カテゴリ:キャリアカウンセリング
子供達の慣らし保育に同行していて、言葉によるコミュニケーションって、いったい、どのぐらい力があるんだろう??と考えさせられています。
5歳の息子は昨日、さっそくかわいいブロンドのガールフレンドを二人も作って、帰りには名残惜しそうに何度も何度もバイバイを交わし合っていました。 言葉はまったく通じていないのに、気持ちは通い合っているようです。 3歳の娘は、今とても厳しい時間を過ごしています。 彼女は家の中でも、朝起きたときから寝るときまでずーっとしゃべっているような子です。 自由自在に要望、言い訳、へ理屈、告げ口と、とにかく言葉で自分の意思を通す術を身に着けてきました。 親としても彼女の欲求がすぐに分かるため、とても助かっています。 ただ、気の弱い兄ちゃんと未熟な親のせいか、たぶん相当わがままなんじゃないかと思います。 まだ3歳ですが、頑固さだけは一人前です。 彼女は今、言葉がまったく通じず誰も自分の言うことをきいてくれない状態に、思いっきり怒りを爆発させています。 「邪魔ってなんて言うの!今度先生に聞いておいて。」と、夜私に訴えてきました。 「誰が邪魔なの?」と聞くと「ママ以外はみんな邪魔。あっち行って欲しい」という答え。 当然「分からないな~」と答えました。知ってても教えません。 同じ日に入園した韓国人の女の子は、母国語も韓国語で条件は娘と同じ。 ただ、彼女はほとんどしゃべりません。 しゃべらないけど、自分の思いを行動で示しています。 欲しいものは指差してとってもらう、お友達と仲良くなりたいときは近寄っていってハグをする、手をつなぐ、工作のときはテーブルにいるお友達みんなにはさみを配って歩く。。。 当然彼女はもう慣らし保育は終了。すっかりクラスの一員です。 カウンセリングの傾聴も、言葉ではなくその場の空気、体全体からかもし出される雰囲気にセンサーを働かせます。 口から発せられて、その場で消えていく言葉。 そんな言葉が強い力を持つときもあるけれど、言葉だけに頼っていては気持ちは伝えられないようです。 私が親としてできるのは、Sweden語を教えることではなく、先生やお友達と一緒に笑えるように、彼女の気持ちを少しずつ溶かしていくことでしょうね。 そのために何をすればいいのか、悩みます。 今週最後の金曜日は、初めて朝からバイバイをして幼稚園を離れます。 私は娘の先生方は大好きです。 その気持ちが娘にも伝染してくれることを、祈るのみですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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