反抗期がないのって?
あるところで、こんな質問を受けました。 昨日友人とこんな話になったんだ・・・ 私「他のお母さん達は面談で、子供の2面性を指摘されていたけど、 うちは先生の話を聞く限りはほとんど家と変わらないみたいだった」 友「そのうち爆発したりして???」私「そうも見えないんだよな~」 友「でも反抗期は必ずあるでしょ!!親に限らず、 大人や社会に対して反発する時期が・・・」 私「でもそれって本人が圧力を感じる時に起こすんじゃないのかな? 圧力をかけるような接し方はしてないし・・・ 社会に対しても、いろいろな人がいて、 自分と意見が合わない人がいることや、 大人が必ずしも正しいとは限らない事などが理解できていれば、 爆発せずに消化出来るんじゃないかな?」 ・・・こんな感じ。 私は息子に反抗心が無いとは思ってないの。 反抗されるような意見の押し付けをしていないから・・されない。これって違うの~?!やっぱりそのうち爆発するのかぁ~??? とのことでした。 みなさんは、どう思いますか?良かったら、ご意見お聞かせ下さい 私の考えとしては・・・ 反抗期って本当は、もっと小さい頃(3歳位)に通過するものだと思うんです。それまで親や周囲に頼らないと生きていけなかったのが、徐々に「自分で!」になってくる。「自我の芽生え」ってやつですね。本当はこの辺りから、親は徐々に、それまでの育て方を変えていかなくちゃいけない訳なんだけど、それがわからずに、手出し・口出しを続けてしまうから、プレティーン、ティーンネイジャーの時期に問題が生じるわけで・・そういった意味では、不登校やOD(思春期症候群)を経験している私たちは、「反抗期がなかった(出来なかった)為の問題」を既に経験していると言えるんですよね(^^;) で、今度は「思春期の反抗期」についてだけど、確かに普通は、この時期に子どもが親に反抗する確率は高くなるとは思います。あいあいクリニックではこう書いてありました。「自我が芽生え、自らの独立を望む思春期の子供たちを, かれらの支配者たちが反抗期と呼んでいるだけではないのか?」つまり「防御反応」だと・・・ 多くの親が、思春期の子どもとの正しい距離の取り方を知らずに、小さい頃からの続きとして、手出し・口出し、価値観の押しつけ、心配症、つまり干渉し過ぎるから、それぞれ別の一個の人格を持った人間として、「衝突」が起きる、それだけのことだと思うのですが・・・それを「反抗期」と言う人が多いのかな。 でも、もしその時期に、親の方に正しいスキルがあれば、衝突事故は起きないわけで、反抗期がないっていうのも、充分にあり得ることだと思うんですよね。つまり、反抗は反抗する理由がなければ起こらないってこと。 親が本当の「大人」に成長していて、問題所有が出来ていて(適度な距離を保てる)上手にコンサルタントやカウンセラー的な役割が出来るなら、子どももわざわざ反抗する必要がないわけだし。 ただ、「反抗したくても出来ない」という場合もありますね。例えば、虐待だとか、愛情関係が出来ていないとか、親が何かの事情で可哀そうな存在になっている(子どもの方が大人にならざるを得ない)とか、正論でがんじがらめにされてとか・・・ともかく、安心して反抗なんか出来ない事情がある場合、これは確かに「後に爆発」とか「大きな問題」に発展する可能性があるでしょう。 その辺りの見極めは、確かに必要なんだろうけど、私たちの場合は、もう既に、それまでの問題点に気づいて、日々、精進しながら、一生懸命子育てを学んでいるんだから、大丈夫だと思うのですが・・・そういうのを知らない人から見たら、「反抗期がないなんて、そのうち爆発するんじゃない?」ってことになるかもしれないけど・・・ 私はこの道を信じていこうと、思っています 賛否両論あるかもしれないけど、どうなんでしょうね~???