寄せ書きトーク:またいつの日か
偶然あの街のあの場所で出会ったあの日からあたし達他人じゃなくなった今は自分の道を歩いてるけどもうあの場所には戻れないけどでもガラス玉に映るさかさまの世界を覗けばいつでも会えるよあたし達はいつもいつまでも手をつないでいるからね どれみ寒い冬の日私の手を暖めてくれたあなたの手の温もり凍て付きはじめていた心まで融かしてくれたあの雪の日あなたに抱き締められた時の体温今も鮮やかに覚えている絶対に忘れないから私の大切な人 はづき遠く離れても千年の眠りでも雲の向こう側へ行ってしまってもわたし達を引き離すことはできない「いつもそばにいるよ」 おんぷみんなの顔を思い出すたび元気になれるだからあたしはいつも元気みんなも元気でいてな あいこたくさんの「ありがとう」をありがとう。そしてこれからもよろしくね!You are My BEST FRIENDS, forever.I love you! ももこママたち、元気でいてね。ハナちゃんも絶対、ぜった~い、あいにくるからね。だから、それまでおとなしく待っていて、やくそくだよ?だいすきなママたちへ。 はな*****あいこ:「…なあ、はづきちゃん。はづき:「え?」あいこ:「これどれみちゃんに対してだけとちゃうん?」はづき:「えっ?」あいこ:「しかもかなり強烈なラブレターみたいやで」はづき:「そんなことないわ!!そんなこと(赤面)」ハナ :「あーはづき赤くなったー!どうしてー?ねぇーどうしてー?」おんぷ:「どれ…?あ、ほんと、まるで恋人宛ての手紙みたい」あいこ:「矢田くん妬くでー」はづき:「あああああいちゃん、まさるくんにはないしょよ?ないしょ」ももこ:「っていうかどれみちゃん詩人ね」あいこ:「そーやな、あたしなんかそんな歯の浮く… もとい、ロマンチックな文章かかれへんわ… どれみちゃんそっちの才能あるんとちゃうん?」どれみ:「えー?そんなことないっすよー… いやだなーあいちゃんったらー…って… はぁ…あ~あ…」ハナ :「どしたの?どれみ?」どれみ:「もうすぐお別れだと思うとさぁ… 溜め息の一つもでるわけよ…」全員 :「…」ハナ :「だいじょーぶ!ハナちゃんが女王様になって、こっちに来られるように なったら、魔法を使って、ねっ?」どれみ:「そうか、その手があるじゃん。 ハナちゃん、がんばって早く女王様になるんだよ?」ハナ :「うん、ハナちゃんがんばる。…だから待ってて」どれみ:「は、いいんだけどぉ、ハナちゃん?」ハナ :「?」どれみ:「この『おとなしく』ってのは何なのさ」ハナ :「え?だって…特にどれみは何するかわかんないから」どれみ:「どういうこと?」ハナ :「ステーキ食べすぎておなか壊したり、麦茶飲みすぎてお腹壊したり…」どれみ:「食べすぎ飲みすぎの心配っすか。 …ってかステーキ食べすぎるぐらい食べてみたいよぉ~」はづき:「…ちがうわ、どれみちゃん。食べすぎ飲みすぎだけじゃない」あいこ:「な、ハナちゃん」ハナ :「…うん」どれみ:「?」ハナ :「どれみ」どれみ:「なに?」ハナ :「絶対、ぜ~~~~~~ったい、ハナちゃん戻ってくるからね」どれみ:「分かってるって」ハナ :「…それまで……ていて」どれみ:「え?よく聞こえなかった」おんぷ:「うん、どれみちゃんも、わたしも、みんなも待ってるから」ももこ:「待ってるよ」あいこ:「そやな、あたしらも頑張らなな」はづき:「そうね」どれみ:「???よくわかんないけど、ハナちゃん、心配しなくていいから」ハナ :「うん、わかった。えへへへ」あいこ:「…それにしてもやな、さっきの話の続きやけど、はづきちゃんの寄せ書 き…」はづき:「え?またわたしの?…その話だけはやめて(照)」あいこ:「あったかかったん?どれみちゃん(ニヤリ)」はづき:「ええ、とっても。 まるでおこた…って何言わせるのよあいちゃん、もう…」どれみ:「あたしがコタツ?はづきちゃんそれはないよぉ~…」全員 :「あははは」リカ :「なんじゃい、なんか面白いことでもあったのか?ん?」ララ :「なんだか楽しそうね」どれみ:「あ、マジョリカとララ、おかえり」ハナ :「あのね、どれみがコタツであったかかったの」ももこ:「それでね、みかんを食べるのが日本のお正月なの」リカ :「あ?」あいこ:「ああ、ちゃうちゃう、マジョリカ、これ見て」リカ :「ん?…おお寄せ書きか」おんぷ:「うん」ララ :「へぇ…みんなよく書けてる…ん? …ねぇはづきちゃん」はづき:「ぎくっ」ララ :「これって」ハナ :「らぶれたーだよ」はづき:「ハナちゃんちがうちがうちがう」ララ :「うふっ…どれみちゃんと、ほんっとうにいいお友だちなのね」はづき:「え?なんでどれみちゃんのことだって?」ララ :「見ればわかるわよ、ねぇマジョリカ」リカ :「ん?あ…ああ…そうじゃな、どれみじゃどれみ」ももこ:「マジョリカほんとにわかってたの?」リカ :「わかっとったわ!」おんぷ:「…っていうか」あいこ:「はづきちゃんやっぱりどれみちゃんだけか!!」はづき:「あ」あいこ:「ははは、冗談やって」おんぷ:「でも、羨ましいな」はづき:「え?」おんぷ:「だって、はづきちゃんどれみちゃんの家の近所じゃない? 学校は違っても、『大切な人』…大親友と近くにいられるんだから」ももこ:「んなこといったらおんぷちゃんだって近いじゃん。 どれみちゃんとはづきちゃんと。 …あたしなんてアメリカだよ?」おんぷ:「ももちゃんアメリカにもお友だちいるじゃない…」ももこ:「それはそうだけどさ」あいこ:「あーもうケンカやめや二人とも」お・も:「…」ハナ :「…ハナちゃん魔女界…お友だちもマジョリカもいるけど…」どれみ:「そだね…」おんぷ:「…そっか、ごめんみんな…ももちゃんも」ももこ:「あたしも…ごめん、おんぷちゃん」どれみ:「…ま、なんとかなるっしょ。そのへんは。ハナちゃんの魔法で」あいこ:「…ってまたさっきの話に戻ってまいそうやな」リカ :「お前たち…」どれみ:「はぁ…そろそろ…帰ろっか」はづき:「そうね」あいこ:「…そやな」おんぷ:「…うん」ももこ:「時間ももうおそいしね」ハナ :「うん、みんな、ばいばい。また明日ね」リカ :「気を付けてな」ララ :「お疲れさま」*****どれみ:「…もう、暗いね」はづき:「うん。お星様も出てないし」あいこ:「ほんまや…」おんぷ:「明日雨かな」ももこ:「でも…雨の後には虹が出るよ… …ね!みんな」一同 :「うん!」…その夜、ももこは詩を書きました。「Rainbow」そういうタイトルの詩を。