アンゴラ料理、モアンバ
アンゴラ料理といえば、一番有名なのは、Moamba(モアンバ)。ポルトガルにあるアフリカ系のレストランに行くと、大体あるし、私も時々注文して食べていた。とても美味しいけど、どうやって作るのかずっとわからなくて、色々アンゴラ系の同僚なんかにレシピを聞いていたけど、皆お母さんが作ってくれるらしく、なかなかちゃんとしたレシピがわからない・・。ネットでサーチして見ても、材料の意味がよくわからず、彼らに聞いたってああやふやな答え。。モアンバというのは、見た目はシチューというか、カレーっぽいけど、ほとんど辛くない。チキンのモアンバが一番の定番みたいだけど、そのほかにも魚のものや、中身は色々。その他にはトマトやオクラが入っている。とてもくせのある味で、好き嫌いに分かれそう。 何とか家でも作ってみたいと思い、スーパーでよく見る「Moamba」と書いた缶詰のソースを買ってみた。買ったのはいいけど使い方がいまいちわからずずっと棚に置きっぱなしだったところを、以前に寿司パーティーで来たアンゴラ人の同僚の一人が缶を見つけ、使い方を説明してくれた。スーパーにはこの缶詰のほかに、パームオイル(ヤシの油)が瓶や缶でよく売られていて、これもモアンバには大切な役割を果たすらしい。 そして日曜日についにモアンバに挑戦! まずチキンをレモン汁、にんにく、塩、チリペッパーで下味をつける。そしてパームオイルで焼く。このパームオイル、今まで使ったことがなかったけど、強烈な匂い!あの独特の匂いと味って、このせいだったのね。。これは好き嫌いがあるのがわかる。これはあまり量は使わず、他のオイルと混ぜて使ってもいいかも。この後玉ねぎとトマトを細かく切ったもの、にんにくを入れ、塩コショウをしてよく炒める。火が通ったらなすを入れる。それからこのモアンバの缶詰の登場。全部入れたら多すぎるので、半分くらい入れて、オクラもこの時入れる。このソースの内容を見たら、ヤシの実、スパイス、塩とある。スパイスは何が入っているのかわからないけど、ヤシの実がメインみたい。ということは、やっぱりこの缶詰なしではポルトガルで作るのは、難しいかもしれない。その後水を入れて調整して煮込む。 わけがわからず適当に作ってみたけど、食べてみたら美味しかった!うーん、この味はあの時食べたレストランの味と一緒だ。でも次はもっと自分で色々とスパイスを加えてみて、オクラもちょっと茹でてから入れても良さそう。 翌日お弁当に持っていて、アンゴラの子に、あのパームオイルは匂いがきつくてあまり好きじゃないけど、出来上がりはとても美味しかったと話して見せると、「これ、私のお母さんが作るのとほとんど一緒よ!美味しそうに出来ているじゃない。」と言ってもらえた。これを機会にまた色んなアフリカ料理を試してみたい。