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テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:映画評
今更な感があるが、映画版『DEATH NOTE 前、後編』を観た。
一人の天才青年・夜神月が名前を書くとその人が死ぬ死神のノート、デスノートを拾う。それを利用して犯罪者を殺し、世界を浄化しようともくろむ。 しかし最終的にはもう一人の天才・Lによって阻止され、最後には死神に裏切られ、死んでゆく。 漫画版と結末が若干異なるが、L編以降、漫画のほうは見る気が失せたので、きちんと読んでいない。漫喫飛ばし読みをしたのみ。 最初に、漫画を最初観たとき、面白い作品だと思った。 残酷な事件の報道を聞くたび、心の隅で、考えたことがある。―――こんな人間とっとと死刑になってしまえばいいのに―――そのような心の隅にあるような乱暴な気持ち、黒い欲望を漫画という形で具現化していたので、発想が面白いと思った。 途中から、なんだかトリックが込み入ってきて、めんどくさくなって読まなくなった。だってどうせ最後はわかりきっている結末だから。 映画版は漫画を端折って凝縮した感じ。 なんだか短縮したせいか、世界観が薄っぺらくなり、人物も薄っぺらくなっていた気がする。特に月は幼稚な考えを持つただの坊ちゃんという感じがした。 実際、実写版にすると現実感を帯びてしまうからそうなってしまうのかもしれない。 でも描写という面ではかなり忠実に再現していたと思う。やはり漫画の映画化は難しいんだろうな。 期待はせずに観たので、楽しめた。 特に最後の結末はあれのほうがわかりやすかった気がする。好きな漫画というわけではなかったし。 人間なんか消えてしまえばいいのにという乱暴な感覚を具現化した点では、寄生獣を思い出した。あの物語は中学の時に読んだが、なぜかすんなりと道理に感じてしまった。 そんなことを考えた。 DEATH NOTE(前編) / 藤原竜也 中古》【DVD】後.DEATH NOTE the Last name お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/08/13 10:54:24 PM
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