今年の夏の思ひ出より 薪能と観月祭.。o○
すっかりご無沙汰していた晩夏から初秋。。。もう10月だなんて、早い、早すぎます。ケータイの中の写真を整理がてら、ちょっと夏の思い出にひたってみました。自分の備忘録でもあるので。今年は薪能に3回、行って参りました8月8日は、尼崎の大物(だいもつ)で、尼崎薪能この大物という地は、かつて「大物の浦」と呼ばれた源平合戦ゆかりの地で、お能では「船弁慶」の物語の舞台でもあります。今まで近くにいながら行けなかったけど、やっと観に行けました。小さめの会場ゆえに、どこに座っても見やすくてよかったです気楽に気軽に観に行ける感じ。私の前に座っていたお客様は、器用にも音を立てずにお菓子を食べてお弁当を食べて、デザートまで食べてはりましたはじめは、近くの小学生がお稽古した仕舞の発表会もあります。小さな子供たちが袴姿で背筋を伸ばして、しっかり声を出してる姿はとっても可愛らしく、また凛々しくて素敵です。私も子どもの頃にそんな経験がしてみたかったです尼崎市では夏に2回も、無料で薪能が観られますよ8月11日は生國魂神社(いくたまさん)で、大阪薪能こちらはとても立派で大きな会場、お茶席があったり、お着物や御洒落な浴衣を着こなすお客様も多いです。大阪で活躍なさってる能楽師さんが大勢お勤めでとっても見応えあります。今年は『一角仙人』が楽しみでした。ほかに『俊寛』、狂言は『仏師』でとても面白かった♪内容盛りだくさんなのでスタートが早く、日が陰るまではチョット暑いんですけどね。毎年の楽しみにしています♪おススメです9月21日、西宮の越木岩神社での西宮薪能夙川にお住まいの能楽師上田拓司さんの鑑賞講座を受講したことがきっかけで知りましたがこちらも近くに住んでいながら機会がなく、今回初めて観に行けました。お能は『鞍馬天狗』、狂言は『柿山伏』とても面白かったです。尼崎の薪能と同様に、市民のための薪能なので無料楽な気持ちで観に行けます。お客様も歩いて来られるご近所の方がほとんど。私はバス停でポツンとしてました。雨でも客席が濡れないよう屋根まで付いた、とても立派な舞台で実行委員会の並々ならぬ情熱を感じます。いずれもお囃子は、ファンである太鼓の中田弘美さんが打ってらしてさらに嬉しかったです写真は、ほとんど見えてませんが^^;火入れ式のため越木岩神社の宮司さんが松明をもって舞台に近づいたところ。一旦明かりを落とすため松明の揺らぎと歩みのたびに落ちては消える火の粉が際立ってとても美しいものに感じました。なかなか機会がないのは姫路城薪能、明石城薪能など姫路城は来年は工事の覆いもとれるのではないかしら。楽しみかつては大阪城でも規模の大きな大阪城薪能があったのです。大学卒業した年、机上で謡曲を辿っただけでお能に興味もない頃に何故か一度だけ気まぐれ起こしました。何を言ってるかサッパリわからないし、眠たいし周りのお能好きと思われるお客様たちは舞台より謡いの本ばかりみてるし変なとこに来ちゃったなと思いました。で、屋外にも関わらず爆睡していたのですがふと目を覚ましたとき『羽衣』の一番盛り上がるとこだったらしく遠目にみた天女の顔がお面に見えないくらい可愛らしかったのです袖が大きく翻って、美しい装束がひらひらと揺れて。。。太鼓がしっかりした響きで押してくる感覚があって一気に目が覚めた、という記憶があります覚えてるお能は本当にそのピンポイントだけ。それでも、何にせよ「ライブ」って本当に素晴らしい、なんか分からんくても、響いてくるものがあると感じたものでした。まさか、こんなに興味もつとは思わない頃に・・・その後はまた二十年が経過してから、自分にとって激変があってから気になりだしたんですけどね。ご縁は不思議です.。o○こちらは十五夜、観月祭に伺った西宮神社です。毎年、女性による舞楽「女人舞楽 原笙会(にょにんのぶがく、はらしょうかい)」の奉納があります。今回は久しぶりに見ることができました。以前と同じ、天人がかぐや姫を迎えに来たような雰囲気のとっても雅やかな風情ある舞いでした。奈良時代の女官のような装いが子供のころから何故か好きです。(ずいぶん前の日記にも記しています.舞の様子の写真はこちら⇒2011年10月の日記にあります。初めて観月祭に伺ったのは2008年9月の日記です)読んでくれてありがとう*カテゴリ訂正のため更新しました