カテゴリ:社会のこと
我が家の子供達は家では日本語、幼稚園ではスウェーデン語、外国人の多い今のアパートで他の国の子と遊ぶときは一応英語が共通語。
といっても子供達の遊びはほとんど言葉を使っていないように見えます。 キャーとかワーとかの奇声と、それぞれの子供達が母国語にジェスチャーを交えてコミュニケーションをとっているようです。 先日もハンガリー、インド、フィンランド、、、もうごちゃまぜになって子供達が一つの部屋で遊んでました。 言葉は通じなくても、みんな「一緒に遊びたい!相手が言いたいことを理解したい!」という気持ちをフルオープンで発信しているのが感じられます。 今のところなーんにも問題無いようですが、来年は英語の小学校に行く息子に、何か英語のクラスでも受けさせたほうがいいんだろうか、、、と考えることもあります。 子供の英語早期教育については、本当にいろいろな意見がありますね。 我が家のように帰国予定もあり両親共に日本人、という家庭では、やはりまずは日本語でしょう。 日本に帰っても、まずはやはり日本語ですね。 日本語でもうまく話せないようなトピックを英語で、なんて無理です。 でも、日本語をしっかりと確立させることと、英語の早期教育はまったく別物だと思います。 文字を持たない3歳の娘はすでに幼稚園の先生の言っていることをほとんど理解し、家でも先生のマネのようなスウェーデン語をしゃべっています。 言葉、というよりも、音楽に近い認識で身に着けているようです。 以前、東京大学総合文化研究科酒井教授の「脳の内部で文法、文章、単語、韻律をつかさどる分野は異なる」というような内容の研究を見たことがあります。 子供が言葉を認識していく過程は韻律から入っていくのかな、と思いました。 素直に相手に対してオープンになれる幼児期だからこそ、大人よりも多くの刺激を受け取ることができるんでしょう。 幼い頃から音楽のように日本語以外の言語を身近に触れさせるのは、けしてマイナスではないと思います。 何より、言葉は違っても相手を理解しようとする気持ちを育てることは、どこに行っても役に立つと思います。 日本語教育を妨げるほどの熱の入れようはどうかと思いますが、ちょこっとだけ教育ママになりたくなるときもありますね。 余談ではありますが、大学で働いているとき結構な割合で、幼児期を英語圏で過ごした、とか留学経験あり、というバイリンガルにお会いしました。 結論からいいますと、本人の満足できる就職とバイリンガルとは、あまり相関性が無いように感じました。 一番肝心なのは、パーソナリティ、その次の次の次ぐらいで語学力か、と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.12 17:45:54
コメント(0) | コメントを書く
[社会のこと] カテゴリの最新記事
|
|