デルトラ・クエスト
先月から、読書に消極的な次男のために、就寝の準備が早めに終わったときに限り、「デルトラ・クエスト」の読み聞かせを始めました。この本は、長男が2年生の時にサンタさんからもらったプレゼント。当時、小学校中学年以上の男児には絶大な人気で、長い物語に挑戦したことのない長男を読書好きにするために、サンタさんが考え抜いて贈った物です。全8巻で、文字は大きいのですが、中学年の小学生が挑戦するには、結構な長さです。ロールプレイング・ゲームのような冒険物語が、男の子の心をゲットするらしく、当初喜び半分だった長男も、きっかけをつかんで読み始めると夢中になり、ついには読みきりました。また、この長さを読んでことで、読書への自信もつき、その後は色々な本に挑戦できるようになりました。普段から三男には、絵本の読み聞かせを毎日しています。同様に、次男や長男にも、幼稚園くらいまで就寝前に絵本の読み聞かせをしていました。でも、こういう長編の物語を読み聞かせるのは初めて。三男には無理かもしれないなと思いながら、読み始めました。始めは誰も興味なく、知らん振り。誰も早く寝ようと協力しないので、読めて週一くらいでした。でも、だんだん物語が進むに従って、「デルトラ読んで!」と三男が言ってくるようになりました。三男でも楽しめるようです。意外だったのは、随分昔に自分で読み、話を知っているはずの長男まで、私が読み始めると、いそいそと布団に入ること。小6でも、本を読んでもらうのは嬉しいんですね。「第一巻を読んだら、きっと面白くなって、続きは次男が自力で読むはず。そこまで読めばよいわ!」と目論んで始めましたが、次男以上に三男&長男が楽しみにしてくれているので、止められなくなっています。肝心の次男は「ぼく読んでもらうのは好きなんだけど、自分では読むのは面倒くさいな~。」ですって。読書を好きにする計画としては、失敗のようです。でも、兄弟揃って、母の声を聞きながら眠れるなんて、きっとあとわずか。母子4人で、穏やかな時間を過ごせるだけで良いかな、と思い始めています。さて、では8巻まで頑張りますか!(第2部・第3部は、どうしよう)