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2019.03.16
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カテゴリ:占星術について。
なんとかしたいけど、なんとかしなくていいもの、それがサウスノード。

 サウスノードの室・星座に関する誰かの意見や出来事は、あなたが闘争する相手のようなもの。

 仕事の10室にサウスノードを持っているなら、自分以下のたいして仕事ができるわけでもない人間に、仕事ってのはこういうもんだ、と矛盾だらけの幼稚な理論を披露されて、でもそれに立場上逆らえなくて、あなたは頭にくる。
 学歴の9室にサウスノードを持っていたら、学びの経験の浅い誰かが、テレビや近所の老人の噂話をもとにつくられた無知な学歴観念を披露され、ちゃんと真摯な勉強をして学問とは何かを知っているあなたの学歴や職歴を馬鹿にされるだろう。

 その他、金銭、家庭、友人、子供、結婚、家系、自分のやりたいことと他者の意見、など、それぞれの室の意味する場所でそれが起きる。

 でもサウスノードの室の事柄は、「まあ、どうでもいいや」それが幸運の鍵である。そう考えられたとき、サウスノードの役割は終わって、出来事自体が終わるのである。逆に言えば、どうでもよくないうちは、克服できるまでいくらでもやってくる。

 サウスノードは、「優れている場所」であり「人生の基礎」でありながら「ずっとそこにとどまり続ける必要がない」というアンビバレンスなものだ。
 それで、その正反対の場所にあるノースノードが「初挑戦」だが「そこにとどまり、人生を捧げる」べき場所なのだ。

 他者より努力し、その結果優れている箇所には、どうしてもプライドみたいなものが発生する。そこにあなたのサウスノードが居る。他者は、サウスノードの室の要素に関してあなたより優れていないから、あなたについていけない。だから他者は正当な理由ではなくただあなたについていけないためにあなたを理解しない。そういう無知で無努力な発言が、より優れているあなたのプライドを敏感にさせる。
 だが、それにつっかかるとより厄介になってしまう。

 優れていながら、それで他者を張り合わないようにしなければならない、そういう仏教的な感性を、サウスノードとノースノードの関係性は強いるのだ。





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最終更新日  2019.03.16 23:54:47
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