「金曜から土曜にかけて、片付けの日でした！」‥というと、
まぁ恰好つくけど、実際は探し物をするためだった。
どうも最近、探し物をする時間が増えてしまった。
一つ見つかると一つ失う‥この繰り返しが、ここ暫くの間とても多い。
この歳になると、老化現象か？という言葉がチラついてくる。
いやいゃ～何をおっしゃる、まだ６４歳ではないですか！
人生１２０年としたら、ようやく折り返し地点にたったばかりじゃん。
どうも私の頭の片隅で、
普通の日本人の寿命で考えてしまっているところがある。
これでは占い師失格だ。
多少、体に不調が続くと、人間はどうしても弱気になってしまう。
色々なことを乗り越えてきているわけだから、
それを思い出して気持ちを切り替えなければならない。
加えて、最近占いの依頼者の体験談を聞くと、逆に励まされる。
みんな明るく生きているが、過去に背負ったものが随分と根深い。
まぁ、色々悩むから占いを頼るわけで、
私のような独身者は、自分のことだけを考えていれば良いのだから、
体験の質が違う。
私は確かに普通の人とは違う体験をしてきたが、
それでも、結婚をして夫を支え、
親の面倒を見つつ子供を育ててきた人たちのことを考えると、
私の経験値を遥かに超えている。
私には四柱推命という、過去や未来を見ることができ、
その人の性格や可能性を伝えられるという、知識の武器が有るだけだ。
それが無ければ、単なる独身女性というだけでしかない。
依頼者を通じて、疑似体験してきたという強みもある。
私は普通の人があまりしない占いを勉強して、
今それをアウトプットできているという、
とても良い立場にあると感じている。
悩む内容は人によって様々だが、
そこから抜け出そうと色々考えて苦しんでいる。
私はそこから抜け出すアイテムの一つは、知識だと思っている。
知識を身に付けたからこそ、逆境を乗り越えてきたと思う。
それと多面性かなぁ‥。
どうしても人間は自分の考えから抜け出せないもので、
それ以外の考え方が出来ない‥というか、思いつかないものである。
人とコミュニケーションを取ると、
あぁ～そういう考え方もあるのか！と、びっくりすることがある。
例え受け入れられない考え方でも、考え方は千差万別だと感じられる。
多角的に、多面的に考えることが、
結構悩みから脱出できる方法ではないかと思う。
まずは、悩みは自分一人でないと知ること。
そして自分だけでないと共感できたなら、今度はそこに浸らないで、
そこから脱出することを考えること。
今はテレビやインターネットを通して、様々な知識を得ることができる。
だから知識武装をして、悩みから脱出する方法を見つけることである。
私は頑固で我が強い反面、気が小さい人間だという、
全く真逆の性格でできている。
だからチョッとしたことで弱気になってしまうこともあるから、
そんな時は強気で生きてきた自分を思い出すことにしている。
また変に生真面目なところがあるから、その点もっとリラックスして、
色々な人が世の中には居るんだと、
今まで出会った人達や、テレビの向こうに住む人たちの性格を思い出す。
そうやって多面性を持って、自分を追い詰めないようにする。
例えば、「高田純次」のような人も居るじゃん～というふうに‥。
彼も当然悩みをもって生きているだろうが、
別の一面ではその悩みを解放する方法を、しっかりと持っている。
植木等の「スーダラ節」的な生き方も、私には必要な一面である。
自分にストレスをかけない考え方をして、悩みを乗り越えていく。
「探し物」を「お片付け」と位置して、悲壮感を排除した。
結果、一日半もかかったけれど、探し物は出てきたし、
ストレスも感じることなく、しかも楽しく探し物をすることが出来た。
そしてその副産物として部屋も片付いた。
なんて良い日だっただろうか！‥最悪の日が最高の日になった。
とても幸せである。
