世界にはばたく日本人
金曜の夕方7時。東京へ戻るレッドアイ・フライトまでの時間、ボートキーをひとりで歩いた。街角のいくつかのこぎれいなバーは白人のビジネスマンであふれかえっていた。一週間の仕事を終え、さまざまな情報交換をしているのだろう。話がもりあがって妙ににぎわっている。そういう場面に身をおいている自分を想像してみた。極めて自然に感じた。むしろ旅行者で訪れていることを不自然に感じてしまった。今回一週間だけ日本を離れてシンガポールに来た。世界に羽ばたく日本人が自分の身近に幾人かいる。自分もこのままではおわらないぞという気持ちがふつふつとわいてきた。同時にあせりの気持ちもうまれた。あせりは明日の行動の原動力にもなる。