越中八尾 おわら道場 平成23年度定期総会
4/9(土)に 越中八尾 おわら道場平成23年度定期総会が富山市民芸術創造センターで開催、参加させて頂きました。 東日本大震災の被災者に黙祷の後、庵代表の挨拶、竹内 勉先生(おわら道場後見人、民謡の守門者)のお話があり、昨年実績と今年の予定が討議されました。 竹内先生のお話では 芸の「練習」は完璧の「百パーセント」を舞台は「ここ一箇所」の「1パーント」それを追い求めるもの。 私の解釈十分な稽古に励んでから舞台を勤める事。結果が全てです。舞台後は謙虚に演技を振り返り、常に不備点を改善する精進が大切。と諭されました。 定期総会では記念講演が有りました。ジョン ロス ギャスライト教授(中部大学)による『樹上の世界へようこそ』を拝聴しました。 ジョン先生はカナダご出身です。26年前に来日、日本人の奥様とご結婚、愛知県にお住まいです。 ツリークライミングを推奨。樹の上に設置したログハウスに子供達を招く事もなさっています。 樹の上からと言う。非日常的な視野で社会を観ると新たな発見が有り、思考能力が高まるとのお話も有りました。 ジョン先生は6歳の頃にカナダの海岸に漂着した日本の下駄を拾ったそうです。その時から、日本に興味を持っていたとの話をされました。笑顔の素敵な先生でした。 ジョン先生のご講演で「ドリームブレィカー」との言葉を初めて知りました。物事を初期段階で否定する立ち振る舞いであり、「ドリームメーカー」と対比する言葉です。 肯定するか。否定するか。 『夢を育てる』は良い響きが有ります。還暦を過ぎた私は新しい事に億劫になります。 遅ればせ「ドリームメーカー」の頻度を高める事が大切との気付きを得ました。ジョン先生と著者と女踊り上師範先生 定期総会に参加、素晴らしい講演を拝聴出来た事に感謝します。 追記。余談・・・講演後にホテルのロービーで両手に荷物を持って自家用車に運ぶジョン先生と出会いました。グリーンのジャケットを着ているので目立ちました。 お節介な私は、ここぞとばかりに・・・ジョン先生、荷物を持ちましょうかと声を掛けました。 ジョン先生は有難うと片方の手提げ袋を私に預けてくださり、一緒に駐車場まで歩きました。 手提げ袋には講演会でお披露目した世界一大きな松葉ボックリ(顔より大きくてパイナップルみたいな形)等が入っていました。恐らく先生の宝物と思いました。 見掛けよりも軽い荷物でした。両手に其々持っても恐らくジョン先生は負担に感じていなかったと思います。 調理人の真名板と包丁セットみたいな大切な物でした。日本人で職人気質の場合方、見知らぬ人には商売道具を触らせない方が多いと思います。 ジョン先生は国際人ですね。コミュニケーション尊重の実践を感じました。 A. 軽いから大丈夫と断わるか。B. 有難うと言って、荷物を預けるか。 皆様はいかがですか。 私は意識しなかったら、A の断わるタイプでした。 流石、ジョン先生はドリームメーカー凄いと思いました。 日々笑進 みき