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カテゴリ:食べ物
以前にも書いたが、最近はほぼ毎日ホームベーカリーでパンを焼いている。
私がパンを焼くようになったある日、フ~さんがボソッと言った。 「サワータイクって、どうやって作るのかな…」 どうも、パンに使うサワータイクというものがあるらしい。 タイクって、ドイツ語で生地のこと。サワーは英語と同じで、酸っぱいと言う意味。 そういえば、サンフランシスコ・サワードウというのを聞いたことがあるけど、似たようなものだろうか? その後しばらくして、偶然見つけたMICHIE'S BACKSTUBEというHPに、サワータイクのことが載っていた。 なるほど、ライ麦の量が多いパンを作るには、サワータイクが必要なのか。 HBのレシピ集にもライ麦パンがあるけど、どれもライ麦の比率が少ない。 これではどうも物足りない。 サワータイクを作ったら、HBでライ麦比率が高いパンが焼けないだろうか。 そう思って、4月半ばから、サワータイクを起こし始めた。 上記のHPに従って、3日かけてアンシュテルグート(スターター)を作った。 保温中の炊飯器の上にビンを置いておくと、ちょうどいい具合に発酵してくれた。 ビンの蓋を開けると、ポン!という音がして、気体が発生しているのがわかる。 発酵中のサワータイク、耳を近づけるとシュワシュワ音がするんだよ! 酵母菌ががんばってるって実感。 まずはスターターを作るまでにできた間引きサワーを一部入れた、ライ麦25%のパンをホームベーカリーで焼いてみた。 サワーが少ないので、あまり酸味はなかったけれど、それでもあのブロート独特の風味がほんのり感じられた。 これは次が期待できるかも。 数日後、熟成させたフォルサワーを使って、ライ麦の割合が50%になるように配合した。 サワータイクの割合をどのくらいにするか迷ったけど、使用するライ麦の半分、すなわち全粉量の1/4がサワータイクになるようにした。 オリーブ油とキャラウェイシードも入れて・・・ 念のため、少しだけイーストも足して・・・ そうしてホームベーカリーで焼いたら、 できた! ふくらみが悪かったので失敗かと思ったけど、取り出してみたら、 外側はカリカリ、中は固めのモチモチ。 香ばしいパンができました。 ホームベーカリーでここまでできたらもう上出来! これに、無塩の発酵バターをつけて食べたら、超うまかった。 フ~さんも絶賛! だって日本では本格的なライ麦入りのブロート、なかなか手に入らないし、入っても高い。 申し訳程度にライ麦を配合したパンはちょくちょくあるんだけどね。 フ~さんの誉め言葉にすっかり気をよくし、せっせとサワータイクの面倒を見る私だった。 でも、サワータイクの管理って、ぬかみその手入れに通じるものがあるような…^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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