現実
午後の1コマ。「実は進路のことで相談したいことがありまして…。いいですか?。」「なんだい。」「今まで就職活動をしていたのですが、どうもしっくり来ませんでした。(真剣になれませんでした)そもそも就活をしていたのは研究のお金が無いからで…、研究者になりたいためにこういう方法をとったんですが、どうも何か違うような気がする。 色々やってみたけれどもどうすればいいのか分からなくなりました。研究者になるためにはどうすればいいんですか?別の方々にも相談してみましたが、最終的には担当の方に相談しなさいとなります。ので相談に来ました。」「まず、専門に合う学会を見つけるべきだね。…それがそうない。しかしあるはずだから探してみなさい。」「それから仕事をしつつ研究会に参加して論文を投稿する。その道しかないね。…そのうち結婚ということになって子育てに忙しくなり、そのようなことは言ってられなくなるんだ。そこで選択を迫られ…(あきらめることになるんだよ)。」「…そうですか…。」「君は教職を採っていないからね…。」「すいません。教師になるつもりが無かったので。」「まあ昔は「たら」「れば」教師といわれたものだが。今と違って教師はそんなものだったからね。」「今は採用が厳しいですからね。」それから志望している業界の説明をしてくれた。「…必ず仕事はあるはずだよ。あきらめず探しなさい。UKなんて卒業式の2日前に決まったんだから。あきらめずにやりなさい。」ここから道化師の茶化しが入り話頭が愚かな方向へ。以下閑話不提。帰りがけの1コマ。偶然会う。「先生。お疲れさまです。」「会議があってね。…が君を褒めてたよ。できると。」「!普通にしてただけですよ。」「これぐらいのレベルの生徒なら普通ですよと言っておいたよ。」「(笑)」「君が不遇をかこっているといっておいたよ。」「」「それでは」きっと、フォローしてくれたんだろうな。ありがとうございました。