ジュークボックス英会話を見ながら大事そうな判例を発見
・最判平成19年02月27日(pdf直接リンクです)入学式の君が代のピアノ伴奏拒否した教師に戒告処分することは憲法19条(思想良心の自由)に反しないという判決。いつの間にこんな判決が出てたのやら。「伴奏しなさい」という職務命令の適法性が、学校教育法18条2号「郷土及び国家の現状と伝統について、正しい理解に導き、進んで国際協調の精神を養うこと」等関係法令の解釈から基礎付けられていました。ちょっと前に教育基本法の改正が議論になり、重大な改正という声がありましたが、たとえば、(今回の判決では関係ないんですが)似たような問題の場面でこういう形で利いてくるんだなということがわかって、そういった法改正の(政治的重要性ではなくて)法的な重要性を認識した次第です。でもまあこういう問題を単なる価値判断だけじゃなくて、つまり「職務命令の方が大事」というひとことだけじゃなくて、さらに言えば単なる比較考量ではなくて、そこには還元されないものを法的に構成して呈示するというのは難しいですね。あと補足意見は、問題の具体的性質を分析していて、いろいろと答案に使えそうだなと思いました。(ただ伴奏に代わるものとして、テープ演奏では伴奏の必要性を満たすことができないという理由はよくわからないんですが、と思ったら藤田宙靖反対意見の中でつっこまれていた)・ジュークボックス英会話特にチェックしているわけではないですが、NHK教育のジュークボックス英会話をよく見ます。元MEGADETHのマーティ・フリードマンが出ています。「ヘビメタさん」が終わってどこに行ったのかと思ったらこんなところに。今日はエアロスミスの「Don't Wanna Miss a Thing」。リブ・タイラーはスティーブン・タイラーの娘だって話の中で、「そういえば似てますね」というアナウンサーの発言に対し、マーティ・フリードマンは「いい意味で似てますね」と答えていました。この人は相当日本語がうまいのですが、「いい意味で」という言葉を使えるのは本当に日本語うまいなーと思いました。空気を悪くしないようにうまくさらっとごまかす日本人のメンタリティをも修得しているかのようです。でも結局なんかごまかしてるっぽいことは伝わってくるわけですが。今日は久しぶりに食べたいと思ったパンを買いにとあるパン屋に行ったら臨時休業でした。まあこれもいい意味で運が悪かったってことですね。とたんに和む魔法の言葉「いい意味で」。