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テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:映画評
久々にレンタル映画を借りて『GOEMON』を観た。
石川五右衛門の新解釈。 時は戦国時代。 もとは武家のお坊ちゃんだったという設定。 幼少期に戦乱によって両親が殺され、五右衛門のみが生き延びる。 信長によって拾われ、半蔵によって才蔵とともに育てられる。 強き忍に成長したのち、本能寺の変によって信長が討たれ主君を失う。 その後、自由の身を選び、大泥棒・石川五右衛門となる。 …とここまでが前フリ。(回想で徐々に明らかになる。) 本編はここから。 ある日、盗みに入った蔵である箱を見つけ出す。 その箱は三成、家康が躍起になって探している箱だった。 その箱には本能寺の変の首謀者・光秀が実は秀吉と裏でつながり、 信長を討ったという重要な証拠のありかが隠されていた。 事実を知った五右衛門は秀吉を暗殺すようとする。 しかし影武者を誤って殺し失敗。 才蔵が三成の命によって暗殺を試みるが秀吉の強運により失敗。 才蔵は自分が五右衛門だと偽り、釜ゆでで命を落とす。 その後、秀吉の住む大阪城を正面突破し、秀吉を殺害。 その後天下は、三成と家康に割れ、両者が天下分け目の戦いに突入する。 その渦中に五右衛門は突っ込み、友・才蔵の仇三成を殺害。 踵を返して家康側に無謀な特攻をかけ、天下の平安を託して死亡。 …書くと非常に面倒くさいストーリーになってしまった。 個人的に、大沢たかお演じる霧隠才蔵の人物が味があって好きで、 才蔵が釜ゆでにされるまでのストーリーが楽しめた。 その後のお話は必要なんだろうけども、 なんだか 「一人のありえない力を持つ超人の力で歴史が動かされてゆく」 感があって抵抗を覚えた。 まあ、エンターテイメントにリアルはいらない。 そう言われてしまえばそれまでだが、 終盤は若干めちゃくちゃにしすぎだ。 それまで演技、設定などが飛んでいるながらも丁寧に作った感じがあったのに、 なんか一気に終わらせよう感が出た感じがする。 しかし釜ゆでのシーンは好きだった。 こうやってつなげるのかみたいな感じと、 カッコよさがあった。 抵抗を覚えたのは、 アニメ系の作品に言えることだけど、 強大な力を持つ主人公によってすべてが解決してしまう部分。 そんなに力あるんなら最初から使えよ、みたいなね。 そんなことを思った。 [DVDソフト] GOEMON (通常版) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/01/03 03:56:34 PM
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