カテゴリ:新古今夢幻
西行(さいぎょう)
道の辺に清水流るる柳陰 しばしとてこそ立ちどまりつれ 新古今和歌集 262 道のほとりに清流が流れる柳の木陰に ほんのしばしの間と思って立ち止まったのだが (居心地がいいので、ついつい長居をしてしまったよ)。 註 「こそ・・・つれ」の係り結びが逆接の意味を表わし、言外に訳文の( )内のようなニュアンスになる。この語法は、現代文でも「分野こそ違え、尊敬している」のような言い回しに残っている。 * BeNasu 那須高原の歩き方 歌枕の地 栃木・芦野 遊行柳 * 遊行柳(下野国芦野、現・栃木県那須郡那須町大字芦野) * 倉木麻衣は、自作の『State of Mind』の歌詞で、この和歌を一首丸ごと引用している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年09月08日 13時02分01秒
コメント(0) | コメントを書く
[新古今夢幻] カテゴリの最新記事
|
|