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カテゴリ:コンサルタントの仕事
気がつけば日記を2週間以上サボっていた。
実は、この間、僕にとっては大きな出来事があった。 本来4月からスタートするはずだったプロジェクトの決裁がようやくおりたのだ! 最初にクライアントへ見積書を提出してから4ヶ月間、交渉を繰り返し、ようやく受注することができた。 やれやれ。 この大型案件の受注により今期の僕の予算はほぼ達成の見込みとなった。 ホッ...これでしばらくは安泰。 コンサルティング会社は厳しい。 売り上げのあがらないコンサルタントは去っていくしかない。 僕は入社して15年になるが、この間、殆どの人は退社し、今いる社員はここ数年に入社した人たちばかり。 会社自体は成長しているが、社員は殆どが入れ替わっているのだ! 普通の会社で勤めている人にとって信じられないかもしれないが、これは大手コンサルティング会社の実態なのである。 僕は、管理職になってから毎年が勝負だと覚悟しながら仕事をしている。 何年もこういう覚悟で仕事をしていると、慣れてきて、どんな状況になろうが冷静さや落ち着きは保つことができるようになる。 しかし、正直、ここ数ヶ月は、いろんなことを考えた。 というのは、組織体制が変わり、僕の予算を監視する、うるさい役員がひとり増えたからだ。 受注が確定していないことを心配して、マイナス思考に走り、ぶつぶつ、人を追い詰めるようなことを言うのだ。 僕はクライアントと直接接して交渉をしているから、受注することは信じていたのだが、どうも彼は僕の報告を安易に信じられなかったようだ。 彼とは、これまで殆どいっしょに仕事をしていないから、信頼関係ができあがっていない面もあるだろう。 しかし、受注が確定し、利益計画システムの売り上げ情報を上方修正してから、急に機嫌が良くなった。 まぁ人間とはこういうもの。 しかし僕自身はリーダーとして、こういう態度はとりたくない 今は確かに成果主義主流の時代。 すべてが結果で評価される。 しかし僕は疑問がある。 評価はマネージメントの一環である。 結果だけで評価をすることはマネージメントを行なっていることになるのだろうか? ひとつひとつの結果に一喜一憂し、部下を褒めたり、けなしたりすることがマネージメントだろうか? これから、また人事評価の季節。 僕も部下の評価を行なう。 僕は結果よりもプロセスを重視する。 結果というものは時には運に左右される。 正しいプロセスでも良い結果が伴わないことはあるし、遅れることもある。 しかし、正しいプロセスを繰り返せば、高い確率で、良い結果を長期的に安定して得ることができるはず。 だからリーダーの役割は、部下の結果を評価するのではなく、プロセスを正しく評価することだと思う。 それが本当のマネージメントというものだ。 そういうリーダーでなければ、優秀な部下はついてゆかず、いつかは去っていくだろう。 僕も未熟だからときには結果に惑わされることがあるが、注意して、この半年間の部下のプロセスをしっかり思い出し、正しく評価を行ないたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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