無知の責任
先日放送された、NHKの番組 追跡! A to Z ですが、観られた方は、みんな暗く重い気持ちになられたことだと思います。私もそうでした。知っていた方も、知らなかった方もいるでしょうが、やっぱり犬が好きだったり、猫が好きだったり、動物が好きだったり、もしくはたいして好きではないけどペットを飼っている(飼いたい)という人は、こういう番組はしっかり観なきゃいけない・・・って思います。私は捨てない、虐待しない、大丈夫わかってる・・・そういう方でもやっぱりちゃんと観てほしいって思います。番組に出てきたティーカッププードルの話しなのですが・・・私は以前、たまたま他の掲示板でティーカッププードルを飼っていると言う方に話を聞きましたが、こんな危険な繁殖方法だということを「知らなかった」と言います。「私の失敗は知識不足だったこと。」と、その方は言いました。果たして本当にそうでしょうか・・・?私は違うと思います。命ある生き物を飼うために、高いお金を支払うにもかかわらず、その犬種の情報さえ調べなかったことが、最大の問題なんです!(あちこちでティーカッププードルの値段や毛色は調べまわっているのに・・・です。)番組では、ティーカッププードルを違法に扱うブリーダーがいる・・・と言うような曖昧な説明をしていましたが、ハッキリ言います!ティーカッププードルという犬種は、現在、日本でもイギリスでもドイツでもアメリカでも認められていない犬種です。よって、ティーカッププードルを扱っているブリーダーは、全て違法だと思って下さい。日本で純粋犬種の犬籍登録と血統証明書の発行を行っているJKC(ジャパンケネルクラブ)でも注意を呼びかけています。 血統書には、PTと表記されますが、これは、トイプードルの表記であって ティーカッププードル、もしくはタイニープードルの表記ではありえません。調べれば簡単にわかることなんです。「無知」は犯罪ではありませんが、「知らなかった」では済まされないことが世の中にはたくさんあります。そして、「知らなかった」ことの責任は、犬や猫が取るのではなく「無知な人間」が取るべきなのです。 「こんなに吠えると思わなかった。」 「こんなに噛むと思わなかった。」 「こんなに大きくなると思わなかった。」 「もっと懐いてくれると思った。」 「引っ越すことになったから・・・・・」 知るかっ! バカッ! です。 生き物を飼育放棄する正当な理由など飼い主が不意に死んだ時以外、あるはずがないのです。 まだ、知らないことがたくさんあります。 知らなきゃいけないこともたくさんあります。 知ってるつもり・・・ではいけないんだと、 この頃つくづく考えるようになりました。。。 迷子犬のお知らせあります!1月17日に、無事保護されましたご協力、ありがとうございます