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カテゴリ:あなたに逢えるまでの100日
あたまが、いたい。 ここ数年くらい、風邪ひいても、 頭が痛くなることなんて、そうそうありませんでした。 あたまが、いたい。 私は、3日間、ずっと家にいました。 ちゃんと、平日は、社会人でありたいからです。 明日までに、何としてでも、風邪を治したいんです。 ベッドの中で、ひとり、ぼーっと考えていました。 ダッタライッショウマッテテクダサイ テッテイテキニタタキノメス …………私…………。 なんで、普通に戻れたんだっけ。 なんで、歌うのやめたんだっけ。 なんのために、修二が普通の女の子に戻してくれたんだっけ。 なんの、ために…………――――――――――――――――――― ねぇ、わたしじしんは、どうしたいの? ダッタライッショウマッテテクダサイ フシダラナオンナ テッテイテキニタタキノメス わたし、は、どう、したい…………………………………………? 『健ちゃん。やめてぇぇぇ…………』 『おま、なんでそんなに泣くんだよ………!?』 『ちょっと前に、健ちゃんと同じ思いしてるからだよ!! お願い、健ちゃん、これ以上傷つかないで。 私と同じ思い、しないでぇぇぇぇ………………っ!!』 『あんり、あんり、お前、大丈夫か? ………俺、お前がそんなに泣くとこ、今まで、知らないよ…………』 ケンチャン ヤメテ コレイジョウカナシマナイデ 『…………俺は、あいつが好きなんだ。』 わ た し は 『おねがい………側にいさせてください………………………………』 あきちゃんが、言った。 『ちょ、あんりちゃん、土下座は簡単にしちゃいけないんだよ!? 生きるか、死ぬかのトキだけでいいの!!!!!』 あきちゃんが、そう教えてくれた。 だったら 『……………やめなよっ……………顔、上げてよ…………!!』 修二、私、やっと、修二以上に、好きな人が、出来たよ。 しゅう、じ。 『どうしてそこまでするの!? こんな俺に、どうしてなの?』 『……………わかんない……………すき、ただそれだけ……………』 ケンチャン カナシイオモイシナイデ ワタシトオナジオモイシナイデ でも 知ってるの 健ちゃんも。私も。おんなじなの。 本当は、いろんなこと、頭で解かってるの。 だって 好きなんだもの 大好きなんだもの 叩きのめされるつらさよりも、傷つけられる痛さよりも。 あなたがいてくれることが、 そんなこと、どうでも良くなるほど、大きな喜びなの。 理由なんか ないの 好きなんだもの お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 12, 2009 10:46:08 PM
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