NHKの「フロフェッショナル」という番組で扱っていたのだが、
今の私が知るのにタイムリーなお話しだった。
10月の終わりに放送されたものである。
約1ヶ月半たってここに書くには、それなりの理由がある。
つまりはその間、ずーっとその件に携わっていて、
先に見てしまうのは私の中で、どうなんだろう?と思ったからだった。
あっ、だからビデオなんだよね。(そんなん誰でも分かるやん、笑)
神様は不思議とタイムリーに物事を進められる。
いつもびっくりするぐらい、私に必要なことを必要な時に教えてくれる。
なので私は勝手に「神様に愛されている」と思っている。(笑)
私は四柱推命による占い師をしているのだが、
これは占いにも通じる話しだと思ったのだ。
扱った内容は「発達障害」というものである。
何故それが占いに通じるのかというと、
私たちは色々な星を持って生まれてくるのだが、
その色々な星を均等に持って生まれてくるわけでない。
むしろ、均等に持って生まれてくるほうが珍しいと言ってもいいほどだ。
均等に持って生まれてくると、バランスの良い性格になるし、
色々な星を持っているからこそ、
この世の中を生き抜いていくことが、楽に出来る。
というのも、世の中を渡り歩いていける道具を、
色々手に入れている状態だからだ。
人間だからどんな人でも悩むだろうが、
その悩みを解決に導く道具を手に入れているので、
悩みから抜け出しやすいのである。
私もそうなのだが、星は揃っていない。
だからこそ、人一倍悩んできた。んっ?君ぃ、信じてる?(笑)
多分そういう人が占いを頼るし、占いをする側になるのだろうと思う。
番組では、小、中学校の15人に一人が、
発達障害の可能性が有ると言っていた。
信州大学医学部付属病院の本田さんは、
「どこまでを障害と見なすのか‥どこからは普通と見なすのか‥」
精神科医の本田さんが、30年間、すーっと考えていることだと言う。
そして、本田さんの仕事の流儀は、「治療しない」だった。
「僕は基本的に自分がやっているのは、
診療であって治療ではないと思っているんです。」‥成るほど。
今の世の中が‥特に日本においてであるが‥、
集団意識を大切にして、個性を美徳としない傾向にある。
はみ出してしまう個性を、時には潰そうとしてしまう‥それが日本。
人と違ったことをする人は、弾き飛ばされてしまうのである。
本田さんは、発達障害はその人の個性の一部であり、
治療して無くなるものではないと考えている。
その為、それを訓練や薬によって、
無理に押さえようとはしない診療方法だ。
彼曰く、「自分の役目は発達障害からくる生きづらさを和らげ、
意欲を引き出すことだ」と言うのである。
彼の診療を見ていると、どんな悩みも笑顔で受け止めて、
「絶対相手を否定しない。相手の全てを尊重する。」やり方であった。
彼のこの診療方法は、彼の若い頃、
どうしたら治療が出来るかと悩んだ結果だった。
そしてそのヒントがある日の診察の風景にあった。
それは‥診療にきたお子さんが、おもちゃで遊び続け、
いくら話しかけても答えようとしない、という状況からだった。
困った先生は、遊びを止めさせないで一緒に遊んでみた。
するとその子は落ち着き、問いかけにも答えるようになったという。
この経験がヒントになり、治療をして子供を変えることが、
本当に正しいのか?と考えたことにある。
先生は最後にこう言った。「ゆっくりと、ゆっくりと歩こう。」