究極の選択
月曜日、「ハンサム★スーツ」を観てきました。 予告で見た時から絶対観たいと思っていたんだけど、予想どうり最高に面白い映画でした。コメディなんだけどちょっぴり切なく、「本当の幸せとは?」を考えさせられる映画でした。主演はお笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚っちゃん。最近はお笑いだけでなく、「裸の大将」の山下清を演じるなど、役者としてもいい味を出しています。この映画ではブサイクなばかりに女性に100回以上振られ、女性達からまるでばい菌のように嫌われ、痴漢の罪まで着せられる気の毒なくらい哀れな役回り。ある日、「洋服の青山」へスーツを買いに行くと、着るだけでハンサムになれるというスーツを勧められる。いろんなタイプのハンサムスーツを試着して(この場面がかなり笑えます)、お気に入りの一着に決定!このスーツを着ると、 顔ばかりでなく、声もスタイルも名前までハンサムな男に大変身。ハンサムになった途端、これまで味わったことのないモテぶりに、すっかり人生が変わってしまい有頂天に。ところがこのハンサムスーツには弱点があったんです今度は弱点のないパーフェクトなスーツを求めて再び「洋服の青山」へ。弱点のあるスーツはブサイクハンサムを行ったり来たりできるけど、パーフェクト品を着てしまうともう二度と元の自分に戻ることができない。元の自分を捨ててハンサムを取るか、元の自分に戻るか・・究極の選択が迫られます。この究極の選択によって主人公は、自分の人生にとってかけがえのないものが何であったかに気づくんです。こんなスーツがあったらいいな、なんて思いながら観た人もいっぱいいるのではないでしょうか。私も・・・藤原紀香になれるスーツがあったら・・・袖くらい通してみたいかもでも究極の選択を迫られたら、やはりミルチャンのママを取ると思う。自分が何十年来歩んできた自分の人生が、その人にとって最高のハンサムスーツなんだと思う・・。