またまた作ってしまいました、オーストリア料理。
今回は、あのグラーシュです。
実は私、ずっと、グラーシュが気になっていた。
グラーシュは、ご存知ハンガリーの有名なスープ。オーストリアでもポピュラーで、大衆的な店で食べるとおいしいそうな。
簡単で、材料が高くなければ、家で作れるかも。
でも、牛肉を使うのが一般的みたいだからなあ。
うちは基本的に牛肉はあんまり買わない。肉は豚と鶏がほとんど。
そんなことを思っていたら、またまたぷりんさんのサイトに豚肉を使ったグラーシュのレシピがあった。
「ゼーゲディナーグラーシュ」
(写真はぷりんさんのサイトから)
これなら豚肉だし、1月にウィーンで買ったザワークラウトの残りもあるのでちょうどいい。
パプリカも、何年か前ハンガリーに行った人からのお土産がまだ残ってるし。
ちょうど、スーパーで豚肉のモモ切り落としが、100g88円の特売。
これを300g買って、さあ作るぞ!
…ん、待てよ、
「マジョラム」がうちにないじゃないか!
香辛料の棚をひっくり返して出てきたのが、プロバンスハーブミックス。マジョラムも入っているから、これで代用しちゃおう。
トマトペーストもないけど、ダイスカットトマトの缶があるからこれを使おう。どうせあとで水を加えるんだから同じだろう。
…あり?サワークリームもいるの?
これもないよ。どうしよう?!
こうなったら、ゼーゲディナーグラーシュじゃなくて、普通のグラーシュを豚肉で作るか。
これにはザワークラウトは使わないけど。
というわけで作り始めた。
中華なべで玉ねぎをよく炒めて、パプリカをまぶす。
ここで、トマトを1缶、全部入れた。
う、ここで「肉を炒めて焦げ目をつける」だって?
トマト缶全部入れちゃったから、水が多すぎてできないよ!
だからトマトペーストを使えって書いてあるのか。
(次からトマト缶を使う時は、肉を炒めてから入れよう)
そしてにんにくとキャラウェイ、マジョラム代わりのプロバンスミックスを入れる。
別のスープ用鍋に移して、水とスープの素を入れ、じゃがいもと人参を入れた。人参はレシピにはないが、野菜がほしかったので追加。
かき混ぜてしばらく煮てから、味を見る。
うーん、ちょっと子どもにはスパイシーかなあ。
カレーだと、こういう時にはヨーグルトを入れるから、ここでもヨーグルトを入れてみた。
またしばらく煮ると、とろりとしてきていい感じ。
これはいけるかも♥
野菜も柔らかくなったので、一旦火を止めた。
スープや煮物は冷めるときに味が具に染み込むから。
出来上がったグラーシュは、ヨーグルトのおかげで、ちょっと白っぽい。
しばらくして、仕事にキリのついたフ~さんが台所に来た。
今日は仕事がはかどり、満足そう。
鍋の中身を見て
「ああ、ゼ-ゲディナーグラーシュてどんなのか、いままで忘れてたけど、この色で思い出したよ。
ザワークラウトが入ってるだろう?」
・・・・ゼーゲディナーグラーシュとちがって、サワークリームや生クリームを入れてない。白っぽいのはヨーグルトのせい。だからザワークラウト入れてないけど。
「ザワークラウトないんだね」
・・・・あるよ、ウィーンで買った残りが冷蔵庫に。
「じゃあ、入れよう」
ってことで、ザワークラウトも入れ、やめたはずのゼーゲディナーグラーシュに戻ってしまった。^^;
まあ、サワークリームの代わりにヨーグルトを使ったことで、本来のものよりあっさりしたグラーシュになったようです。
味も合格だったようで
フ~さんとシャアが、これでもかってくらい食べました。
量もたっぷりあり、たくさん食べたのに、夜に作ったグラーシュ、翌日の朝、昼と食べてようやくなくなりました。
今回で、大体グラーシュの作り方がわかったので、また機会があったら作ります。
肉が特売の時ね(笑)