カテゴリ:音楽
都内にある三輪田学園という高校で、先月第九をやりました。
と言っても、オケや合唱団と一緒に訪問した公演ではなく、 三輪田学園の生徒さんたちと演奏したのです! 器楽クラブのコーチの先生が、第九の第4楽章を約15分に抜粋して編曲してくださって、 音楽選択の生徒さんたちの合唱は、女子高なので男声パートも全て女声で歌い、 器楽クラブのメンバーによる合奏は、ピアノ、フルート、クラリネット、サックス、打楽器という編成で、 今回のために編曲・編成された特別なスタイルの公演。 というのも、会場が今年度をもってその歴史を閉じることになっている学園内の講堂で、 「講堂さよなら記念コンサート」と題して催された公演なのでした。 最初に練習に伺ったのが、去年の11月。 このときばかりは、大丈夫かな・・・と不安がよぎりましたが、 次の1月の練習では、そんな不安が吹き飛びました! 前回の練習で取り組んだ発声や発音ができるようになってきていて、 雰囲気も、本番に向かう意気込みのような感じも出てきていました。 あとは表情を徹底させることと、後半の速いテンポに追いつくことさえできれば・・・。 口が回らなくちゃいけない箇所なので、毎日歌詞を早口言葉で練習することをお願いして、 残るは、本番前日の練習のみ。 練習が曲の後半に差し掛かると、問題の早口の箇所。 おー!速いテンポにもしっかり食いついてきます! いくらか先に行っちゃうようなところもあるぐらい(笑) 発声を注意しながら、中間の表情づけを繰り返し練習して、最後に一回通し。 本番当日は、リハーサル無しでブッツケです。 ステージに整列して、いよいよ演奏スタート! ものすごい一体感で合唱が入ってきます! 今まで練習してきた以上の声が出てきて、 これまでご指導くださった先生方の熱意が実を結び、 そして何よりも、生徒のみんなの頑張りや気持ちが、この瞬間に集まった感じがしました。 立派な新しい講堂が完成しても、どんどん世代が変わっても、 きっと、この第九の演奏は三輪田学園の歴史に語り継がれていくと思います。 皆さんのおかげで、それに相応しい演奏となったこと、大変光栄に思っています。 そしてまたいつかどこかで、「第九」でご一緒できたら最高に嬉しいです! 三輪田学園の皆さん、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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