カテゴリ:うたのおけいこ
坂本野原
夏の夜の夢のさなかに逢うひとに話しかけてもこたえはあらず わたくしが捨てた女はしあわせに暮らしているとどや顔をせし 十年に一度だけ逢うその人は下北沢にすむ織姫か 蒸し暑き夏は終わらず詩もなくてとうに飽きてし秋よはよ来い やや老いを感じさせつつナチュラルなエリクシールの石田ゆり子は 運転士たったひとりの運転で貨物列車は北へ向かえり うたかたの夢のごとくに日光の中禅寺湖を熊は泳げり 猫も牛も熊もかわいい人間は自己中心でかわいくないの 国柄の違いとはいえ大統領選びは派手なショータイムにて 台風は来るし地震も頻発しにっぽん人は自然に謙虚 アクセルとブレーキの踏み間違いも逆走もあり老いのかなしみ いつまでも若くないからあきらめも必要なのが人生だから 妻と子が夕餉の支度する匂い悔恨なんて意味のなき午後 タウリンがいいらしいです先輩にサプリメントの知を披瀝せり お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年08月29日 05時45分55秒
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