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* タイトルは、著者が翻訳したフランスの哲学者 レヴィナスの著書『困難な自由』をもじったもの。 【アマゾン・カスタマーレビューより】 ―― <結婚しておいてよかったとしみじみ思うのは「病めるとき」と「貧しきとき」です。結婚というのは、そういう人生の危機を生き延びるための安全保障なんです。結婚は「病気ベース・貧乏ベース」で考えるものです。> 「こうすれば結婚できる」を手始めに、結婚式、戸籍、夫婦間コミュニケーション、家事、お金問題と結婚に関する様々な「困難」にアドバイスを繰り出し、「結婚って何?」という本質に迫っています。 結婚に悩んでいる人はもちろん、悩んでいない人にもおすすめです。 ―― 本書は、結婚生活に困難を感じている人のために書かれたわけではない。結婚をためらう、結婚が怖い、結婚しづらい、したくないと感じる独身者へ向けたものだ。 セクシュアリティがあらかじめ決められていて、自分で選べない。なぜその相手に惹かれるかを選べないというのは慧眼。 一方で、「結婚相手は誰でもいいんです」的なことも言ってしまう内田先生の融通無碍さが素敵。 ―― 結婚は「人生の危機を生き延びるための安全保障(p.24)」であり、それゆえ「配偶者を選ぶときに絶対見ておかなくちゃいけないのは ……『危機耐性』(p.30)」であり、それを確かめるにはトラブルがつきものの海外旅行にともに行くと良いというリアリズムが面白かった。 また、(結婚に限らないが)「一番効くほめ言葉は、容貌についてのほめ言葉(p.196)」という指摘、「誰にも制約されない生き方って、言い換えれば『誰からも頼みにされない生き方』ということ(p.142)」という指摘、著者が娘に「ジェンダー・フリー」的な服などを与えていたら本人(当時6歳くらい)から抗議をされた(p.89)というエピソード、本筋の話とはまったく無関係だがレヴィナスが「哲学というのは大人のためのものだ。高校生に必修科目で教えるものじゃない。赤ちゃんにはミルクを飲ませるものであって、いきなりステーキを食べさせてどうする(p.152)」と言ったというエピソードなど、内田節満載。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月04日 16時28分58秒
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