カテゴリ:古今憧憬
よみ人知らず きのふこそ早苗とりしか いつのまに稲葉そよぎて秋風の吹く 古今和歌集 172 ついきのう早苗を取って植えたのだったが 稲葉をそよがせて秋風が吹いているのはいつからだろう。 註 「こそ・・・しか」は強調の係り結び。「しか」は過去の助動詞「き」の已然形(すでに終った動作を示す活用形)で、疑問形ではない。 逆に下(しも)の句は「か」や「や」が省略されているが、「いつ」があるので疑問の意味。 田 ウィキメディア・コモンズ パブリック・ドメイン *画像クリックで拡大。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月10日 04時29分03秒
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