「モンスター」/「血と骨」
今日は朝から友人と新文芸座へ。映画を2本観る。では恒例、勝手に映画評を。【モンスター】★★★★★(大好き)監督:パティ・ジェンキンス何といっても主役のシャーリーズ・セロンがすごい。きれいなだけの女優じゃなかったのね。見直したわ。あのセロンとは思えないほど、連続殺人を犯した娼婦アイリーンになりきっていた。顔はメイクで醜くしたんだろうけど、あのボディーにはビックリ。完璧なプロポーションだったのに、もうブヨブヨよ。13キロ増やしたらしいわね。いくら役のためとはいえ、私にはあんなマネできないわ。戻らなかったらどーすんのよ。しゃべり方や仕草、表情まで、娼婦になりきってたよ。迫力の演技よ。アイリーン本人を見てるようだったもの。この監督の表現も好きだわ。この哀れな娼婦に同情を誘うばかりじゃなくて夢見ることで現実から逃避してる彼女の愚かさをちゃんと描いてるでしょ。悲惨な環境の中でも、もうちょっとどうにかできたかも知れないのに。ストーリーの流れも好き。いい映画だったわ。【血と骨】★★★(フツー)監督:崔洋一主人公、金俊平(ビートたけし)のキャラクターが強烈だし、たけちゃんの存在感もあるし、面白いことは面白かったんだけど、中盤ちょっと中だるみ気味。もっと編集で切った方がよかったんじゃないの?「モンスター」観た後だからよけいにそう感じるのかもね。無駄なシーンがなかったから「モンスター」は。ハリウッド映画は全般的に、編集でかなり切ってる感じがしない?無駄なシーンはバッサバッサ切ってる感じ。たけちゃんの暴力シーンはものすごい迫力で、この人は役者としても才能あるのね、と思うけど、ベッドシーンは下手くそね。映画の後はISPの“糸ぐるま”でラーメンとあんみつを食べながら、「別に男なんていなくても不自由しないわよね」と友人と話す。お互いバツイチ。女が虐げられる映画を2本も観た後だから無理もない。帰りは池袋から自宅まで約1時間かけて歩く。+++++++++++ウォーキング約5キロ