいわ…、なんだかメディちゃまあたりに見られたら「lemidoriちゃ～～ん、危ないわ、もうやめたら？」なんて声が聞こえてきそうな。無理な姿勢で切っているので、腕はすぐ痛くなった。２本切ったら限界。小一時間は掛かったかも。夫には「やるだけのことはやりました。でもやっぱり無理。今度からはお願い」と言わなきゃ。うー。明日、筋肉痛になるかしら。困る。干し柿にできるよう、ヘタをＴの字形に切りそろえておく。ふぅ～。あっという間にもうお昼過ぎ。さて、昼食を食べて、いつもなら夕方からの生徒のレッスンまでピアノを練習したりするところだが、今日はもひとつ思い立った。ずーっと懸案だった「換気扇掃除」(;^^)やらなきゃーやらなきゃー。と、このところ思っていたのだが、ついに「ソノキ」が出てきた。これを逃したら、年末押し迫った頃になってしまう～。今よ、今！というわけで、今度は、室内で一仕事。ふぅー。右手も左手も、ほーんとにうんざりするほど疲れた。日曜日に例のモーツァルト第二回目の録音伴奏弾かなきゃなんだけど、大丈夫かしら？(;^^)でも、よく働いた充実感はいっぱい。(^_^)これからお風呂に入ってよくほぐして、上がったら湿布を貼って寝よう…。たくさんある柿は、お隣に住む生徒のＮちゃんに少し上げた。近所の子どもたちと「あの柿、おいしそう～」ってウワサしてたんだって(;^^)

  2006.11.16

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• お役目ご苦労…キウィ剪定

  居間で勉強していた二女が「寒い…」と言い出した。風邪を引いたのか？それもあるかも…、でも…、この家日当たり悪すぎ！って。「学校では腕まくりするのに、この家だと薄ら寒いね」「でしょー。お母さんが冬場寒がりなのが理解できるでしょ。日に当たらないから体にも蓄熱できない」「わかるわかる」午前中日陰なのは、隣の14階建てマンションのせいである。これが建って以来、わが家は庭も含めてまったくの日陰になってしまった(T_T)　でも、考えてみたら、午後になったら射すはずの陽がさっぱり射さないのは、窓の外にみっしり茂った「キウィ」のせいであった！家作りの条件は「日当たり！」というくらいお日様大好きなわたしだった。だから、南面には大きな窓。庭では、バラも草花も楽しみだったが、実のなる木もいろいろ植えた。アンズ、ブドウ、そして窓辺にはキウィ。たくさんなりはじめたのは植えて５年目くらいだったか。あふれるように咲いたクリームホワイトの雌花に、夫が分けてもらってきた雄花の花粉で受粉させ、多い年は300個以上もの実を収穫したこともある。…ああ、それなのに。(T_T)樹勢が強く、葉っぱだけはよく茂る。おかげで、夏は、よい日よけ＆目隠しになってくれる。…午後からしか射さない「日差し」だけど、葉っぱの目隠しは、ちょっと有難い。（実は切り倒すには忍びないという、わたしの未練心）だけど、このところさすがに秋も深まってきた。自然落葉を待たずとも、切り落としたっていいではないか…？そろそろ窓も閉め切る時期だし。そこで、午後から二女と二人、剪定鋏と高枝切りとでばっちんばっちんやりはじめた。をを。陽の光がのぞく！！目が潰れそうにまぶしい～～＼(^o^)／面白くなってさんざん切って、さて、後片づけ…(;^^)　切りそろえて縛るったって、キウィって蔓植物だから、枝もまっすぐじゃないのだ。ＳやＵ、はたまたＱやＧの形に曲がってる枝を、なんとか集めて紐で縛ってまとめる。幸いこの時期は水が抜けて枝も軽くなってきているけれど。 ひえー、これがまた一仕事。小ちゃな実が２つだけぶらさがっていた。まあ、なんともいじらしい。これは残しておいてやりましょうかね…。結局ブドウも今年は収穫ゼロ！どちらもせっかく夫が、立派な棚を作ったものだったが…。(T_T)外で作業しているときは、汗ばむほどのいい天気。 この日差しの恩恵に、これから多少はあずかれるかしら。明日は、鋏を握った右手が筋肉痛だわ(;^^)

  2006.10.22

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  夏の名残の花の鉢

  少し秋めいた風が吹いてきて、植物たちも夏の疲れから、少し元気を取り戻しつつある今日この頃。 玄関横の寄せ植えは、午後半日、厳しい西日しか当たらないにもかかわらず、夏中ずっと咲いていてくれた。あまり大きくなりすぎると夫も嫌うしドアも開かなくなる。何しろ、アプローチも無く、すぐ通りというわが家の玄関脇の小さなステップに、なんとかスペースを確保して置いてある３つの大鉢。合わせて何種類の植物が植わっているやら。彩りも豊かに、目を楽しませてくれている。ところで、室内にも観葉植物の鉢が２つ。本当は夫が室内に土のものを置くのを嫌うのだが、なんとかこれは命ながらえている(;^^)。実家では、植物好きだった母がいろいろ観葉植物を育てていた。ゴムの木は天井まで届き、ポトスはピアノの周りを壁に沿わせてとめてあった。「カトレアだよ」と騙されて売りつけられた、なりばかり大きい葉っぱの名前知れない鉢もあった。サンセベリアに観音竹、クンシランにオリヅルランにサクララン。わたしはいつも植え替えを手伝い、水やりを手伝い。お陰で植物についてのいろんなことを、手が覚えた気がする。お陰で、結婚してからもわたしは何かと植物が身の回りにないと落ち着かない。長野で、しかも旅行好きで留守がちだったこの家の冬の正月の寒さを、平気でこせる観葉植物は限られていたけれど、まあなんとか丈夫な子たちが15年以上生き長らえている。外の鉢の寄せ植えの植物たちは大概冬になれば枯れてしまう。夏の彩りの花々たち。手入れもよくないけれど、冬のくるまであと２ヶ月弱…ああ、そんなに持たないかなあ…。夏大好きな花だものなあ。ここ数日は暑さがぶり返しているものの、それでなくても長野の秋はあっと言う間に通り過ぎていく…。ああ、淋しいなあ～～！

  2006.09.09

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  日陰のリコリス

  リハビリの義母を迎えたとき、昨日夕方採った今年初めてのミョウガの子と、わさわさ生えている青ジソの葉をお裾分け。雑草埋め尽くされているように見える庭…そして実際雑草だらけなのだが…でも、収穫の楽しみもあれば花の喜びもある。昨日は、一雨来そうな中、思い切って長袖長靴蚊取り線香の装備で草取りに出た。ずっと晴天続きで土はからから。雑草って、土が乾いている時のほうがよく取れるものと、そうでないものとあると思う。降り注いでくる蝉時雨の下、おもしろいように取れる雑草を積み重ね…というか、それだけ雑草が伸びているということなのだが(;^^)…、大きく成長したカマキリに挨拶したり、枯れ込んだバラの枝を切ったり。夏真っ盛りから秋まで長く咲いてくれるリコリス。ヒガンバナの仲間でたくさんの種類がある。手間いらずでよく花を付けて、日陰の庭を明るくしてくれる。花の奧にミョウガ林。いつもなら蚊取り線香の煙に負けず、Ｇパンの上にさえも群れる蚊の大群だが、これだけ乾ききった天気が続くと、ボウフラも育たないのかあまり姿を見せない。しかし、１時間ほどしてついに雨が落ちてきた。最後に ミョウガ林をかき分けて子を採り、青ジソを摘んだ。さて、金曜日も午前中は義母のリハビリ付き添いと、午後は人数は少ないが1:30～断続的に7:00までレッスン。ピアノ室にはエアコンを入れるが、ずーっと座ってだけいると足が重くなってくるので、時々立ったり座ったり。生徒の合間には自分でもピアノを弾いたり。10分15分という短い時間でも集中した時間が積み重なれば力になるなあと実感。（子どもへの訓話みたいだ(;^^)）遅い夕食を始めようとしていたら来客。古い付き合いの友達（というか夫の子分というか…）だが、彼もまあ次から次へと問題を抱えて、半ば呆れる。いいヤツなんだけど、なんでかなーと思う。彼はよくしゃべる。この手のおしゃべりは、自分をよく見てもらいたいという、自意識過剰と自己弁護の心の表れだろう。心の弱さの裏返し。内容的には今彼が抱えている問題についてだけではなく、時事問題やら四方山話やら、いろいろなのだが、この喋りすぎがよくないよ、と思う。「逃げ」に繋がるんだよ。彼のこれまでの人生、不運も多かったし、決して悪い人間じゃない。彼が中学生のときから知っているわたしは可哀相に思う面も多い。だが、結局もろもろの問題は、彼自身の身の処し方から、めぐり巡って招かれた事態なのだ。彼自身が強くなって乗り越えるしかないよなあ…と思いながら話を聞いていた。夫は彼のために、最近お気に入りのタコスを焼いて勧めながら、おもむろに、大きな大きな助け船を出そうとした。ああ、さすが夫だなあ、この人はぎりぎりのところにくると優しい、さすがだなあと思った。でも、本人は「もう少し……がんばります」と、あまり力強いとは言えない口調だったが、そう言ったのだ。それを聞いて、わたしもちょっと厳しいかと思ったけど「そう。まだもう少し懲りなきゃ。もうひとがんばり、ぎりぎりまでやってみなさいね」と言ってしまった…。潰れずにがんばれるかな。がんばるんだよ。いざとなったら、うちのダンナが助けるから。これはもう、「親分」なだけじゃなく、名実ともに「親」だね…。（36歳の息子かぁ…！(;^^)）ほとんど陽の射さない庭でいきなり花をさかせるリコリスみたいに、いつの間にかふと花開いているような、そんな人になってくれぃ！

  2006.08.18

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• オオキンケイギク（大金鶏菊）

  新聞で、オオキンケイギクが外来生物法で特定外来生物の指定を受けたことを知った。高速道路の側面や造成地の土留めなどに便利に使われてきたこの花。今度は見付けたら「抜き取れ」というお達しである。特定外来生物に指定されると、栽培・補完・運搬・輸入・植栽が原則的に禁止される。魚だとブラックバスなどが有名か。オオキンケイギクは荒地に強く、便利につかわれたわけである。が、根が張るので、在来の植物が育たなくなってしまう。カワラナデシコなどの生育する河原にオオキンケイギクが侵入すると、カワラナデシコは負けてしまうのである。で、もしかするとうちの庭にもあるんだなー。一月ほど前からきれにさいてくれている黄色い花…。植物好きの三重の友人（タラノメオフを開催してくれた人）に、もう10年くらいまえにもらったもので、一株から全然増えない。多分、オオキンケイギクだったような…。抜くべきか。うーむ。ちょっと悩む今日この頃…。植物に罪はないんだけど。

  2006.07.05

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• 金鳥小説と金鳥ラジオドラマ

  短い日記を書こうと思うけれど、覚え書きもかねているのでついつい長くなる。いやはや。読んでくださる方々、ごめんなさい。さて。今日はコーラスの通信を書き、例の「香り」の原稿を読み（これがすぐ眠くなる。どうしたもんだか…　ｰ_ｰ;)、そして庭仕事。まず、雨が降るまえに…とラズベリーを収穫。ちょうどそのとき、コーラスの通信の印刷を頼んだ役員さんが原稿を取りに来た。「そちらは畑なんですか？」「え？いや、あの…あそこはビオトープ(;^^)」「へ～ぇ。ビオトープですかぁ！」「そうなの。なんでもかんでも循環して自然に生えてるの…」く、くるしまぎれだ…。でも、庭というよりは、やはりどう見ても…(ｰ_ｰ;)　さて、動いていればまだいいのだが、ちょっと座り込んで植え替えや草取りなどしていると、お約束のように蚊が寄ってくる。長袖長ズボンに長靴、日よけの帽子と革手袋スタイルは定番だが、顔は無防備。以前の常連さんだった猫通りさんが、たまりかねて顔に被る防虫ネットを買ったのは昨夏だったろうか。さすがにわたしはこの街中であれを被る勇気はまだ無い…。愛用するのは蚊取り線香。夫が一時期蚊取り線香マニアだったことがあって、全国各地で集めたマイナー銘柄もいろいろ使ってみたりしたのだが、どこでも簡単に手に入って香りが好きなのは、やはり金鳥の昔ながらの蚊取り線香である。ネット付きの蚊取り線香皿に入れて、作業する傍に置いておく。いつの間にか自分も燻されて、蚊どころかムシ一匹つかないぞっっという体に進化しないかと密かに狙っている。(^_^)蚊取り線香といえば、先週から毎朝の新聞が楽しみなのである。金鳥の連続小説「ふらふら」の全10回の連載。大滝秀治と岸部一徳の主演で、「蚊に効くカトリス」が必ず文中に登場する。哀愁を帯びたサラリーマン主人公の、波乱に満ちた一夏の物語である。見逃した方はネットで読めるのでどうぞ。金鳥小説「ふらふら」ラジオドラマヴァージョンもある。６月19日からラジオで毎日放送されているらしいが、こちらもネットで聞くことができる。連続ラジオドラマ「ふらふら」。小説とは中身が違って、また違ったドキドキのが。子ども達と「面白いよね～」と話していたら、「俺、小説は読んでないけど、おでかけカトリスは、毎年新製品が出るたびについ買ってしまう…」と夫。もちろん今年出た新カトリスも「当然持ってる」というからちょっと驚いた。わたしも買ってみようかな。腕にもはめられるなんて、かなり便利か…。あ～、ＣＭにつられたかも～(;^^)今日は庭で、元気にはねるアマガエルと２センチくらいに成長したカマキリの子どもと、背中の模様が少しはっきりしてきた女郎蜘蛛のアネゴ(?)に遭遇。みんなも頑張って蚊を採っておくれ～！

  2006.06.26

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• この夏のテーマカラーは「白＋はっきりピンク」

  朝コメントにも書いたように、今日は大雨にならない限り、表のバラの枝切りその他庭仕事の続きをしようと考えていた。玄関に並べた鉢のパンジーもいい加減くたびれて、見るも哀れ…(T_T)　さすがに限界である。先週一番近くの園芸店を覗いてみたが、さすがに時期はずれで、ろくな苗がなかった(T_T)。それでもいくつかは買って、頂芽をカットし、挿し芽しておいた。今日は少し距離があるが、別の園芸店へ行ってみる。こちらの店は苗の手入れがいい。根詰まりもしておらず、状態のいい苗が～～。 目移りする～。以前、園芸に熱中していた頃は、月々園芸に掛かる費用もばかにならなかった。サカタと大和と国華園の会費、英国王立園芸協会の会費、土、苗、球根、種、資材、肥料…。園芸仲間の間では、それらが家計に占める割合を「エンゲイ係数」と呼んだものである(;^^)。（ちなみに、子どもに掛かる費用をエンジェル係数というのも有名）たくさん欲しい草花の苗は、もちろん種まきして大量に作った。花壇にも寄せ植えにもハンギングバスケット作りにも、大量に苗が必要なのだ。種は主に園芸の本場イギリスから取り寄せた。写真の綺麗な、しかし英語表記のカタログを眺め、「発芽難しい」なんて注釈があると涙で諦め、送料計算をしながら、あれもこれも…と選ぶ楽しさ！待てど暮らせど芽をださない気むずかし屋の種が、冬を越した春のある日に、ふと双葉を出しているのを見付けたときの喜びといったら！でも夏の苗は大概発芽は楽である。桜の咲く頃～散る頃蒔いた種をこの季節に植え替える。 ジフィー（種まき用ピート板）で育てた幼苗を、ずらーっと並べた何十ものビニールポットに一つずつ割り箸でつまんで植えていく。そんな気の遠くなるような手間も嬉しかった。しかし今は。苗は買う。種を蒔いても、日照が確保できる置き場所がない。大量にできた苗を植える場所もない。多少費用はかかっても、必要数だけの苗を買い、ぱぱぱっと植え込む。シーズンが変われば植え替え、外で冬越しできないものは、その時点で諦める。そう割り切ることにした。楽しくはないが、仕方ない。さて、大事なことは「カラースキーム」。なんでもかんでも気になる子を片っ端から植えていたら、おもちゃ箱をひっくりかえしたようになってしまう（よく見る風景よね～）。宿根草の庭なら、長期計画が必要だが、一年草だけなら「今シーズンのテーマカラー」を決めれば済む。園芸店にずらーっっとならぶ色とりどりの花達の前をいったり来たりしながら、うーむうーむと悩んで、この夏の色は基本的に「白＋はっきりピンク」。差し色は「ブルーと黄色」にした。庭はすでに、ニコチアナの白とピンクが立派に咲いている。ジギダリスの白もかなり長く咲き上がっている。そんなイメージで、玄関脇の花壇と大鉢を揃えることにする。夏の旅行にもでられそうになく、水やりの心配もないから、数年ぶりにハンギングバスケットも作ろうかなーと思う。こちらを「白ブルー黄色」で。頭の中で色塗りしながら、苗を選んでいく。ほんとは、この作業は５月連休の頃するべきだったのだが！梅雨最中ならまだ間にあう。急げ～～。白い花ばかりを集めた、英国シシング・ハースト・ガーデンの「ホワイトガーデン」にも憧れたことがあったけれど、やっぱりこの狭い庭では、色がないと淋しいもんなー。昼食もそこそこにもう少しもう少し…と時間を忘れて、あっちへうろうろ、こっちへよいしょ…と作業していたら、後ろから「先生…」と少年の声。きゃー。もうレッスンの時間!?　夕方4:30だった！折しも雨が降り出す。すごーくラッキー！植えたばかりの苗には嬉しい雨である。ハンギングバスケット作りは明日の作業となった。全部違う８種類の苗、どう組み合わせようか～。楽しみだ～！

  2006.06.22

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• 雑草という名の草たち

  連日出かけることが続いていた。長野では梅雨に入っても雨が少ないかったけれど、先週末にはまとまって降った。そしたら、庭はもう雑草の海！今週も連日予定で埋まっているけれど、今日だけは何もなーい。よし、庭だ。昭和の時代のやんごとなき方が、「雑草という名の草はない」とおっしゃったという話は有名だが、いやはや、その方はご自身で雑草取りはなさらなかったに違いないと思う。そんな話を長女にしたら、「では雑草の定義は何？」と来た。それは圧倒的な繁殖力。一度にどっと生えて、取っても取っても予備軍が控えていて、ほかに生えてる植物があっても押しのけんばかりの勢いで。種もいっぱい付けて、芽を出すチャンスがなければ何年でも待つしぶとさもある。庭を埋め尽くさんばかりの勢いでのぞまぬ草ばかりが茂る様子は、やはりこれはもうだれが何と言おうとも「雑草」という名で呼びたくもなるというもの。(T_T)「ふーん。人間も同じだなあ」と長女。「その他大勢は、しぶといんだよね」あはは。しぶとくしたたかに、雑草のごとくキミも生きたまえ。ただ、一年を通して見ていると、うわーっと茂る草は、時期毎にその種類が入れ替わっている。春のヒメオドリコソウやオオイヌノフグリ、セイヨウタンポポに始まって、ヒメジョオンやハルジオン、ナズナにハコベ。ヨモギやギシギシ、ツユクサ。そして、あのドクダミ。時期を選んで生えて枯れ、そして、また翌年同じ頃、ちゃんと生えてくる。それぞれに、時期があり場所があり、個性があるのだ。困りものはカラスノエンドウやヘクソカズラの蔓もの。気が付くとあっちにこっちに巻き付いて、抜くにも文字通り一筋縄ではいかない。ハーブのレモンバームも気を許していると、あっと言う間にハーブティー500人分など軽く取れそうな勢いで茂っていて、雑草扱い。そしてこれからの時期は、ミョウガも地下茎で増えて場所を選ばずにょきにょき顔を出す。ゼニアオイの花は派手でキレイだから、少しくらいは多目にみてあげよう…。今日は、もうラズベリーが赤くなり始めていた。ジャムにするには量がまだまだ足りないので、冷凍しておく。これも、最初の１株から思うと、何十本にも増えていて、ブラックベリーとともに半ば雑草化しているけれど、おいしい実を付けるから許してやろう。あのドクダミも真っ白で可憐な花をつけ、日陰を明るくしている…。（でもドクダミは抜きます～！）雑草も双葉のときはどれがどれやら…。「あなた誰？」状態である。でも毎年顔をあわせているうちに、「ああ、あんたが成長するとアイツになるのねー」と分かってくる。顔色(?)を見ながら「この子はうちの子。この子はよその子」と残したり抜いたり、気は抜かずに。ところで今日の作業中、午前中はずーっと頭の中で「As time goes by（時の過ぎゆくままに）」が流れていた。そして午後は「Joyful Joyful」のピアノ伴奏。これは娘の所為だな…。

  2006.06.19

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  ハニーサックルの甘い香り

  庭のハニーサックルが咲いた。写真を撮ってみたが、どうも間延びしてうまく撮れないので、楽天市場にあった画像を貼り付ける。ロニセラ大苗（ハニーサックル）Lonicera spp.商品自体は売り切れだけど、このページをクリックするといろんな種類のハニーサックル（ロニセラ）が図鑑のように載っていて、一見の価値有り。売り切れじゃなかったらいろんな色のものを集めたくなってしまいそうだったな～。コレクション癖がムクムク…。いけないいけない。(;^^)わが家のものは、つぼみは淡いピンク～白。咲き始め真っ白な花が、だんだん黄色くなる。だから別名「金銀花」。クリックページの一番下の右側のものとそっくりである。一つ一つは小さな花だが、これが、すごーく良い香り！この香りが魅力で数年前に手に入れた。数枝切って花瓶に挿す。トイレに置いたら、そんじょそこらの芳香剤などより効くこと効くこと。（花瓶に挿したハニーサックル。玄関先にて）和名は「スイカズラ」。ツル植物なので、バラやクレマチスと絡ませてもよさそうだ。今までのところは、平たい大鉢に植えて、伸ばしっぱなしになっている。花が終わったら、考えよう～。開花時期が同じで、香りのあまりないモーツアルトと並んで植えようかな！

  2006.06.11

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  気持ちを受けとめる

  （これは月曜日の日記です）庭のハマナス。いくつも咲いては散って、これはいくつめかの花。あたりにいい香りを振りまいている。朝一番で義母を歯医者に送迎。昨日の午後から体調がすぐれず、心臓の主治医を受診するか、それとも予約通り歯科の検診に行こうか、義母は随分迷っていた。夫にも前の夜、様子を見に行ってもらったりもしたが、この日朝一番の母自身の判断次第で、どちらにでもお送りしますよ、と伝えてあった。同居でないので、細かい体調が把握できず、言われた事、頼まれたことしか対応できないのが申し訳ない。その辺は、義母自身がしっかり意思を伝えてくれるので、まだまだ大丈夫そうだが。結局歯科を受診した。歯科でも、この先、来院できなくなったときのための手だてを自分で聞いてきた。幸い、医院の裏手が有料駐車場で、目と鼻の先に車を置くことができる。建物も奧の出入り口から車いすでも入れるように数年前改装済みだし、いよいよ来られないときには往診も対応してくださるとのこと。安心である。「こうして少しずつ弱っていくんだねえ」と義母はいう。でもそういう話は、義兄は好まない。「母さん。なってもいないことを心配しないで、明るく生きようよ。90まで生きるかもしれないのに、と言われたわ。そうね。100まで生きるかもしれないし！」と義母は笑っていた。でも、やっぱり不安な気持をそのまま受けとめてくれる相手も必要で、わたし自身がその役目だと自任している。「健康で忙しい人の貴重な時間を、年寄りのために使わせてごめんなさいね」と必ず謝りながら、「でも、病院のことはあなたに任せたいのよ」と全面的に頼ってくれることが有難い。わたしも「こういう性格ですから、先回りしてお節介は焼けないんです。だから必要なことを遠慮無く言って下さいね。予定は変えられますから」とはっきり伝えてある。だから、お互い気が楽なのである。忙しくはあるが、送迎だけで帰るのは義母にも気の毒で「じゃあ、お茶だけ…」と立ち寄ると、やはり１時間や２時間は瞬く間に過ぎてしまう。まあ、よいか…。義母は、普段聞き役が多い人なのに、私の前だと不思議とよく喋る！（本人も不思議がるくらい。夫曰く「心開いてるんだなー、きっと」って。嬉しいわ(^_^)）義母は、長男（わたしから言えば義兄）夫婦が月の中旬から下旬にかけて、半月ほどヨーロッパ旅行に出るのもちょっと不安なようだ。「ショートステイを体験してみようとおもうんだけど、どうだろう…」という。どうだろう？なんでも積極的に経験してみたい義母だから、「体験してみる」のはいいけれど、施設もピンからキリまであるようだから、はたして希望通りのところが見つかるかどうか。ケアマネージャーにまず相談するのが早道かしら。家に戻って少しピアノを弾いてから、昼食。「スタジオパークからこんにちわ」が始まったところ。月曜のゲストは、「純情きらり」での姉役寺島しのぶさんだった。厳しい中に妹への愛情がにじみ出るほんとうにすばらしい演技力に、毎回感心している。この先、杉冬吾と結婚して、表情もやわらかになっていくのだろうなぁ。（原作の作家・津島佑子さんは、太宰治の二女。つまり、冬吾は太宰がモデルらしい～）さて、預かっている原稿を持って出版社のオフィスエムへ。あれこれ憂うべき世の中のもろもろについて四方山話をしているうちに、あっというまに時間はすぎる。京都フォーラムの例の「香り」の原稿は、相当な難物だった！わたしも四苦八苦したが、この先まとめる編集長も頭を抱えている(-_-;)。でも、それをなんとかしちゃうのがリテラシーの魔術、醍醐味よね～。(^_^)～。この日、以前ボランティアで手伝った「虐待」の小冊子が出来上がっていた。小さな冊子だけど、幼いいのちを守り、悩める母の一助になればと思う。まずは相談することが、第一歩。（オフィスエムには、トップページ「よく行くサイト」からリンクあり）さて例の公園の女性。朝6:45ゴミ出しのとき、北方向からきて、公園脇で信号待ちをしていた。ゴミを出してきたら、ベンチに今まさにすわろうとするところ。でも声をかけようにも、目線は下向き30度。とてもだめ～。義母の家から戻る時には居なかった。夫がたまたま10時ころ、東方面へ歩いていくのを見かけたという。夕方、エムから戻った4:30頃には、また座っていた！向こうを向いて。横にはきちんとダウンベストが畳んであった。でも服装はいつもと同じ。うーむ。話しかけられない！小さなノイバラの花。木自体は伸び放題で、わたしの背よりはるかに高くなっている…(-_-;)　昨秋ついた赤い実がまだ残っていて、これも愛らしい。

  2006.06.05

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  カマキリ誕生◇自己紹介バトン

  玄関脇のバラ、カクテルが咲き出した。 今年は、手入れ不足のためか、いや、剪定時期が遅かったせいか、花数が少ない。色も少々淡い。関東地方では日照不足で、どこも色がでにくかったと聞いている。長野でも低温の影響があったかもしれない。ほのかな香りに、幸せな気持になる。本を配達にきてくれたＫ書店の奥さんも「いい香りだね～」と褒めてくださった。この方は、うちの黄モッコウバラの３年目くらいの姿を見て「うちにも！」とすぐに植えられた。昨年は自作のアーチを見事に覆ったらしいが、この冬の大雪で、横の物置からの氷の塊がそのアーチを直撃。バラを這わせる場所が無くなってしまった…と嘆いておられた。その黄モッコウバラはもうほとんどお終い。 庭では、ツバキの陰でシャクヤクが花開いた。何年も植え替えもしていないので、ここ数年株が痩せて、花も小さくなってきている。それでもこうして毎年咲いてくれる。嬉しい開花である。 これが巨大ネギボウズの「アリウム・ギガンチウム」。なんだか極小宇宙の煌めきを見ているみたい。小さな花が一つ一つ弾けて、揺れている。（直径は約10センチ）今日、外出から帰ってふと見たら、ずっと気になっていた「カマキリ」の卵塊から、今まさに赤ちゃんたちが孵っているところだった！わあ。たまに庭に出たこの時に合わせて孵化してくれたとは、感激！冬になる前、ブラックベリーの枝についた小さな卵塊を見付けて、うっかり刈り取らないように気を付けていたのだ。ぞろぞろ湧くように生まれ出た赤ちゃんたちは、風が吹くたびに、ふわり～ふわり～と枝からこぼれおちる。体長２～３mmほどしかないのにきちんとカマもある。色は卵塊と同じ薄茶色。よろよろしながらわらわらと散っていく。あっ！すぐ脇のレモンバームの葉っぱの上にクモが待っていて、さっそく一匹の赤ちゃんを捕まえて抱え込んでいる！ああ。たった今生まれてきたばかりなのに、もうその命は終わってしまった。生きるって、なんて厳しい…。でも、夏の盛りには、いくつかの成長したカマキリが、このクモの命を狙うのかもしれない。前回書いた園芸日記から、花開いた植物はかなり入れ替わった。そろそろ初夏の花にバトンタッチかな。ということで、みいさんからのバトンを…。「自己紹介バトン」１、回す人を最初に書いておく　yumiさんにお願いしてもいいかしら？２、お名前は？　れみどり　または　lemidori（「れみ」は30年近く、「れみどり」は15年ほど使っている）３、お幾つですか？　適齢期に結婚し、生まれた子が、今高校３年生と中学３年生。…ってことは？ご想像次第。４、ご職業は？　ピアノ講師＆ピアニスト。その他アルバイト的には、編集と校正（７～８年）、会社経理（約15年）５、ご趣味は？　読書、園芸、手芸など。時に、人生そのものが趣味と言えるかもしれない。６、好きな異性のタイプは？　前向きに生きてる人。見た目は、美しいなら、より嬉しい。７、特技は？　どこでも寝られること。過ぎたことを忘れること。８、資格は何かもってますか？　普通自動車運転免許、自動二輪運転免許（取得以後一度も乗ったことがない）、アマチュア無線９、悩みが何かありますか？　まあ人並み程度には。それを忘れるのも特技の一つ。10、お好きな食べ物　お嫌いな食べ物は？　好き・・おいしいものなら何でも（らっきょう以外）好き嫌いが殆ど無いのも特技の一つ(^_^)　嫌い・・らっきょう11、貴方が愛する人へ一言　愛してるわ。12、回す人の紹介を簡単に　仙台在住。大人になってからヴァイオリンを習っていらっしゃいます。　いつも前向きで熱心で。頭が下がります。　息子さん２人の年代がちょっとうちと近く、親近感を抱いているの～。

  2006.06.02

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• 午後の庭でうろうろ

  「香り」関連本の校正＆編集仕事で疲れて、午後のひととき、庭に出た。小雀たちがあんずの木でにぎやかにおやつの時間。そろそろ出始めたアブラムシでも食べてくれているのだろうか。３羽の若い雛たちが、ひっきりなしに鳴き交わしながら枝を危なっかしそうに行ったりきたり。わたしが近づいても、逃げようとはしない。(^_^)さすがにロンドンのスズメのように寄ってきたりはしないけれど、姿はよく見えた。ホヨホヨの羽をブルブルっとふくらませて、エイヤっと飛ぶ。かわいい！今年も、まだ一切の殺虫＆殺菌剤を使っていないので、虫がいっぱい。それを目当ての鳥も次々やってくる。虫ｗ食べる鳥を見ていても安心していられる。どんどん食べておくれ～～！ムクドリも数羽やってきて、地上と木の上を「キュロロン」と鳴いては行き来している。こちらは小雀たちより警戒心が強い。集団だともうすこし図々しくなるけれど。週末の雨の後、ヒュルヒュルと音が聞こえそうな勢いで芽を伸ばしたのは、ツユクサ。これは抵抗もなくスルスル抜ける。数でりゃ育つ…ってとこか。追いかけて、アオジソも地面を覆わんばかりに出てきた。間引く？放っておく？夏の食卓には欠かせない和製ハーブだけど、こんなに何千本もはいらないわ…さすがに(;^^)茗荷の芽もあらぬところから顔をだそうと、あたりを伺っている…。ま、とりあえず出てきなさいな。邪魔なところに出たら、多分即さようなら～よ！とちょっと残酷に声を掛ける。おかまい無しだろうね…彼らもドクダミと同じ、地下茎で無限に増えるのだ…。でも、真夏には、わたしが許した庭の一画は「茗荷林」になる。これも食卓には欠かせない。あっちをうろうろ、こっちをうろうろ。咲いた花を眺め、あまりの緑の勢いにため息をつき、ちょっと雑草も抜いてみて、おもい出してバジルの種も慌てて蒔き…。おもいつくままにまさに脈絡無く動き回ったら、すーっとした。隣のマンションのどの部屋からか、間の抜けたトランペットの音が聞こえてくる…。部活に入ったばかりの中学生？がんばれ～＾＾さて。と、また仕事に戻ることにした。あたりに茂ったワイルドストロベリーとレモンバーム、そしてミントの葉っぱの先を摘んで、フレッシュハーブティーを入れたら、気分しゃっきり、仕事もはかどるかしら～～。うーん、いい香り!!（うっとりしすぎて、眠くなったぞよ…(-_-;)）今日咲いていた花・アリウム・ギガンチウム（ネギ坊主のおばけみたいな花）・シラー・カンパニュラータ（栄養不足で年々小さく…(T_T)）・西洋オダマキ（チョコレート色の八重咲き。ちょっと珍しい）・アレナリア・モンタナ・キンバイソウ（だと思う…）・スズラン（すばらしい香り！）・ジャーマンアイリス（白・青）・ワイルドストロベリー（そろそろ実も見られて…）・ラズベリー（まっさかり）・イフェイオン・ウィズリーブルー（いわゆるハナニラ）・クリスマスローズ（すでに種と萼のみか？）・ケマンソウ（タイツリソウ）（ほとんど終わり）・プリムラ・ジュリアン（けなげにいつまでも咲いている）・ウズラ葉タンポポ（花だけみれば、普通。葉っぱに価値あり）・クレマチス・モンタナ・ルーベンス（満開！）・黄モッコウバラ（満開!!）・パンジー（徒長ぎみ）・ビオラ（かなり大株に）このくらいかな？書くたびに、新しく開いた花があるもんですね…。ちなみにハマナスが今つぼみ。２～３日で開きそう～。大好きな香なので楽しみ！

  2006.05.22

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  どちらさま…？

  黄モッコウバラもほぼ満開。淡いピンクのクレマチス・モンタナルーベンスとの取り合わせは、自分でいうのも何だが「絶妙」(^_^)虫さんの点検をしていたら、通りがかりの自転車のおじさまが「いい色ですね！」と声を掛けてくださった。「ありがとうございます～！」褒められるって嬉しいわん！庭の草取り。小さな双葉が無数～～～～～に出ている。(-_-;)これから一雨毎に、恐ろしい数の雑草が芽を出すのだろう(T_T)一年放っておくと、翌年猛省。そして、また翌年はメンドウに…。(;^^)今年は、ちょっと頑張って草取りしてみましょうかね…。写真がちっとも上手に撮れないけれど、そのうちまた咲いた花でもアップしよう…。　とりあえず、開いたばかりのスズラン。いい香り～。今咲いている花、そのほか…。プリムラ・ジュリアン、ワイルド・ストロベリー（半ば雑草化）、イフェイオン・ウイスリーブルー（ハナニラね…）、ラズベリー（咲き始め！）、ウズラ葉タンポポ（三重より）、ニコチアナ（母の日プレゼント）、ケマンソウ（先日アップ）、パンジー、ビオラなどなど。草取りしていると、雑草の陰に見かけぬ葉っぱが…。「あのぉ…、見かけぬ方ですが、どちら様でしたっけ？」思わず話しかけてみるが、答えはない(;^^)　当たり前か。　以前植えたまま、忘れていた球根類である。花が咲くまで、正体わかんないままかなー。行方不明の植物たちの、名残の名札もあちこちから出現・・・。どこかからまた顔を出すかも！とは思ってみるが、ちょっとむなしい…。あっというまに午前中が過ぎていった。午後は1:30から6:30まで断続的にレッスン。合間を見て自分の練習も。夕方から雨になった。なんか寒くてやだわー。歩いてくる生徒もかわいそう。でも咲いている花達は長持ちするかも。あー！今思いだした。ポット鉢から地植えにしたいくつかの植物たち、名札を付けるの忘れた～。「エイザンスミレ」と「シロバナギボウシ」ここに書いておいたから、大丈夫？(;^^)植物は名前を呼んでも、返事してくれないし～。

  2006.05.17

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  鳥の目・人の目

  やっと今日の日記を今日のうちに更新できる～。ふぅ～。（また明日以降はどうなるかわからないけど…）昨日、芽を出しかけたどんぐりを見て、幼稚園に勤める友人に「幼稚園で蒔く？」とメールをした。「頂戴。こっそり埋めるから」と返信。えー。こっそり、なの？いっぱいもっていってあげてもいいのかしら～(;^^)正確にはどんぐりはまず「芽」ではなくて、先に「根」を出す。今の時期、根が出ていないものは、殻のどこかにお約束のように小さな穴があいている。これは虫食い穴。だから蒔いても多分育たない。ちゃんと「根」の出たものだけを「いっぱい」ひろって、湿らせた土とともに袋に入れた。明日持っていこう～！わが家にある「どんぐりの木」はコナラ。家を建てたときから庭の隅にあって、そのときは家の２階の部屋から見下ろせるくらいの丈だった。「大きい木もいいよねー」と放任していたらズンズン伸びる伸びる、今や隣のマンションの４階にも届きそうな勢い(;^^)　きゃー。ときどき夫に剪定を頼むのだけど、もう危なくて上のほうは切りたくない…と言う。一体どうするのだ!?この木のお陰で、ただでさえ日陰の庭にますます日が射さない…(;^^)でも春夏秋冬、この木には鳥が羽を休めにやってくる。キリキリコロコロ…カワラヒワがまっ先に。芽吹きの頃からはシジュウカラの親子。スズメやヒヨドリ、ムクドリも来るし、冬にはカケスやジョウビタキの夫婦も木の下で虫を探している。（すごい町中なんですけどねー）枯れ葉になっても秋にはまだ葉を落とさない。冬の間すこしずつ、パラリコロリと大量の落ち葉とどんぐりを降らせるのだ…。リスでも飼ってたら、楽しかっただろうかぁ～(;^^)玄関脇のクレマチス・モンタナは、今朝、今年の一番花を開いた。お昼ごろには、ここまで開いた。まだちょっと自信なげな咲き方が、ういういしい(^_^)ここ数年まったく薬を撒いていない庭なので、虫もいろいろ出てきた！バラにはゾウムシをいくつも発見。足元のワイルドストロベリーにもたくさん付いていたのにはびっくり。同じバラ科だもんねー。玄関脇のバラ「カクテル」には、小さな小さなケムシ（体長2mmくらい）がそこここに発生(-_-;)　革手袋をはめた手で、ためらわずに潰す。虫退治には、この「テデトール」が一番確実で安全な方法。手間はかかるけどね。植木鉢の下の、ちょっと大きくなったヨトウムシなんかは「フンズケール」。チュウレンジハバチの成虫とアブラムシの本年第一号も発見。すぐさま「テデトール」「フンズケール」発動。ムシを探すときには「鳥の目、鳥の目…」と唱える。すると、焦点の合わせ方がミクロになってよく見つかるの…。え？だれ？　「キャー。ムシはダメ～」なんて言ってる人は？そんな事を言っていては、無農薬の庭では、生きていけないのだ～～っ！午後は、ピアノ室にこもって、wim機のフィナーレで楽譜作り。例の手書きの読みにくい伴奏譜を、やっとこさ入力した。一生懸命練習してもつっかえてたところが、これまでとは段違いの弾き易さ！ヒトの目って、不思議だわー。

  2006.05.08

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  一大地下シンジゲート！

  連休最終日。昨晩出演から帰宅したのがちょうど夜中の12:00だった。気持ちのよい疲れではあったが、さすがにくたびれた…。妙高の高原には、まだ大量の雪が残り、脇には桜が満開。そのコントラストにお客様たちは大感激されていた。池の辺りではミズバショウも咲き出したそうだ。帰りには案の定、大雨になっていたけれど、日曜の朝起きてみたら、長野はきれいに晴れていた。あら～。もしかして今日も園芸日和？雨上がりの庭は、またまたやることが一杯！この時期、悩みの種はやっぱり雑草。日陰の庭になってからは、とくにドクダミがどこからでも顔を出してくる。ドクダミとバラを一緒に育てるなんて、日当たりの良かった時代には考えもしなかった(T_T)（イングリッシュローズの名花グラハムトーマスの新葉の足元に見えるのはドクダミ…(T_T)）ドクダミも、花はそれなりに楚々として美しい。全草が薬草で、十種の薬の効能があるので「十薬（じゅうやく）」とも呼ばれる。 万病に向く薬草として「日本薬局方」にも記載されている薬草である。 お茶にして便秘や高血圧、生のまま揉んで膿み出しにつかったりするらしい。……が、このニオイ…(-_-;)。どうしても好きになれない。それにしても生命力のすごいこと。薬として「よく効く」のも、この生命力の強さを思うとなるほど…である(;^^)。根を追いかけていくと、どこまでもどこまでも地中を縦横に走っている。一大地下シンジゲートの構築…である(-_-;)　取っても取っても出てくるはずだぁ。あー。隣にマンションができて何が辛いって、夕方から出てくるビル風も日陰の陰気さも、すぐそこに迫るマンションの窓からなにか降ってきそうな恐れもみんな辛いが、もうひとつにはこのドクダミとの延々の闘いに嫌気が差した…ということも大きいかも。でもまだこのくらい小さなうちに、少しでも…と雨上がりの柔らかな土だと面白いように進む雑草取りを始める…。足元の雑草も雨のあとにはにわかに元気になって成長するけれど、頭上の樹木もぐんと若葉を広げている。もう少したつと、柿の葉のテンプラも食べられそう(^_^)もう一度足元に目を戻す。大株になったクリスマスローズ。どれも種から育てたもの。今年の種ももうふくらんでいる。そしてその足元には昨年こぼれた種から、春になって芽生えた赤ちゃんクリスマスローズ。(^_^)　雑草取りの合間にこうした芽生えを見付けるのと、ほんとうにほっと心が和む…。（ああ、その横にもドクダミがお約束のように控えているけれど…(T_T)）さて。夫も夜になって無事帰ってきた。今回は昔ながらの旅人に戻って、台湾をみっちり巡ってきたらしい。明日からぽつぽつと、びっくりな土産話が聞けることだろう。実はわたしは、週半ばからはまた怒濤の日々が予定されている。どうしてこうなるかなぁ(;^^)…カレンダーを眺めて苦笑い。ま、どうにかなるか。…というかどうにかせねば(;^^)　とりあえず明日もう一日、わたしはオフである。いろいろ準備をせねば…！

  2006.05.07

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  雨降り前の庭しごと◇鯛釣り草

  土曜日。ああ。ゴールデンウィークもあと２日。後半はずっといい天気で何よりだった。そろそろ帰宅ラッシュのニュースも聞かれるけれど、車を使う遠出はしなかったわたしには関係ない～。わが家の前の通りにも渋滞の列が。ごくろうさま。歩いたほうが早そうですなぁ…。さて夜から明日にかけてこの上天気も下り坂というので、パッチワークはやめにして庭に出た。ちょっとくらいは手入れしてあげなくては、せっかく咲いている花たちもかわいそう…。最近は庭のほうには日陰でも咲く花ばかりが集まっている。…というか、そういう花ばかり元気に成長しているだけか…(;^^)写真の花は「ケマンソウ（華鬘草）」別名タイツリソウ。華鬘というのは、仏前の飾りの名前だそうだけど、たしかにそういう形のものが下がっていたかな…？でも別名の「タイツリソウ」は、見ればそのとおり！鯛の大漁～って感じで、思わずほほえんでしまう。ピンク色のハートが可愛い草である。でも英名は「bleeding heart」ちょっと不気味か？コマクサの仲間でもある。シロバナ種も並んで植えてあったが、根から引きちぎれたように倒れていた。(T_T)　先日来の強風で倒れたのだろう。支柱が必要だった…。今咲いている花は、チューリップ、ムスカリ、スノーフレーク、ジンチョウゲ、ツバキ、ヤマブキ、プルーンがそろそろ終わり。真っ盛りはこのケマンソウ、ハナミズキ、プリムラ、雑草化したツルニチニチソウ。もうすぐ咲きそうなのは、先日の三重オフでもらったウズラ葉タンポポ、凄く増えるらしい…(;^^)。スズランのつぼみも上がってきている。玄関脇の通り沿い花壇では、クレマチス・モンタナとモッコウバラのつぼみがふくらんできた。早く、ピンクと黄色のやわらかなコントラストが見たいもの！庭仕事は一度始めると際限がない。この終わりのない仕事を、ひたすらぼーっと無心にできることがなによりのストレス解消でもある。ぜーんぜん手を入れなくなってしまってから、愛着も薄れ気味の庭だけど、こうして健気に咲いてくれる花達を見ていると、やっぱり時々は愛を注いであげなくては…と反省。午後からは、出演が控えている。この日は２時間半の長丁場のうたごえ。その宿泊施設の名前が「めぼうき」という。あの、イタリア料理に欠かせないスウィート・バジルの和名である。ゴマ粒ほどの黒いタネを水に浸しておくと周りがゼリー状になって、これで目のゴミをとった…ということから「目箒」らしい。やったことはないけど、タネを蒔くたびに、その黒くて周りがぶよぶよした物体を目に入れる人の勇気を思って、ぞわわ…、とする。(;^^)大変！今年はまだバジルの種まきしていない！夏の「トマトソース」週間には、大量のスウィート・バジルが欠かせない。連休明けには種まきしなくちゃなー。

  2006.05.06

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• これでも一応庭仕事

  風がすごーく強くて、黄砂も飛んでいて、普通ならとっても外で庭仕事なんてしたくないような日だったが、今日やらねばいつできる？という切迫した気持で(;^^)、庭に出た。もう四月だというのに重装備。だって、ビル風がすごいんだもーん。この日の仕事は、夫が一月も前に剪定した枝を片付ける仕事。妙に暖かい日が続いていたうちにやってしまえればよかったのに、その後、雨だ風だ雪だと悪天候に阻まれやる気がすっかり失せた。夫にはついに「腐る前に片付けないと、来年からもう薪は作らない！」と宣言されてしまった(;^^)　それはとっても困る～～～。(T_T)鋏では切れないくらいの枝は切っておくから。細いのは、君やってくれよ。との話だったが、非力なわたしの手では大変。全然はかどらない。また親指が痛くなってきそうな気配…。玉切りになっている太いものだけは、薪置き場に運んで、そのほかは、ガーデンシュレッダーでも買って始末をつけねばどうしようもないと、一人で結論を出した。dolamiさんが以前、ガーデンシュレッダーを使っておられると、日記に書いていらしたような…。最初買った安いモノは使い物にならなくて、買い換えた…と読んだような記憶がある。いくらくらいのものを買えばいいのかなー。さて、庭のあちこち、球根を植え込んであるところでは、ういういしい緑色の芽がかなり伸びている。スイセン、トリトマ、ムスカリ、フリティラリア。ジャーマンアイリスやヘメロカリスももちろん葉を伸ばしてきている。落ち葉が積もっているところをそーっと除けたら、ああ、やっと顔を出せたワ…といっているように見えた。ほとんど手入れもせず、肥料もやっていないので、年々株が小さくなるだろうと思うのに、さすがに球根植物は丈夫である。ただし、ほとんど日陰になってしまったところのスイセン類は、消滅してしまった株もあって残念だ。毎年楽しみにいろんな種類を増やしていたのになー。シャクヤクやスズランなどの宿根植物も変わらず出てきてくれた。花は果たして咲くだろうか。ギボウシ、ギョウジャニンニク、ユキノシタ……、まったく、数だけはある庭なのだ…。最盛期は、ハーブ類も何十種類もあり、庭植え、鉢植え合わせれば、それこそ数え切れない何十、何百という植物があった。鉢はほとんど処分。今あるものは、逞しく生き残っているものだけなのである。あ～あ。このマンション直下ともいえる環境では、お日様好きな花たちはとてもまともには育たないし、わたしも園芸する気にもならない。でも夫に「全部埋めて、コンクリートにしてしまおう！」といわれるのは、悲しい。昔「園芸が趣味なの」と言ったら知り合いに、「え？お笑いの演芸？」と聞き返された時より、悲しい。（ガーデニングブームが来る前からの趣味であった）今度の週末には、昔の園芸仲間の家で、タラノメを始め数々の野草や山菜を収穫して食べるオフに、はるばる三重県まで行く予定。この「タラノメオフ」は今年10回目を数えるそうだが、これを最後にすると主催者がおっしゃるのだ。内々にメールでお誘いを受け、（…毎年お誘いはいただいていたのだが）「最後」の言葉に心が動いた。園芸仲間とのオフは、何年振りだろう！北海道、東京、三重、大分、石川県の輪島や山口県下関…と全国あちこちでかけたものだったな～。（遠い目……）そうそう、夏の京都での川床オフや、三重県松阪市で松阪牛のすき焼きを食べる「和田金オフ」なんていうリッチなオフもあった。今は昔～！さ。遊ぶ前には仕事仕事。「それでも少しは庭仕事してます」って、小さな声でも言いたいもん…ね。

  2006.04.09

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• ちょっと遅い剪定

  ずーーーっと気になっていた。バラの剪定。本当は２月中に済ませるべきだった。でも今年は寒くて、とてもそんな気にならなかったし、幸いその寒さのため、芽の動きも遅い。今ならぎりぎり間に合う。おだやかないい天気。風もまったくない。こういう日を園芸日和というのだ。ああ、気持がいい。上着を着て革手袋をはめ、帽子を被って外に出る。バラが相手だから重装備。鋏はちゃんとは研げないから簡易ヤスリでちゃちゃっと研ぐだけ。…情けない。まずは、玄関脇のバラ・カクテルの剪定。最初に細かい枝を落とす。パチンパチン。脚立を立てて、高いところもパチンパチン。古い枝を更新しようと結構太い枝とも格闘。バラって木だわ、とつくづく思う。鋏じゃ無理かも。仕方ないので、方針変更。この枝も残すことにするか…。つい独り言をぶつぶつ言っている自分に気付く。バラと会話…なんて美しいものではない。自分と相談、て感じ？(;^^)枝を大体落としたら、今度は誘引。つるバラには絶対必要な作業。前年に長く延ばした枝は、次の年横に倒してやると、そこから伸びた短い枝の先に花を付ける。誘引作業をしないと、ひょろ～っと伸びた長い枝の先にしか花がつかないことになる。むちゃくちゃ淋しい…。(;^^)外壁に沿って立てた支柱を繋いだ針金に沿わせて、大きくＳ字を描くように枝を止めていく。緊張する。すでに少しだけ赤い芽が伸びてきているので、傷つけないようにしなくては。（芽が出る前なら、この緊張が不要だったのに）。そして、真冬ならかなり曲げても平気な枝が、春になると折れやすくなる。まだ平気？もうすこし大丈夫？加減しながら倒していく。そんなときにもついつい独り言。こっちは、バラと会話だな。(^_^)ちょっと離れて全体のバランスを眺める。よしよし。まあまあかな。全体に花がついたら、見事だろう。ふっふっふ。さてお次は反対側のモッコウバラとクレマチス・モンタナ。あー、派手に絡んじゃって、どっから手をつけていいやら。クレマチスは、冬の間はまったくただの針金のような姿で、枯れ枝にしか見えない。このどこにあんなに豊富な葉っぱと花が出てくるエネルギーがあるのだろう。植物の不思議だ。しかし針金だとて乱暴に扱って枝を傷つけると、菌が入ってあっと言う間に枯れることもあるからクレマチスは要注意。モッコウバラの茂りすぎた枝のお陰で、ピアノ教室の看板がすっかり隠れてしまっていた。これではいけませ～～ん。窓枠の上と下に誘引。脚立の上で枝を束ねてまとめていると、びよ～～～んと伸びた枝が歩道を行く人の邪魔になりそう。おっとっと。また自転車がやってきた。「れ～みど～りさ～～～ん。きれいになるわね～」自転車から声が。あら～。コーラス仲間のＩさん。「今日卒業式だったの～。これから謝恩会～～」「おめでとう～～」脚立の上から声を返す。前の自転車から「おかあ～さん～～。は～やく～」と息子さんの声がする。「じゃあね～。お花の時期が楽しみだわ…！」をを、Ｉさん、ありがとう！さて。最後は切り落とした枝を集めてゴミ出しできるようにまとめる作業。モッコウバラにはトゲがないけれど、カクテルは細かいトゲ持ちだから丁寧に切りそろえて新聞で巻く。パチンパチン。ああ、もう手が疲れた(T_T)　でも仕事ついでに庭の枯れ葉も掃除しようか。腰が痛い～。もう作業を始めてからお昼を挟んで５時間たっていた。具合よく雨が(^_^)。これでやめられる！それに、早くお風呂に入って支度しないと、今夜はＡ嬢とＳ温泉での出演仕事が待っているのだ～。い・そ・げ～！明日は肥料をやって、きれいな花を咲かせてね、とちゃんとお願いしておかなくちゃ。５月には花とお話、できるかな。ふふふ。

  2006.03.18

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  ドンッ！　その音は？

  お約束の「モッコウバラほぼ満開」の写真を撮ろうと、家の前の歩道に出て、カメラを構えていた。ほぼ満開のモッコウバラ。枝は画面右方向にまだまだ延びている。（が、そちらはまだ咲ききっていない）日差しがあんまり強すぎて、コントラストが強い写真になっているけど、補正の仕方がよくわからない…。(;^^) 何枚か撮り、アップ写真も…と思っていたところが、後ろで「ドンッ」と大きな音がした。事故！！ちょうど家の真ん前。でも中央分離帯を挟んで、向こう側の道路。直進していた黄色いミニワゴン車に、駐車場から出ようとしていた赤い大きな外車がぶつかった音だった。なにやら丸いものがころころところがっていくのが見える。「あららら…。やっちゃったわねえ…」通りがかりの、おばさまが、わたしに話しかけるともなくつぶやいている。でも周りにはワタシしかおらず、おばさまはこっちを向いて話しているので、返事をせざるを得ない。「そうですね…。事故ですね」「あの様子だと大したことはなさそうだわね。黄色い車のほうも助手席には人が載っていなかったみたいだし。でも何か転がっていったわよ。丸いのが。で、運転してたのは女ね、どっちも」「はあ…」おばさまは、どっちでもいいけど、濃いピンク色の口紅の方だった。「あ、動いた。大丈夫みたいね。ほら、どっちも降りてきた。ね、女だわ、やっぱり」事故を起こした車の運転手がどちらも女だということが、そんなに重要なのか…、何か特別な意味を語ろうとしているんだろうか…と、ぼんやり考えながら、どちらの車にもけが人がなさそうでよかったと思った。あの丸いものは外れたタイヤなどではなさそうで、多分ホイルキャップだろう。でも、わざわざ通りを越して教えてあげに行くのも、なんだか物見高く見てたみたいで、恥ずかしい気がして、そのまま家に入ることにしてしまった。途端、階段をのぼる足が滑って、ズルン、ドタン。向こう臑をしこたま打った！！この世の中から、全ての階段よ無くなれ！と一瞬願ったほど痛かった。(T_T)えーん。わたしは何か罰を受けるような悪いことをしたのでしょうか？夕方、通りの反対側を車で通ったら、やはりホイルキャップが一つコロンと道端に立てかけてあった。ああ。やっぱり教えてあげればよかったかしら…。なんとなく、もらい不幸…という感じの午後でありました…。（みなさまは満開の花の写真をお楽しみくださいませ…(;^^)）

  2005.05.14

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• 冗談的名称園芸商品

  またまた園芸ネタ。以前「えんげいが趣味です」といったら「エンゲイってお笑いの演芸？」と真面目に返されたことがある。わたしってそういうキャラクターなんだろうか。(;^^)当時はガーデニングなんてお洒落な言葉はまだなかった。あ。でもわたしがずっとやってるのも、やっぱりガーデニングじゃなくて園芸だ…。（土いじりとも言う）だけど、ほんとうに園芸関連には冗談みたいなネーミングの商品が多い。楽天上でも探してみた。クリックして実際の商品写真のご確認を。●有名な活力剤。芽根出る…。メネデール　植物活力素　600ml●ダイレクトな命名ですね「ヨッテコン」減農薬・有機栽培ヨッテコンファーム・ペレット状●本気が伝わってきますな。結果が楽しみ…。土壌にミネラル！　ドットナル●天然原料を100％使用の野菜専用肥料。「果菜＝クダサイ」(;^^)東商 育てて果菜　700g●土のリサイクル剤。何にでも使えそうな命名。東商・ツカエール 5L●生ゴミ処理機。洗濯乾燥機にも使えるネーミング。☆送料無料☆乾燥式家庭用電気生ゴミ処理機「クリンカラット」ICM-2000●軽量培養土。なるほどなるほど…。プロトリーフ なるほ土（有機質）　5L●土に必要な「菌根菌」の培養に成功だとか！（菌が来ないのかと思った）Drキンコン 1kg●ナメクジ駆除剤。ナメクジ関連はほかにも似たようなのが…。◎ナメジゴク粉剤　200g●アリ駆除剤。これもわかりやすいネーミング。アリアトールS 300ml●芝生用除草剤。芝生の草取りはほんとに大変だから…。日産　テマナックス　830gどの会社でも大まじめで名前を考えているのだろう…。昔、園芸仲間でも話題になった。「やっぱり、バラゾウムシには『テデトール』が一番だよね」「あら、わたしアブラムシも『テデトール』だわ。指が緑になるけど」「ケムシは『フンヅケール』だな、さすがに」これらの会話（文字上の、だけど）を読んだある方が、実際に園芸店に「テデトール」を探しに行ったとか…。そりゃ買うモンじゃありませんから…(;^^)ちなみに、園芸を始めると、種を買い苗を買い、肥料を買い土を買い…。家計に占めるそれらの割合がどんどん高くなるが、それを「エンゲイ係数」というのも超有名な話。うちの庭にも相当お金はつぎ込んだはずだが、ま、それは気にしない～。

  2005.05.10

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• 庭仕事な一日

  陽気に誘われて、ちょっとだけ…と庭に出たら、もうだめ。植え替え、草取り、虫退治…。エンドレス。とりあえず、今日は一日庭仕事に精を出すことに覚悟を決めた。昨年は考えてみたら、春にバラの植え替えをして以後、一度通り沿いの草取りをして、あとはまーったくといっていいくらい庭に出ず、放ったらかし。あ。違う違う。ラズベリーとブラックベリーの収穫はしたのだから、少しは世話もしていたんだっけ。でもほとんど庭仕事の記憶がない。おかげで今年の庭の状態のひどいこと。面白いのは、雑草の成育分布が、毎年少しずつ変わることだ。今年は、日当たりのいいところはいつの間にか雑草と化した大麦。半日陰にはハコベが大量繁茂。ほぼ日陰はドクダミの天国…(T_T)ブラックベリーが、ところかまわず猛々しく這い回る。ジャリ敷きの周りは、これまたグランドカバー化したワイルドストロベリーの白い花。「面白いのは…」なんて観察している場合じゃない。ああ。わたしはどこから手をつけたらいいのだ？知り合いがこの庭を称して「ビオトープだね、まるで」と言った。むべなるかな。(;^^)じーっと立ちつくしてしまいそうになる。とりあえず手当たり次第に、目に着く鉢を植え替え。周りの草を抜き、ちょっと耕し、また草を抜き、肥料をやり…。あっちへうろうろ、こっちへうろうろ…。植え替えだけで10鉢以上は片付けたぞ。草が伸び放題になると、夫がある日突然ビーバー（電動草刈り機のことね）でがーっと、いるものいらないものお構いなし、手当たり次第に刈り払ってくれちゃうのが恐怖である。そうなる前に主要部分はキレイにして置かねばならない。我が庭のどこに何が植わっているかは、とても夫には説明できないから。できないどころか自分でもよく覚えていない。今日もオオキンケイギクをガシっと抜いてしまいかけたし（あわてて埋め戻し）、あやういところでホリホックも引きちぎるところだった。（イギリスのTompson&Morganから取り寄せた種を育てたものなのに…！）そういえばここにあったはずなのに姿を消したものも多かった。やっぱりこの一年の間に、絶えちゃったかなあ。ガウラ、ブルーベリーは姿も見えず。でも消えたと思っていたルバーブがささやかに生き延びていたのは嬉しかった。家の北側には、毎年ヤエムグラがわんさと茂ってしまう。最後にエイヤとまとめて引き抜いていたら、一緒にヨモギも生えていた。まあ。おいしそう。ヨモギが生えるなんて、土が酸性の証拠。こんな雑草がわんさと生えているとは、まことに情けない庭ってことだが、でもヨモギだけは嬉しい。先端だけ摘んであとはガシガシ抜き去るのみ。草餅草餅!!　上新粉をこねて蒸かして、ゆでたヨモギと一緒に搗き混ぜて草餅にする。ああ。季節の香り…！ゆでたヨモギを冷凍して、一年中草餅を作るという話をよく聞くので昨年やってみたのだが、全然使わなかった。やっぱり季節のものを、その季節に食べるから美味しいのだ。他の季節には、他の楽しみがたくさんあるのだし。摘んで15分後にはもうゆで上げられたヨモギで作った草餅。青々としてほんとうに美味しかった(^_^)今日一日の庭仕事へのご褒美かな。＼(^o^)／ああ。握力が無くなった…。ピアノが弾けない。それどころかお箸を持つ手も、笑っているぅ…(^_^)

  2005.05.09

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  クレマチス・モンタナ　開花

  玄関脇の花壇にあるクレマチス・モンタナ開花。日陰の庭で死にそうだった鉢植えを、一昨年秋にこちらに移した。昨年はほんの数個しか花が見られなかったが、今年はたくさん蕾がついた。嬉しい。 手前や奧にある、チラッと黄色ののぞく無数の蕾はモッコウバラ。これの満開時は、ほんとうに見事である。いつも「みんなのうた」を配達してくれる本屋さんもうちのこのモッコウバラを見て感激して、自分の玄関にも植えてしまった。放任でもよく咲いて、病気にも強くトゲもなく、ほんとうにおりこうなバラである。このモッコウバラの淡い黄色と、クレマチス・モンタナのうすいピンクとが絡み合ったらそれは見事だろう…というのが、わたしのささやかな計画の一つであった。そうなるのは来年かな…。今年はまだ圧倒的にモッコウバラが勝ちそうだ。今日も憎きバラゾウムシを８匹潰した。こいつは、咲こうとする直前の蕾の根本をダメにする。ほんとうにほんとうに、この時期のバラの大敵である。見つけたら即捕殺というのが鉄則。鵜の目鷹の目で葉先を見つめていると、より目になってしまいそう。モッコウバラが満開になったころ、また画像アップしよう…。（ついつい、圧縮かけて控えめサイズでアップしてしまう。クリアな画質にするには、もっとファイルサイズが大きくてもいいのかしらん？）

  2005.05.04

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  クレマチス・モンタナ　開花

  玄関脇の花壇にあるクレマチス・モンタナ開花。日陰の庭で死にそうだった鉢植えを、一昨年秋にこちらに移した。昨年はほんの数個しか花が見られなかったが、今年はたくさん蕾がついた。嬉しい。 手前や奧にある、チラッと黄色ののぞく無数の蕾はモッコウバラ。これの満開時は、ほんとうに見事である。いつも「みんなのうた」を配達してくれる本屋さんもうちのこのモッコウバラを見て感激して、自分の玄関にも植えてしまった。放任でもよく咲いて、病気にも強くトゲもなく、ほんとうにおりこうなバラである。このモッコウバラの淡い黄色と、クレマチス・モンタナのうすいピンクとが絡み合ったらそれは見事だろう…というのが、わたしのささやかな計画の一つであった。そうなるのは来年かな…。今年はまだ圧倒的にモッコウバラが勝ちそうだ。今日も憎きバラゾウムシを８匹潰した。こいつは、咲こうとする直前の蕾の根本をダメにする。ほんとうにほんとうに、この時期のバラの大敵である。見つけたら即捕殺というのが鉄則。鵜の目鷹の目で葉先を見つめていると、より目になってしまいそう。モッコウバラが満開になったころ、また画像アップしよう…。（ついつい、圧縮かけて控えめサイズでアップしてしまう。クリアな画質にするには、もっとファイルサイズが大きくてもいいのかしらん？）

  2005.05.04

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• ネットの花屋のアルバイト

  なんと。ネットの花屋さんで今日からアルバイトすることになった。ゴールデンウィークの後半だけの時給仕事である。友人からの依頼があってはじめて気付いたのだが、今年はゴールデンウィークの最後の日曜日が母の日なのだ。それにしても、花の仕事とは！友人はわたしが花好きだということは全く知らないで頼んできたと思う。（音楽での姿しか知らない人だから）いやあ、人生のめぐりあわせ、引き合わせって、すごいなあと思いながら、先週電話があったとき、一も二もなく喜んで「やります！」と即答したのだった。これまで専門の音楽以外の仕事で経験したことがあるのは全部、「大好きな」ことに関連した仕事ばかり。しかも、みんな向こうからやってくる。いやあ、不思議だ。ありがたい。今日は、花の下処理とメッセージカードづくりとラッピングペーパーの切り分け。花はさすがに母の日のアレンジらしく、スプレーカーネーションやバラなどの明るい花が多い。下葉を落として水揚げする。バラは湯揚げ。仮死状態で元気がないアルストロメリアなども新聞紙にくるんで水を揚げてやると、みるみる元気になる。ここは、ネットの花屋さんなので、作業も普通の民家の普通の台所の食卓テーブルである。花の手配もネットの仲卸で済ませ、注文だってネット受付のみ。今は宅配便が九州・沖縄以外なら発送の翌日には届けてくれる。現代ならではの業態である。楽天内のショップにだってこういうところは多いのだろうなあ…なんて思いながらする作業はあっというまだった。明日からは、花にかかわる作業も増えてくるらしい。いやあ、楽しみ楽しみ。ほんとは、種まきとか植え替えとか、そっち系統の仕事も好きなんだけどねえ～。でもそれは自分の庭でいくらでも出来るし。（っていうか「やらなくちゃ」なのだが）花は職業柄よく贈るし、よく貰いもするけれど、それにしても、いや「舞台裏」というのは面白い。ましてそれが好きなことなら！あすもガンバロウ～。

  2005.05.03

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  長野の春、来ました（追加）

  やっとデジカメのバッテリーチャージャーを発見して、心のつかえが取れた気がする（オーバー(;^^)）長野では、梅・桜・杏は春の３点セットのように語られる。今年のようにほぼ同時に咲く年もあれば、大きくずれる年もあり、それぞれ楽しい。でも我が家の周りの日当たりのよい場所にある杏は、ぱあーっと開いて、すでに散り始めている。うちの庭の杏は日陰にあるだけあって、今満開だけど、なかなかきれいな画像がとれない。桜の花びらもひらひらと早くも散りはじめている！大変～。日陰の庭でやっとの思いで花開いている杏…。本来ちゃんと剪定していればもっとびしーっと枝一杯に花がつくはずなんだけど。日照不足と手入れ不足でかわいそう…。 庭の桜・娘の幼稚園進学の記念樹として植えた。八重桜「関山（カンザン）」のつもりだったのに、翌年咲いたら、一重だった…。でもソメイヨシノとは微妙に違う…。 学校の桜。今日は役員会で出かけてきたのでパチリ。サッカー部の男の子たちの元気な声が、運動場に響いていた。 裏の梅。一昨年ばっさりと切り倒されて…とがっかりしていた。持ち主さんはちゃんと考えられていたのだ。仕立て直されて、今年はこんなに見事に咲いた。脱帽！桜や杏にはない、いい香りが漂う。幸せ…。 待ち焦がれた春のピンクの花、三種。似てるでしょ。特に杏と梅はよく似ている。放任のものは実がなってみないと、見分けがつかないものも。連休の北信濃は、もう少し色の濃い桃、真っ白なりんごやナシの花盛りとなる。どれもバラ科の木。本家本元のバラの花が、その後に続く…！

  2005.04.18

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• 「モーツァルト」という名のバラがあって…

  12日の演奏の練習もしなくちゃいけないのに、インタビュー起こしの仕事が入ってしまった…。特急ではないので、多少気が楽。今度は農家の事例集ということで、県内の先進的農家10人の話を２時間ずつくらい書き起こしていっている。最初の方の話に、無農薬で育てるオールドローズの話題が出てきた。インタビュアーも「ええええ？バラを無農薬で？」と随分驚いている。でもハイブリッド・ティー・ローズ（現代バラ）ならともかく、オールドローズでなら、薬だけに頼らない花作りができるのは、ばら好きの間では今ではかなり知られるようになった。梶みゆきさんの実践のお陰だと思うが、９年前あの「バラの園を夢見て」の本がビズから出た時は衝撃だった!!さて、オールドローズではないけれど、我が家には「モーツァルト」という房咲きのバラがある。お友達からわけていただいたものだが、音楽に関係する者としては、名前を聞いた時からぜひ庭に欲しかった品種である。この「モーツァルト」濃いめのピンクの花びらで中心が黄色、咲き進むにしたがってこの黄色部分はいろが薄くなる。晩春の一季咲きだが、あふれるように花を付け、切り花にもかわいく、小さなコサージュを作ってハーブと合わせてもとても似合う。病気にも強くて丈夫でよく伸びて、大変おりこうちゃんである。（放って置くと、伸びすぎるのが、難点と言えば難点）このバラのどういうところが「モーツァルト」なのかというと…にぎやかにたくさんの花をつけるところ愛らしい花色小花を満開に咲かせるさまなどなど。天真爛漫と言われるモーツァルトの音楽と、たしかに似ているかもしれない。小さな花が次々咲いて、切り花にしてもとてもかわいい。花のシーズン、我が家ではトイレの水タンクの上に飾る定番(;^^)もうひとつ、名前を知っただけで欲しくなったのは「バレリーナ」。こちらもピンクの小振りな花をいっぱいつける可愛らしいバラ。我家に来てまだ３年目。今年の大きな伸びを期待したいところ…。３月に入ったというのに、まだまだ長野は寒い。一日家に籠もってＭＤ起こしするには、季節もあんまり関係ないのだが、花の話題が出てくると、にわかに花の時期が待ち遠しくなってしまうのである。

  2005.03.02

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• バラの年輪

  自転車を漕いでコーラスから帰ったら12時過ぎだった。「うー。さむさむ！」と玄関で手袋を外しながら、ふと思ってしまったのだ。「そうだ。ツルバラの剪定をしよう！」なんて。この寒さの中でも、自転車を漕いだおかげで体はぽかぽか。多分午後から日差しももっと差すだろう…。今家に入ってぬくぬくしちゃったら、また今年も剪定の時期を逃してしまう。よおし、思い立ったが吉日！玄関脇外壁に沿って這わせたカクテル。毎年たくさん花をつけてくれる。かなり伸びてきているのに、もう３年あまりも剪定していなかった。園芸熱が冷めてしまって以来というわけである。それにしてもバラの剪定時期って、どうしてこう「一年で一番寒いとき」なんだろう(T_T)　ともかく、やるからにはきっちりやろう。とこの時はまだやる気十分。最初は枯れ枝と、枝先の箒状の部分を切り落とす。脚立に乗って勇ましくハサミを使っていると、道行く人がチラッチラッと見上げていく。誘引の紐を順に切り、主枝をどう残すか思案しながら、鉛筆より細い枝を根本から落とす。一箇所から２芽以上伸びている枝も１本残して切る。四季咲きバラとツルバラでは、剪定法も随分違うのだ。枝が長い分、手間も当然かかる。さすがに数年放っておいたカクテルは、かなり好き勝手な伸び方になっていた。枝数もめちゃくちゃに増えている。一つ一つハサミを入れていたら、風がどんどん強くなってきた。もうやめたいよぉ。でも、びよ～～～んと３ｍ以上も伸びた主枝を、脚立に仮止めしたまま家に入るわけにはいかない。切る内に、どうしても一番太く古い主枝は、整理しようという決意が固まってきた。今年更新しないと、次はいつまた「その気」がやってくるかわからない。そう。今日の気分は、「思い立ったが吉日」。のこぎりを持ち出して、ギーコギーコ。不安定な姿勢で、家の外壁に傷を付けぬよう少しずつの作業である。バラの木は、案外緻密であった。なかなか切り離せない。腕は痛い。足もしびれる。風は冷たい。鼻水は垂れる。涙までにじんできた。直径３センチ強のバラの切り口は、うっすらとしたピンク色で、ちゃんと年輪があった。なんだか、その年輪に自分の園芸生活を重ねて、一瞬感慨にふけりそうになった。（さんざんお世話になった某園芸関係のパソ通会議室が２月からついにWEB化されたという。ずっとご無沙汰なのだが…、一抹の淋しさが…）そんな感慨気分を一挙に現実に引き戻してくれたのは、勢いを増した寒風だった。昼食抜きのエネルギー不足で体の震えもとまらない。作業を急がねば。倒れる…。側枝はすべて二芽残して切りそろえる。たわめた枝を壁面に均等に止めていく。まだまだこの時期には枝にかなり力を掛けても折れることはない。でも、ぎりぎりの時期だろう。随分すっきりして、淋しいくらいの枝振りである。でもこれで新芽に栄養が行き渡り、存分に充実して伸びるのだ！最後の一仕事は落とした枝の片付けである。それにしても、一連の作業中、ほんとうに有難かったのは、革手袋である。ワークマンで数年前にみつけたこの黄色い革手袋は、薄くてしなやかで紐の結束もできるのに、バラのトゲはまったく通さない。枝を思い通りに掴んで曲げて…が自由にできる。この手袋に出会うまでは、手袋を突き抜けてきたトゲに刺されて、何度泣く思いをしたことだろう！すべての作業が終わったのは、３時を廻った頃だった。お昼も食べずに３時間余り。よくがんばった～！それにしても、いつものことながら自分の計画性のなさには呆れてしまう(;^^)ああ。春の花盛りのころがほんとうに楽しみである。手をかけたらかけた分応えてくれるのが、花達だから。ところで、庭側のバラたちはどうするの～？（陰の声）(;^^)　あーー。うーー。また今度！

  2005.02.17

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  盛夏のグラハムトーマス

  盛夏のグラハムトーマス真夏でありながら日陰な我が庭。ささやかにグラハムトーマスが咲いた。この深いイエローは、他には変えがたい。部屋から見ても、ほんとうによく目立つ。「わたし咲いたよ！　ねえ、見に来て見に来て！」そう呼んでいる。となりにマンションが出来る前までは、黒点病にもまけず、ほんとうによく咲いてくれた。枝を大きく伸し、まるでツルバラのように茂っていた。日陰になって途端に元気がなくなったのはキャサリン・モーレイ。鉢に上げて日なたに移動させるとか、方策を立てればいいのだろうけれど、なんとなく踏ん切りがつかない。…というより、昨年、一昨年はがっくりと、殆ど庭に出なかったのだ。でも、バラって強い。花は少なくなっても、決して枯れない。健気なグラハムトーマスに励まされて、秋から冬にかけて、ちょっとがんばって手入れをしてやろう。そんな気にさせてくれた、今日のこの「花の微笑み」。

  2004.08.19

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  ブラックベリー　ラズベリー

  ブラックベリー収穫昨日、ブラックベリーを収穫してジャムを作った。１キロ強採れたので、まあまあである。まだだらだらと数キロは採れると思う。わが家のブラックベリーは蔓性で、しばらく放任していたらものすごい勢いで茂って、庭の一角の日なたを占領している。だから憎きゾウムシさえ出なければ、もっともっと採れるの筈…。それはともかく。(;^^)　一方日陰部分ではラズベリーがやはりものすごいことになっているので、そのうちにわが家は「ベリー屋敷」になってしまいそうなのだが、それはそれで楽しみである＼(^o^)／若かりし頃、大好きだったエリック・カルメンが、ソロデビューする前は「ラズベリーズ」というバンドに所属していたと知ってから、ずっと「ラズベリー」はあこがれの植物だった。（そしてラフマニノフのピアノコンチェルトも！）当時のファンクラブ会長が、会報で庭のラズベリーのことをよく書いていた。「簡単に増えるので欲しい方に差し上げます」という文章が大変羨ましかった。いつか自分で庭をもったら、ぜったい育てるぞ～っと心に決めていたっけ。（でもラフマニノフは手の小さい私には弾きこなせなかったな～。楽譜を眺めるだけ…グスン）数年前、知り合いの山の一角を借りていた。薪（ストーブ用）の乾燥場にさせてもらっていたのだが、斜面を少し登ると、わずかばかり平らなところがあった。念願叶ってラズベリーを育て始めたばかりだったわたしは、早く沢山の実を収穫したくて、苗を増やして数本植えてた。それを「ベリー山計画」と名付けて、壮大な夢を描いた…！いやしかし。計画はすぐに頓挫した。あたりの雑木や自然の力のほうがわたしの意思よりもずっと強く逞しかった…。所詮、車にのって通うような場所に、しかもこの意志薄弱なわたしに、畑は無理であった…。ラズベリーの収穫期は６月下旬～。今年は４キロ以上は採れた。ブラックベリーはそれより一ヶ月遅れくらいの今である。どちらも冷凍や缶詰では見かけるものの、フレッシュなものはこうして栽培でもしていなければ、まず手に入らない。なんとも育てがいがあるというもの(^_^)ブラックベリーは色づき始めた実がやがて真っ黒になったら収穫。摘むこちらの指先も紫に染まる。洗って四割量の砂糖で煮るだけ。アンズと違ってまことに簡単。いつも悩むのは「種」の問題である。しかし悩む割に種を漉すジェリータイプは一度も作ったことがない。プチプチの種の歯触りも、またブラックベリージャムの持ち味だ、という結論にいつもなるからである。（単に面倒臭いだけ？）

  2004.08.02

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• 植栽泥棒！

  わが家は大通りに面していて、ときどき「事件」に遭遇し、ごくたま～に110番に電話することになる。例えば…・家の前で、酔っぱらい同士が派手に大げんか。「ボスッ」「バコッ」なんて音まで聞こえてくる！きゃー。早く警察警察…！・道を挟んだ向かいの駐車場で、ある夜１時間以上も車のクラクションが鳴り通し。もしかして運転してた人が心臓発作でも？？→→警察が来てみると、なんと車は無人。どうも電気系統の故障らしい。しかし持ち主になかなか連絡取れず、その間お回りさんが見守る横で「ブーーーーーーー」という響きは１時間近く続いた…(;^^)・夜中に酔っぱらいが道端で行き倒れ状態。夫も出張中で、わたしが声を掛けるわけにもいかず通報。警察が来るのを待つ途中、ふらふら～っと起きあがった！と思ったら、ふらふら～っと庭の奧の方まで！「このまま凍死したらどうしよう…。おまわりさ～ん、早く来て！」と気が気じゃなかった。男性は、前後不覚のまま警察に連れていかれました…。などなど…。そして今回は。夫が不審者発見。通りの植栽（これは市のもの）に沿って、スコップと植木鉢をもったおじいさんが行きつ戻りつしている。30分近くもそうしているという。暗がりでよくわからないものの、どうやら植栽のツツジを掘り返しているらしい。「植栽泥棒だ。110番！」ところが怠慢な警察は、110番通報になかなかでない。やっと連絡が付いた頃には、泥棒じいさんはドロンしたあとだった。警察も、植栽に点々と空いた大きな穴を確認し、け「うーん。どっち方面に行ったかわかりますかね～」夫「南に歩いてったけど、なんで110番の通報にすぐ出ないの？」け「すみません」すみませんじゃ、済まないでしょ！ぷりぷり。翌朝よく見てみると、穴の一部には、枯れたツツジが埋まっているところも。うーむ。植栽を育てては、枯れると他のと入れ替えてまた育てているのだろうか？以前はこの通りには「雑草抜きおじさん」も出没していた。植栽の雑草を抜いて歩く。歩くのはいいが、引き抜いた雑草を、ポンポンとやたらに放り投げるのである。その「雑草」はうちの庭にも花壇にも遠慮会釈なしに飛び込んでくる。注意しようにもそのおじさん、お呆けあそばしているらしく、わけのわからないことをつぶやきながら行ってしまうのだった。数年間悩まされたけれど、そのうち姿を見せなくなったなぁ……。自分の花壇の植物や、友人にもらって種まきした「黄色クンシラン」の交配種の苗（珍しいのに、そしてやっと芽が出て育っていたのに！）をだれかに盗られたこともある。うちの庭は開けっぴろげで柵も仕切もないから、仕方ないか…。よく言われることですが「盗んだ花を愛でて、楽しいか？」わたしゃ、やだな。そりゃ某庭で、今にもこぼれそうな種や、わんさと茂ってるハーブを一枝挿し穂用に頂く、ってことはあったけど…。（それでも、ごめんなさいですね）花泥棒は立派な泥棒である。まして鉢物や植栽ならなお！

  2004.07.27

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• 花よ、笑っておくれ

  「園芸家というのは、一見、種や、若木や、球根や、塊茎、それに分かれた枝から生まれるように思われるかもしれないが、じつは、経験と、環境や自然条件から生ずる」　　　　カレル・チャペック　「園芸家の一年」より ※「園芸家の一年」は楽天ブックスでは只今品切れ中　　文庫版の「園芸家の12カ月改版」ならあるようです。実のところ、買ってきた苗を植え付けるなんてことは、朝飯前である。大体10数本の苗しかないのである。場所を作るのがむしろ大変なくらいで。草を引っこ抜いて、耕して、腐葉土と牛糞をちょっと加えて、元肥も少し。で、苗をポットから抜いてほいっと土をかぶせる。水をたっぷり。おしまい。大変なのは、その後の管理であるということは、すこし経験すればだれにでもわかる。この「後」とは、一年草の場合は、シーズン中の水やり、肥料やりその他草取りくらいのもんだが、多年草の場合、数年に渡ってずっと続く訳である。というわけで「18年後」ほどたったガクアジサイの剪定である。この時期にこれだけ切ったら、まず来年の花は無いな～とわかっていながら、パチンパチンと鋏を入れていく。ここ３年ほったらかし。何しろわたしの背より高く茂っているものを整理しようというのだから、大変である。ま、仕立て直しの年だ、ガマンガマン。ゴメンゴメン。アジサイの陰から、貧相なホスタ（ギボシ）が２株顔を見せた。「やっと日の目をみました…」と今にも泣き出しそうな顔つきであった。よかったよかった…。陰からクレマチスのつぼみも覗いていた。（アルバムのページへ）この子は２年前こぼれだねから出てきたのだが、薄紫の大きな花を見せてくれる、なかなかの美人さんである。明日あたりひらきそう！遅咲きのバラもさすがに花数が少なくなったので、剪定。しかし昨日も話題に出たモーツァルト（アルバムのページへ）の刺の立派なことよ。花は小さいくせに、主義主張はきっちり！という感じ。ところで今使っている豚皮の手袋は、大層具合がいい。ワークマンで千数百円。しなやかで使いやすいくせに、このでっかいばらの刺にも全然ひるむことなく、ガシッと掴みかかれる。「真に頼れる相棒」って感じ。これまで革手袋はいろいろ使ってみたが、こういう逸品にはなかなか出会えなかった。うん。対して鋏。今のは４代目。昨年ホームセンターで結構いい値で買った。これまでわりと細身で頼りないものが多かったので、少し刃の立派なものを買ったのだが、わたしの手にはやはりちょっと大きく重い。長く使っていると疲れる。なかなか「手にしっくりとなじむ…」なんて売り文句のような鋏はみつからない。途中、中学校の参観日を挟んで、夕方にもパッチンパッチンやっていたら、帰宅した娘に「ををを。珍しい！」と言われてしまった。以前は毎日だったのにね。やっぱり庭はいいな。しばし、憂さを忘れて没頭した数時間。ひさびさの園芸家（もどき）れみどり復活、の日でありました！

  2004.07.21

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• はげてしまった…

  「そんな時代もあったねと…」（中島みゆき「時代」）先日、外壁沿いのモッコウバラがあまりにモリモリ茂っているので、一番古い枝を払った。そうしたら、つながっているつながっている、あの枝もこの枝も、主な部分はみんなここから出ていた…。１０本以上のシュートが残っているものの、全体像は「すっかり丸坊主」である。外へ出た娘が「あ、はげちゃった…！」それはお父さんの前では禁句だってば！(;^^)３年くらい前まで、都合15年間以上、園芸に夢中だった。まだ「ガーデニング」なんて言葉の出回っていない時代。娘のバレエを待つ間「サカタの園芸通信」なんぞ読んでいると「年寄り臭い…」なんて目を丸くされたものだった。「趣味は園芸です！」と言おうものなら「え？演芸？」と勘違いされたっけ。(;^^)「花と緑のある暮らし」にあこがれていた。「花の絶えない庭」を目指していた。それがここ数年は、庭に出るのも億劫で、たまにでるとあまりの草ぼうぼうに、出るのは苦笑いばかり…。それでも、けなげに花は咲く。何十種類もの花々が今だって咲いている。手入れされず、植えっぱなしの多年草や、こぼれ種でいつの間にかでてきた一年草たち。そして木に咲く花々。もちろん雑草も花盛り…ではある。とほほ。わたしの庭がこうなってしまったのには訳がある。親しい友人はみんな知っている話だが、その３年程前、隣に（しかも東から南にかけて！）14階建てのマンションが建ったのである！よりにもよって。その計画を知ったとき、あまりの悲劇にわたしは絶句した…というより絶望した。その前３年くらい、バラに目覚めてイングリッシュローズを何本も植え込み始めていた。わたしの理想のばら！といった風のイングリッシュローズが出回り初めた頃で、夢中だった。それまでは、気になる植物を手当たり次第に植えていた。サカタ、タキイ、大和、そして国華園。本場イギリスのＴ＆Ｍ…。ＲＨＳＪから頒布された種も、せっせと蒔いたっけ…。そして目覚めた「ばらの庭」と、ところが…。工事屋が「これまでにも沢山マンションを建てているが、こんなに隣地と接近している物件は初めて…」とビビッたくらいにくっついて、デデーンと建ってしまったマンションのせいで、わたしの園芸人生は文字通りすっかり暗くなってしまった。あああああ。（長い嘆息）（注：おそろしいことに、その後この工事屋は倒産。マンション会社も会社更生法適用になったときいたけれど、どうなったのか。決してわたしが恨んだせいではありませぬ）それでも…と庭にでる。草取りなんぞやってみる。ふと見上げると、シジュウカラがせっせと虫をついばんでいる。ミツバチがしきりに満開ラベンダーの蜜を集めている。適度に日陰を得たラズベリーは、やたら元気に茂り、ことしも何キロ分化のジャムになった。わずかな日なたを求めて茂り続けるブラックベリーは、ゾウムシの攻撃にもめげず、ジャングルのように広がりたくさん実をつけた。それだけで、なにもかも忘れて幸せになれるわたしは、根っからの楽天家なのだろう(^_^)先日泊まりに来た幼なじみのバジルちゃんが「うん。この庭は、14階建てに負けてないよ。それだけの迫力で、隣に迫っている…」(;^^)それってほめ言葉？せめて。明日は久しぶりに庭に出よう。ものすごーく久しぶりに苗屋に行って買ってきた夏の一年草を植え込んでやらにゃならぬ。我が物顔に茂りまくるドクダミも多少は引っこ抜いて置かねばならぬ。かわりに来月のトマトソース作りに備えてバジルを植え、ローリエの下草を刈らねば。アジサイも二廻りくらい小さく剪定し、長く楽しませてくれたモーツァルト（バラ）（アルバムのページへ）もちょっとすっきりさせよう。（この暑さですぐにばてそうだが…）夢の庭にしがみつくような気持ちで、今デザイン中の新しいキルトのタイトルは「クレマチス」。うーんとカラフルにしようかな。それとも、しっとり背景にとけ込むような色に…？花柄ばっかり手に取る、今日このごろ。あんなに高かったわが家のエンゲイ計数は、今やシュゲイ計数と相成った！そういえばサカタから会員更新の手紙も来てたっけ。もう昔のようには買い込むこともないと思うけど、でも解約は淋しい…。何年継続にしておこうか…？

  2004.07.20

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