『ジェネラル・ルージュの伝説』海堂尊 感想
う~~~ん 期待して読んだのですが、以前に読んだ「ジェネラル・ルージュの凱旋」ほどは興奮して読めませんでしたね。。 【送料無料】ジェネラル・ルージュの伝説価格:580円(税込、送料別)というか、凱旋をあまりに前に読んだので その後、映画もドラマも見てませんしすっかりストーリーを忘れてしまっていて・・・(^^;そうそう、ドクターヘリの話だったわ!とか速水部長に収賄の疑いが掛かっていて なんか査問みたいなの受けていたよなあ~とか その程度の記憶で。。しかも、最後、辞職してどうしたんだっけ??とか そのことが気になって気になってwwww確か誰か 看護師さんが付いてきたような・・・?くらいしか思い出せなくて、なんとも 情けない限り。。あんなに速水部長がカッコイイって騒いでいたのにね(^^;その時の感想はこちら。 【送料無料】ジェネラル・ルージュの凱旋価格:1,680円(税込、送料別) 唯一覚えていたのが どうして速水部長が ジェネラル・ルージュと呼ばれるようになったかということ。。今回の伝説では それについて語られているので そこは臨場感あって面白かったです。「ジェネラル・ルージュの凱旋」の原点といわれるだけの内容であったと。若き日のまだ 本当の修羅場を知らず天狗になっていた頃の速水部長・・・が、ある日突然起きた大惨事により救命救急の現場を知り、己の力量を知ることとなります。それを境に、横柄な態度が謙虚になり、医者として大切な腕を磨くことに邁進した彼の成長のターニングポイントが この伝説で語られています。速水に投げ掛けられた猫田の言葉や、彼女の采配は見事ですね。そこから生まれたルージュを引いた医者。そして 血みどろという意味も掛けて生まれた「ジェネラル・ルージュという呼び名。若き日の速水こそ見てみたいものですわ俺って天才!?って感じで 俺様状態で天下をとったようなつもりでいたらいざって時に 震えて自分の想いとは違う行動に出てしまいそうになって・・・でも そこからすぐに立ち直って 的確に指示を出し、救急患者に処置を済ませていく彼はまさに 天才医師の片鱗をみせ、神のごとく・・・ですよね。患者にとって 自分の命を救ってくれる医者は神みたいなもんですもん。。が、本当に神かどうかは・・・ 神になれるかもしれない医者は一握り。そして 日々鍛錬し続けなくては すぐに堕ちてしまう・・・。医者としての速水は 確かに 組織の中では問題児でしょうが 私たちいつ医者のお世話になるのか分からない側の人間としては、彼のような医師にこそ存在していて欲しいし、命を任せたいと思いますよね。。そうそう、確か彼は 辞職後、僻地に赴任するんじゃなかったでしたっけ??優秀な医師を迎えることが出来たなら そこの人たちはなんて幸せモノ。。だけど、きっと僻地は医療設備が整っていなくて 思うようにはいかなかったりもしそうですけど。。どこにいても 医師としての苦悩は続きそうですよね。。で まぁ 後の「疾風」と「残照」は付録のようなもの?それでも 「疾風」の方は 速水部長がまだ活躍してくれていたら イイ男スキーの私としては満足なんですけど、ラストの「残照」は 全く速水部長が出てこなくて ホント おまけ的なお話でした。読んでも読まなくてもどっちでもよかった? みたいな?? そして 後半の海堂尊物語は へぇ~~~ 作者はこういう人なんだ ってことはわかりますが特にお金払って読むほどのことでも。。でしたかね。これまでの作品についても あらすじとか なんかもう少し参考になるようなことが書かれていたら、読んでよかった♪ って思ったでしょうが、その作品を書いた時の感想みたいなことが 書かれているだけだったので 正直どうでもいいかなとか思ってしまいました(^^;末巻の登場人物リストは 非常に役に立ちましたけどね。