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標記の本を読みました。
インフルエンザで寝込んでて、頭痛もひどかったんだけど それでもこの本は読み進めたら辞められなくなった。 私は、宗教に興味がないので「宗教の教え」のような本を読むことはあまりないのだけれど、 たまたま「素晴らしいな」と思う方が宗教家だったりして、その人のAutobiography のようなものを読んだりすることはある。 この本は、実はボス弁の次回の著作のデータ収集をしているときにたまたま見つけ出し、「面白い生き方だな」と、その人、トーマス・カーシュナー氏の生き方に興味を持ったので、思わず自分用に購入してしまったのです。 「禅」に興味がある初心者はもちろんだけれど、そういったものに興味のない私のような「素人」が読んでも、非常に興味深い本だと思う。 小難しいことは書いていなくて(たしかに漢字はちょっと難しいけど)、カーシュナー氏が迷いながら、鬱病も経験し、時には、原因不明の難病に侵されながらも、それでも真摯に自分と向きあい、 自分は何をして生きていくべきなのか をひたすら追求し続け 決して 自分から逃げなかった という本当に頭が下がるような半生記。 読む人の立場によって、いろいろな感想があると思うけれど、 どんな立場の人が読んでも、「元気付けられる」一冊だと思う。 鬱状態から抜け出したカーシュナー氏がその時の状態を、 今まではまわりがすべて鏡だった。 自分しか写っていない鏡だった。 そんな状態から、急にその鏡が窓になった。 という表現を引用して語っていたのが非常に印象的でした。 禅僧になったアメリカ人 トーマス・カーシュナーその半生記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 25, 2007 12:25:11 PM
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