「新説!所JAPAN」では、
なぜ日本人は数字の「3」が好きなのかということを、
テーマにしていた。
数字の3にまつわることわざも多い。
番組調べで日本人の117人に、好きな数字は何?と聞いたところ、
1位は3ではなく7だった。
数字の3は2位で、3位は8の数字だったのである。
ラッキーセブンで1位が7だというのは妥当だと思う。
でも次は末広がりの8かと思いきや、3のほうが好きだったのだ。
私も3が好きなのだが、でもそういえば何でだろう?
ここで外国人96人にもインタビューをする。
好きな数字を聞くと、やっぱり1位は7の数字だった。
ラッキーセブンなので、まぁこれも当然だと思う。
そして2位に8の数字がきた。
外国人にとって、末広がりという意味は無い。
ならば、どうしてだろう?
だが3位と4位は、意外な数字がきたのである。
3位は4で、4位が2‥そして5位にようやく3の数字がきたのである。
日本人の3という数字好きは、どうやら和食にあるというのだ。
和食の世界では、奇数が縁起が良いとされている。
というのも、偶数は「割れる・切れる」に繋がってしまうから‥。
刺身も小鉢も、三種盛りとか三点盛りとか三色盛りで出される。
成る程‥和食の世界では、縁起が良いということで3点で出すわけか‥。
心理学の観点からも、3という数字が好きだという根拠が聞けた。
日本人は一つのことを決めるのに、
二択では心に余裕がなく選択しづらいらしく、三択にしたがる。
選択を3つにすることで(例えば、松・竹・梅)、
結果が片寄らないことを、日本人は望んでいる。
ここで所さんが一言。
「アメリカ人はイエス、ノーの社会なのに対して、
日本人ははっきりと、イエスかノーに言い切らない文化だからかも?」
所さん‥心理をついている気がする。
外国人は、どうやら偶数好きなようで、
左右対称であることを、美しいと感じるからではないかとも言っていた。
それに対して日本人は、枯山水のような左右非対称を好む。
だから偶数より奇数が好きなのかもしれない。
非対称‥私も大好き!!
私は「アンバランスの美」だと、勝手に名付けている。(笑)
でも7好きであり8好きなのは、日本人も外国人も一緒だ。
この辺りになると、理屈ではないのかもしれない。