クラブW杯ファイナル FCバルセロナ0-1インテルナシオナウ
ポゼッションに相対するカウンター。手堅い守備をベースに切れ味鋭いカウンターをもったインテルナシオナウがクラブ世界一に輝いたカウンターに沈んだバルセロナの失点はいつかみた風景。これは仕様なのだが、おそらくイタリア人あたりは大笑いするであろう。しかしその理想を追い求める姿勢にこそ世界のバルセロニスタは惹かれているのだ。それにしても、昨年に続いて今年もカウンターの南米とポゼッションの欧州という構図になっている。先入観を抜きにして運営規模を考えれば至極当然な構図なのだが、ブラジリアンフットボールが消えたと嘆くべきなのかカウンターを成立させられる『世界の決定力』ブラジルの選手層を脅威とリスペクトをもって評価するべきなのか、困惑している自分がいる。さて、バルセロナが14年越しの念願が叶わなかったということでバルセロニスタとしては実に不本意な結果になってしまった訳だが、それ以上にこの試合はどこかで見たデジャビューのような感覚に陥り観ていて気持ちの悪い試合になってしまった。それはいつものバルセロナという点も上に書いたとおりだが、今年のJ2リーグでも一年何度となく同じ光景に出くわしてしまったからだ。最後にどうでもいいこと。今回のクラブW杯ではインテルナシオナウはインテルと半ば一般名詞化していたが、どうしてもインテルというとイタリアのインテルナツィオナーレの方を最初に想像してしまうのは私だけだろうか。