南風一の世界

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• 職場の考え方

  　職場の考え方　　　南風一心に余裕があるとき「職場」というのはお金（給料）を貰いながら同僚（当然美人や性格のいい同僚女性も含まれる）とタダで触れ合える（あるいは仕事上のことや仕事以外の冗談・雑談も含めて）親しく接することが出来る社交の場ともいえる給料を貰いながら一日　それが積み重なって１週間　さらに積み重なって一か月　そして一年という具合にサラリーマンにとって職場が人生劇場のような場所に変化するそうして定年を迎えればそんな社交の場所ともオサラバとなるお金を貰ってまで素敵な女性たちと親しく接することができてありがとう今度は本当のサ・ヨ・ナ・ラ（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/21

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• 父の嫉妬

  　父の嫉妬　　　南風一父の思い出はたくさんあるわけではないその中でも父の人柄をよく表すものとして次のような思い出がある（私は）小学生の頃いつも母と一緒に寝ていたたまに夜中に母が小言を言っているので（私は）目を覚ますことがあったふと横を見ると父が母の上におおいかぶさっていた「なぜ父は母をいじめているのだろう？」とか「さて何事だろう？」と訝しく思ったものだが眠気の方が勝ってすぐにそのまま眠り込んでしまったその後だったと思うある日父が私に向かって小さな声で「はじめはいいな。お母さんと一緒に寝られて」と言うのだった子ども心に自分が母と寝ることに疑いなど持ったこともなかったので後年「そうか、私は父の楽しみを奪ってしまって、悪いことをしたな」と少し父に同情したなぜなら父は４４才という若さで仕事中に住宅の２階から転落して下半身不随になってしまったそれ以後　母を抱くことも母とセックスすることもできなかった子どもに向かって「羨ましい」という感情を素直に口にする父親なんて何処の世界に居るだろう？私の父は私よりはるかに純粋でまた母を愛していたのだと思う（母の身体の方が魅力だったのかも知れない）（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/20

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• 今は何もない

  　今は何もない　　　南風一今日は夜明け前からの雨が残って車で仕事に出かけることにした出発が遅くなったのでいつも停める駐車場に着いたときは車は満車だった幸いに別の駐車場へ出ようとしたところで出て行く車があったので駐車できたそれから会社へ向かって歩き出したときは既にいつもの時刻より５分は遅かった最初から彼女に出会わないようにしようと思っていたので予期せずその通りになったお蔭様で心穏やかに会社までの道のりをゆったり歩くことができた全然他人のことを気にしなくてよい境遇がこれほどまで気楽だったなんてつい先日までは当たり前だった事実をなぜすっかり忘れていたのだろうか？（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/19

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• 苦しさの心地よさ

  　苦しさの心地よさ　　南風一自分の発電所だから雑草刈りをすれば日当たりがよくなって発電量がアップするから雑草刈りは苦にならないむしろ定期的な健康診断と同じ意味で発電所周辺の環境を点検することになって一石二鳥でもあるそういう功利的な意味合い以外に夏の暑い盛りに雑草刈りをするのは汗びっしょりになって苦しいことではあるものの作業が終わった後はむしろ心地よい疲れもあって風が吹き渡る峠のお地蔵さんの日陰で一休みする時間は非常に気持ちが良いこれだから夏の暑い盛りに雑草と格闘する苦しさの心地よさが忘れられない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/18

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• 草刈り作業の後で

  　草刈り作業の後で　　南風一彼女に草刈りを手伝って貰えたら謝礼を弾みますよと提案したら「休日は予定がたくさん詰まっていてお手伝いできません」と断られた今日草刈りに行って暑い陽射しの中汗をびっしょりかきながら日陰でお茶を飲んで一休みした汗をぬぐいながら帰るときには汗で濡れた服も下着も取り替えて帰らないと車のシートも濡れるし何より風邪を引く恐れがあると感じたこれでは彼女がせっかく草刈りを手伝ってくれたところで服や下着を替えなければならないしまさか近くに俺がいるのではセクハラそのものなのでとても草刈り作業を手伝って貰うわけにはいかないなということに思い至った今さらながら彼女が手伝いを断ったことは賢明なことに違いないと納得した（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/18

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• 小さな世界から

  　小さな世界から　　南風一子どもの頃は教育の投資効果ということなど分からなくてただ目先のテストの成績が良くなることが楽しくてあるいは数学の問題が解けたときの快感が堪らなくて勉強したのだった高校へ進学するときはただ成績に合わせて高校を選んだだけだった将来の職業を考えて高校を選んだわけではなかっただから高校に進学したものの自分が何に成りたいのかまだ分からなかったただ何となく学者か研究者になりたいという希望はあった私が進学した高校は地方都市ではあったものの県下有数の進学校だったので国公立の有名大学か医学部へ進学するのが当然とされていたそんな環境下だったので私も一浪して国立の有名大学に進学したさて有名大学に進学したまでは良かったけれど関東出身の自宅から大学に通うクラスメイトが大学に期待することと私が大学に期待するものとは大きな隔たりがあった関東出身組の者たちにとって大学進学は次の就職までの定められたモラトリアム期間の１ステップにしか過ぎなかったそういうことだったから彼らにとって大学生活をいかに楽しく過ごすかが最大の課題だったそれに対し私は大学生活そのものが卒業後の人生をどんな風に生きるかという自分探しの格闘そのものだったので大学生活をおよそ楽しむということができなかった学者か研究者になりたいという希望はあったけれどそもそも自分が何を専門として研究すればいいのか（端的に言えば、自分にはどんな研究分野が向いているのか？）それが分からなかった結局そのまま大学で研究生活を続けるのは止そうと思ったのは理科系大学院へ進学して少し専門の学問の奥深さを知ったからかも知れない（それより余りにも狭い専門分野を深堀することに意義を見出せない　と感じたのかも知れない）とにかく普通の製薬会社にＩＴエンジニアとして就職できたそれから二度転職することはあったけれど６０歳定年を迎えるまで正規社員で勤めたので（というか昔は社員と言えば「正規」であることが当たり前だったので）　ほどほどの水準の給与は貰えた定年までに一戸建て住宅のローンは返済できたし子３人も専門学校までではあったが学校を終えることは出来た定年後は年金生活までのつなぎとして低賃金ながら社会的意義のある職場で働いている子どもの頃の小さな世界から出発した人生の歩みではあったが随分遠くまで来てしまったと思うゴールがこんな処とは思ってもみなかったけれどこういう展開は得てして有りうることかも知れない子どもの頃には想像もしなかった世界に暮らしていること（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/17

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• さっさと去れ豚女

  　さっさと去れ豚女　　　南風一ことさら望んで見えたわけではないだけど狭い部屋のすぐ真向いで同僚男性に向かって「○○に関する件　はやーくして！」とか周りに聞えよがしに発する甘えた声から想像して身体をくねらせている媚態を見るともなく艶めかしく想像できた午前に一度部屋を覗きに来て（その同僚男性の方を見て）「あーら　話し中ね・・・」とか言ってすぐに出て行ったから午後にも来るなと予想が付いた気分が悪くてことさらその方向に顔を向けることなくパソコン画面に向かって意地になってキーボードを叩いていた　わ・た・し「豚女！」今日は心底そう思った（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/15

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• 初心に返って

  　初心に返って　　南風一初心に返って俺と彼女はただの同僚に過ぎないそこのところを俺の方が勝手に「親切」を「好意」と誤解したそもそもの始まりはそれだけのこともう一度初心に返ってただの同僚に過ぎないと反省しようつい一年前はただの同僚というだけで楽しかったいつ何処から初心を忘れてしまったのだろう？初心を思い出せば今でも楽しい関係その位置に再び戻ろう（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/14

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• 「平和」と「金（かね）感情（勘定）」

  　「平和」と「金（かね）感情（勘定）」　　南風一ある前首相は「世界平和」を希求する宗教集団の思想に共鳴してビデオメッセージを贈っただけで特に政治献金を前首相へ贈ったかどうかは何も言わないままにある宗教団体幹部は記者会見を終えたある前首相を銃撃した男は母親が祖父から相続した奈良の土地を売却してその宗教団体へ寄付して家族は塗炭の苦しみのどん底に突き落とされたと言った他方宗教団体幹部は以前のことなのでその男の母親が幾らの献金をしたか記録が残っていないと言った驚くべき非対称性！多額の献金をした家族は生活苦のどん底に突き落とされたにもかかわらず宗教団体からすれば数ある信者からの献金の一例に過ぎない家族のその後のことなど知ったことではないこれでは前首相を銃撃した男は浮かばれないましてや襲撃されて死亡したある前首相はなぜ襲撃されなければならなかったのか全く意味不明でありとばっちりを受けた前首相こそ気の毒であるとも思うしかし宗教団体幹部を襲撃できなかったことの代替措置としてある前首相を襲撃して死亡させることで宗教団体への恨みが晴れるものだろうか？この点は前首相を銃撃した男に現在の心境を訊ねてみるしかない以上は「平和」の悲劇の方の話他方「平和」のいい方の話もある今日は彼女が夏季休暇を取っていたから会社で伸び伸びと仕事ができたなぜなら彼女の姿がないから彼女の存在に気を使う必要がなかったから。彼女がいなければこれほど「平和」でいられたなんてとても彼女に言えるようなことではないでも「全然考えないこと」が即ち「空（くう）」であり「空（くう）」ほど平和な境地はないだろうそういう意味で「平和」であるためには打算的な感情も恋愛感情も無い方がいいに決まっている「金（かね）感情（勘定）」など一番無い事が「平和」状態であることは言を俟たないその宗教団体は「献金」して貰うことが好きなのになぜ「平和」を希求できるのか？全く意味が分からない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/13

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• 出会いの時間

  　出会いの時間　　南風一今日は雨模様だったので車で家を出た駐車場に車を停めて車から出たのは　いつもより２分は遅かったはず駐車場を出たところで転んでいる女性がいて私のすぐ後から来た自転車のお兄さんが「大丈夫ですか？」と声掛けをして手を貸して起こそうとするので何もできない俺の出る幕じゃないと悟ってとっととその場を去ったそれがいけなかったのかも知れない雨がすでに止んでいたこともあっていつもより早足になっていたのかも知れない今日はむしろ彼女に会わない方を選んだ気になっていたのでいつも姿を目にする大きな交差点の手前に近づいたときいつも彼女の姿が現れる路地の方を見通したけれど彼女らしき姿はなかった「どうやら遅かったかな」とは思ったが一方で「やれやれ」と胸をなでおろした会社に到着すると８時１５分だったからどう考えてもいつもより早かったことになる「道理で彼女に会わなかったわけだ」と納得したそれにしても同じ歩幅で歩いたはずだったがやはり雨が降っていなかったから随分早足で歩いていたのかも知れないそれにしてもこれまでなら大体１０秒も違わない距離感で出会えたのにこれほど狂ってしまった原因は何処にあったのだろう？最初から「今日は会わない方がいいか」と思った通りにはなったのだったが・・・（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/12

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• あからさまに避けられて

  　あからさまに避けられて　　　南風一今日は普通に振る舞っていただけなのに周りの状況から推測するとどうやら彼女は俺を避けたようだった直接話したり顔を合わせるのを避けたようだった別に彼女の姿や顔を見かけたからといって飛びついたり駆けよって抱き付くわけでもあるまいしそんなに話しかけられたり会話を交わしたりするのが苦痛みたいな意思表示をあからさまに見せつけられるとこちらとしても何か悪いことをしてしまったかなと反省せざるを得ないどうでもいいことをショートメールして本当に嫌われてしまったのかも知れない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/11

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• 結婚の可能性

  　結婚の可能性　　　南風一５０歳を過ぎたからといっていい人との出会いがないわけでもないただし出会いのチャンスというのは確率的にいえば大体対象年齢の男と会えて話をするとか人間的な触れ合いがなければ恋愛だの結婚だのという方向へ話が進んでいくはずないそれならばそういう恋愛相手や結婚相手に出会える場所や時間は何処にあるのか？という話になるただ通勤をしていれば通勤途中で意中の人に出会うというものでもない通勤時間帯の通勤経路に恋愛相手や結婚相手の候補となりそうな男がどれだけいてそういう男と人間性が分かる話ができるかということだが果たしてきみはどれだけ出会いのチャンスを高めようとしているか？出会いのチャンスが高まらなければ毎日判で押したように同じ時間帯の同じ電車に乗って自宅と勤務先を往復したところで意中の人には出会えないだろう悲しいけれどそれとも　もう積極的に自分から出会いのチャンスを高めることを諦めているのかな？それなら一層独り身のまま年老いる可能性の方が高いなぜそこまで頑なというか潔癖に生きようとするのだろう私には分からない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/10

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• 休日をやり過ごす

  　休日をやり過ごす　　　南風一彼女の休日はスケジュールで埋まっているとのことだから昼間にスマホ画面をじっと見ることもあるまい 俺も家の掃除や図書館へ借りた本を返しに行ったり妻の買い物の付き合いや孫が遊びに来たりでとてもスマホ画面をゆっくり見ている暇はないそういうことで休日には特に彼女宛のショートメールを出す余裕もなければ時間もないそんな調子で２日間の休日が流れて行くから有り難い事には違いない（特に禁断の努力を要しないという意味で）そんな風にして徐々に彼女のことは忘れよう５０過ぎの単身女性のプライベートに関与するならそれ相応の責任を持なければならない今の俺には　そんな気力も気概もないだから忘れよう（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/09

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• 安らぎタイム

  　やすらぎタイム　　南風一人にとって何が「安らぎタイム」か？それは　その人に拠る仕事が終われば一目散に家を目指す人そんな人にとってそれは「家族」仕事が終われば仕事仲間と連れ添って一杯飲み屋へ繰り出すサラリーマンたちそんな人たちにとってそれは「仕事仲間との触れあい」仕事が終われば急いで恋人との待ち合わせ場所を目指す人そんな人にとってそれは「恋人との語らい」仕事が終われば急いで孫へのプレゼント購入へ走る人そんな人にとってそれは「孫の笑顔」みんな安らぎの場所へ戻ったり安らぎタイムを得るために今日一日の仕事に就いている安らぎそれは約束されているはず（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/09

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• 化かし合い

  　化かし合い　　南風一化かし合うより手を取り合うことの方が二人のウェルフェアは向上するに違いないでも恋愛にそんな理論は通用しない彼女にすればどうでもいい話題の（要するに　彼女に関することでない）メールを送り付けられたところで何の興味もないし関心もないよって無視するだけ俺は無視されることを承知でそういう内容のメールを送っているからかなり悪質彼女の方も　俺の側の事情を知っているからその通りにメールを黙殺して何の返信も寄こさないそれでも俺の方が気を悪くしないことを知っている結局俺にとってメールを黙殺されようとも出すことに意味があるメールを出すことで何とか精神的な均衡を維持している彼女にすれば興味もないメールを送りつける男の心に恋愛感情など読み取ることができないそこのところが俺の読みなのだが彼女からすれば俺の心は既に遠くに離れていると解釈するでも本当はそれを装うためにやっているつもりなのだけれど本当に成功しているものかどうか？ちょっと分からなくなってきた（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/09

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• 懲りない男

  懲りない男　　　南風一二度とメールなんか出してやるものか！と思っていたくせに２日経ったらもう２日前の決心を反故にしてメールを出している職場で平静を装うことは２日間だけうまくできたけれどメールについてはもう守れなかった懲りない男馬鹿な男！（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/08

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• 文通の不思議

  　文通の不思議　　　南風一高校1年生のとき隣県の同学年の女子高生と文通を始めた最初に手紙を書いた女子高生の下にはたくさんの手紙が殺到したので（確か高校生の学習雑誌の文通欄を見たのだと思う）友だちがお裾分けに与かったということだった会ったこともない者同士なので特に断る理由もなかったので手紙が届いた女子高生と文通を始めた最初は自分の趣味や家族、学校のことそれから他愛ない学校生活のことを書いて送った彼女からも同様に趣味や家族のこと、学校生活のことが書かれて届いた夏休みになった頃だったと思う自宅前で撮ったスナップ写真を彼女へ送ったこれがいけなかった彼女からもスナップ写真が届いた彼女はピアノを習っていてスナップ写真は演奏会のものかピアノの前で素敵なドレスを着てにっこり微笑んでいた育ちの良いお嬢さんという印象だったと思う私は唸った「違い過ぎる（家庭環境というか住んでいる世界という意味で）」好みの問題もあろうが彼女の容姿はなかなかの美人だった私はそれっきり彼女へ手紙を書くのを止めた一度彼女からなかなか手紙が届かないという催促の手紙があったけれど返事はそのまま出さなかったそれから数か月が過ぎて翌年の正月が過ぎた頃だった学校から帰ってみると彼女と同じ姓の人から手紙が届いていた封を切ってみると彼女の兄からの手紙だった手紙を読んで私は彼女に随分悪いことをしたと悟った彼女へ手紙を書いたそれは嘘だったけれど好きな人ができたという内容の手紙だった彼女から返事が来てそこには「お手紙ありがとう。お元気で」と書かれていた特に彼女を好きだと書いたことはないのに彼女は俺のどこに惹かれたのだろう？彼女と俺が交わしたのは単なる文字の羅列にしか過ぎなかったのに（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/05

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• 花木のくらし

  　花木の暮らし　　　南風一沈丁花にしろベゴニアにしろモッコクにしろ基本的に春夏に花をつけ枝葉を伸ばす毎年同じことを繰り返しているだけに過ぎないけれども休日の昼間に台風が温帯低気圧に変わって曇天から暑い陽射しが照り付ける庭の中で沈丁花もベゴニアもモッコクも昨日とは表情が違っている毎年同じことを繰り返しているように見えるけれどよく見れば形も色合いも日々変わっている（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/05

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• もしきみとデートできたとしても

  　もしきみとデートできたとしても　　　南風一基本的に「生活」が重要だし「生活」の維持なしに幸せも生きがいもないきみの日々の「生活」両親や職場の同僚とのやり取りや触れ合いそんなものがきみの「生活」を形作っているその「生活」は俺とのデートが加わったからといって良くなるものでもなくむしろ良好な職場での仕事活動に水を差すことになるかも知れないたかがデートに過ぎないけれどそれがきみと俺との良好な関係に必須のものでも何でもないそうは思うけれどオフできみとデートできたらどんなに嬉しいことかなとも思うデートしたからと言って雨の日の通勤途上で会ったときの会話以上のことは何もないに違いないけれど結局デートしてもしなくても同じことに違いない（悲しいけれど）（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/05

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• Ｂｅｉｎｇ

  　Ｂｅｉｎｇ　　南風一今が楽しければそれでいいそれ以外に何を求めようその楽しさはいつまで続くものか？そんなことは分からない明日にでも無くなってしまうものかも知れないさすがに明日は無くならないだろうと高をくくって生きていたところがいつの間にか無くなっていたというものは幾らでもある永遠に続いて欲しいと思う一方でそんなに続いて貰っては共に疲れるから適当なところでいいとも思う楽しいけれどそれは永遠に続くものではない結末なんてわからないから先のことを考えるのは止そう（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/05

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• メール不通

  　メール不通　　南風一ＫＤＤＩの７月２日未明から３日間に亘る大規模障害の影響がこんなところにまで及んでいたことに驚いた私は７月１日の夜遅く彼女へショートメールを送ったあいにく彼女は寝入ってしまっていたのでメールを読んだのは７月２日未明だった彼女は身の潔白を晴らすために俺宛のショートメールを送ったけれどエラー返送された他方俺の方は彼女の内心を想像して「ずぼしだったから　もう何もいうことはないということか？」と返事がないことを彼女の無視と受け止めたそんな風にして俺と彼女は互いを誤解したまま「さよなら」に陥ってしまっていたかも知れない休み明けの７月４日に彼女と会って互いの誤解が解けた（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/04

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• 縁に感謝

  　縁に感謝　　　南風一縁とは不思議なものでまさか恋する相手がどんな形で現れるものか人は事前に知ることはできないだからもし恋人が現れたらその恋がどんな経過や結果を辿るにせよ不思議な縁に感謝しよう何かそれまでの人生のステップに一段でも踏み外しや方向違いがあればその恋人に出会うことはなかったかもしれないそういう意味で縁に感謝しよう恋人との出会いをありがとう（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/03

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• ああ馬鹿らしい

  　ああ馬鹿らしい　　　　南風一 些細な細切れの情報に過ぎないのにそんな断片を繋ぎ合わせてあり得ない誇大妄想を作り上げて一人おののいている考えてみればおよそ馬鹿げた所作片思いの者だけが作り上げる似非芸術作品そもそも恋する相手など日本の何処にでもいる1億２千万人の半分の性の１人に過ぎない顔にしろ体形にしろ性格でさえほぼ同質的な日本人だから取り立ててその人でなければという個性もまた同質的なものの一つに過ぎないそう考えると一人の女性に拘ったり恋することの馬鹿らしさが納得できるそういうことで彼女の些細な細切れ情報や身の振り方などは　彼女が進んで選択していくもので俺とは全く関係ないことに違いない頼まれもしないのに荒唐無稽な妄想ばかりしてああ馬鹿らしい何も考えないことにしよう（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/02

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• 一抹の淋しさ

  　一抹の淋しさ　　　南風一たとえば好きな相手と職場で顔を合わせればさも「好きよ」という風に振る舞うくせにオフタイムにはバリケードを固く築いて絶対に立ち入らせないという姿勢を貫くときその「好きな」相手のことをどういう風に考えたらいいのだろう？こちらとしては「好きなーんだけどー」「離れてーるのさー」で行けばいいのかな？その期間は？いつまで？もうこれでいいという期限は来ないのかな？それなら「そのうち忘れてしまって」ということになるのかな？単なる社交上の振る舞いに過ぎないのかな？弱い立場の単身女性としてはそういう形の、どんな男にも敵を作らないという八方美人的な態度で行くのが一番安全策ということなのか？何とも詰まらない姿勢と思うけどきみからすれば「好きな男」がいるとすれば合理的な行動なのかな？とんでもなく「ぶさいくな男」になびいたりしたら許せなくなるかも知れないかといって多分忘れることくらいしかそれ以外に何にもできないのだろうけれど（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/01

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• カレンダー

  　カレンダー　　　南風一今日は7月１日一年の半分が終わってあと６か月で新年を迎えるこんな具合で1年を送って気が付いたら５年、１０年が過ぎてあっという間に年老いて父母や祖父母がそうであったように気が付いたら居なくなっている孫や息子であった私がもう年老いて次に死んでいく順番になっている（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/07/01

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• 自分の幸せのために

  　自分の幸せのために　　　南風一みずから一生の「単身者」を決め込む必要はない素敵な出会いがあっていい人が出てくればもちろん結婚することだってあるだろうだからきみはいつも素敵な女性レディなんだから初老の爺さんなどを相手にしてはいけないもっと若くていい男を見つけて可能なら子どもだって作らなければならない間違っても両親のために自分の幸せの可能性を狭めないようにそう願っている（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/30

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• 忘れた頃に

  　忘れた頃に　　南風一何事も忘れた頃にやって来る今日遅い昼飯に出て帰ってくるところで県庁の玄関へ向かって歩いて行く彼女の後姿に出くわした玄関前の通りから「○○さん！」と大きな声で呼びかけたら立ち止まった私が手を振って自転車で近付くと彼女も立ち止まって手を振って寄こした「銀行ですか？」と聞いたら「いえ、これです」と言って布バッグからＡ４封筒を取り出して「○○協会　○○さんまで届けに行くのですが、果たして辿り着けるかしら？」と尋ねてきた「ああ　それなら受付で聞くといいですよ　では　お気をつけて」と言って手を振って別れた会社の外ならそんなに自然に振る舞える二人なのになぜ会社の中ではそうそう軽口も聞けなくなったのかな・・・二人とも何にも変わっていないのに（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/29

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• そんなに喜んでくれるなんて

  　そんなに喜んでくれるなんて　　　南風一たとえ暑い折に冷たくて美味しい野菜ムースや豆腐ムースを出してくれる居酒屋に誘ったところで何だかんだともっともらしい理由を作られてあえなく撃沈というのが一番ありそうなストーリーそれに比べれば２０個くらいの涼菓の詰め合わせセットなどは１５００円くらいの安さにもかかわらず「会社の冷蔵庫に入れておいたのでどうぞ女性陣への差し入れですからみなさんで食べてください」と言えば　喜ばれることは間違いない（たとえ、女性陣の中に本命は一人しかいないとしても　だ）何と言っても女性の貴重な時間を浪費させないそれでいて冷たいゼリーやプリンを味わえるこれほど安直に嬉しさを感じられる手段はない男性諸君ビールや酒に誘ったり大枚をはたくだけが女性を幸せにさせる方法ではないですよ女性が喜ぶ一番安上がりな方法それは男性諸氏がその場に居なくても女性に喜んで貰えることそれが究極の女性の身になってものを考えるということかな（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/28

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• 結婚の前後で変わるものと変わらないもの

  　結婚の前後で変わるものと変わらないもの　　南風一妻の考えは結婚の前後で変わったものと変わらないものがある例えば結婚した後で大学生時代に二人で海へ行ったとき海辺の松林で女子学生だった妻をおんぶしたとき腕に感じる柔らかな尻や背中に感じる乳房の柔らかさにペニスが立ってしまった「本当はその場で女子学生を押し倒して　素っ裸にしてセックスしたかった」と言ってみたら妻はあっけらかんと「そう言ってくれたら良かったのに」と答えたその癖高校２年生のとき廊下で雑談していた女子学生だった妻を「後ろから抱き締めたり　スカートの中に手を入れて性器をいじっていたら怒っていた？」と聞いてみたら素っ気なく「怒って　当然でしょ？」と答えた俺が「だって結婚すると分かっていたら　　　どうせセックスするんだから怒らなくても良かったんじゃない？」と聞いたら「あなたのこと　何にも知らなかったわ」と答えた（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/27

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• 死というもの

  　死というもの　　　南風一人は生まれてきた以上死から逃れられない他方で生まれたときも同じだが自分の死を感じたり知ることはできないなぜなら自分の死を知るには生きていなければならないけれど生きているうちは死んでいないから死は知ることも感じることもできないから怖いものでも楽しいものでもないでも他人の死を見るから人は死を悲しいものとか怖いものと感じるそれは他人の死に対する感想であって自分の死に対する思いではないよって死そのものは悲しいものでも怖いものでもないがなぜ人は他人の死を悲しいものと思うのか？それはその他人の断ち切られた人生というものに感情移入するからである死んでしまった他人に感情移入できない人には他人の死は自分の死と同様に悲しいものでも怖いものでもない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/26

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• 二人の愛情というもの

  　二人の愛情というもの　　　南風一友情にしろ夫婦愛にしろ家族愛にしろ恋人同士にしろ二人だけしか知らない事を共有しているというところに親密さも愛情も湧いてくるのだろうだからこそ一旦秘密を共有したときの愛情は強力でも一度こじれたときの愛憎関係は二人以外の誰にも分からないから二人を除き誰にも助ける手立てがない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/26

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• 運命の出会い

  　出会いの不思議　　　南風一休日の午後妻と何気なく昔の話をした高校２年のとき（妻となる女子学生は）休憩時間に教室横の廊下に出て友だちと何気ない話をしていたその横をちらりと見て通り過ぎたのが俺妻もその時のことを憶えていたそのときは「落ち着いた美人の髪を長く伸ばした女の子がいるな」くらいにしか思わなかったその女子が後年妻になる女性だったとは予想もしなかったその後も高校を卒業するまでその女子と俺は特に話すこともなく付き合うこともなかった妻の方は現役のとき姉が先に入学していた他県の大学の薬学部の入試を受けたが試験日前からの食中毒が災いして試験に落っこちた結果　地元の大学に残ることになった俺は最初から浪人を決め込んでいたから幸いに地元に残ることになった妻のことを思い出して妻に電話してその後付き合いが始まった妻の災いが俺には福となって出会いが生まれたもし妻が首尾よく姉の入学していた他県の大学へ合格していたら多分その後妻と俺が付き合うことはなかっただろうし後年結婚することもなかっただろうそして妻がその後育児ノイローゼに罹って一家５人が地元にＵターンすることになって俺は職業人生を田舎社会で送ることになった当初大学へ進学して郷里を出たときはまさか地元にＵターンするとは想像もしなかった高校２年生の妻となる女子の存在を認めてから４４年の時を経てもし偶然の出会いがなければその後の生活もなかったそれからすれば出会いは不思議（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/26

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• 大原三千院　寂光院

  　大原三千院　寂光院　　　南風一今日のブラタモリの訪問地私もまだ２０歳の頃大学のクラスメイトと共に訪問したことがあるそんな大原で番組の最後に葵衣さんが「私も恋に疲れたら癒しに訪れたい」と言ったことに対しタモリがちらりと漏らした一言「互いに疲れて楽しんでいるんだから世話ないよ・・・」本当にその通りだと思う元々好きにならなければ互いに何とも思わなかった仲なのに好きになったばかりに互いに苦しんでいる苦しみから脱却する方法は互いにあっさり忘れる事暫く距離を置くことしかない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/25

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• 初心に返って

  　初心に返って　　　南風一今日の昼前図書館へ本を返すために車で出かけた途中の交差点手前で赤信号になったので歩道寄りの車線に車を一時停車したふと見ると彼女によく似た女性がショルダーバックを掛けて歩いて来る思わずサイドガラスを開けようかなと思ったがサンバイザーを付けていたので諦めた白いスラックスをはいた脚周りの肉付きやマスクを付けているもののその顔つきや髪形も彼女にそっくりだったスニーカーを履いて軽快な服装をしているので近くの駐車場に車を停めてどこかのマンションか店か医院あたりを訪ねてきたのかなと思ったそのまま横の路地を向こうへ曲がって行った信号が青になったらすぐ前の交差点を左折してすぐに左に曲がって彼女の姿を追いかけようかなとも思ったが止めにしたそのまま図書館の方向へ車を進めながらそもそも　もし彼女であったとしてそんなことをして何になる？という反問が頭をかすめた当初彼女とは話すこともなかった１年前にたまたま部署が同じになって仕事の合間に親しく話すようになっただけそれからだって趣味の石磨きや動画作成のことを愉快に雑談したところでその場限りの会話で終わっていたそれ以外何もなかったし特別に仕事のオフ時間に連絡を取ったり何か約束して会うということもなかったそんな関係に過ぎなかったのにいつからそれ以上のことを求め出したのだろう？最初は何も求めなかったしそれで平気だったのにいつからかな？最初はごく普通の同僚だったのに（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/25

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• ラブレターメール

  　ラブレターメール　　南風一ラブレターメールは勢いで書かなければ賭けないもし下書き入力した日には読み直したら絶対に発信する気がしないだから冷静なラブレターメールは永遠に発信できない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/24

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• 男の感傷

  　男の感傷　　南風一まだ若かった頃東京を離れて地方にＵターンするとき元職場の私に好意を寄せてくれた女性とこれから去って行く職場の私が好きになった女性二人彼女たちを俺が東京を去るに当たりご馳走するからと誘ったら３人とも快諾してくれた俺の方はただ感傷から好きな女性を食事に誘い出した話したことと言えばお世辞にも楽しい話ではなかったと思う３人の彼女たちはいずれも心優しい女性たちだったから中年男の感傷に愚痴も言わず付き合ってくれたものと思う今だから分かるけれど３人のうちの１人はフランス料理のフルコースを予約していたから十分満足して貰ったと思う他方もう二人の女性たちは待ち合わせた駅の近くの海鮮料理か繁華街の居酒屋に飛び込みみたいな形で入ったから余り喜んで貰えなかったかも知れない食事に誘っておきながら食事に満足して貰えなかったら何の為に来てもらったものか分からない食事や飲み会に誘うなら誘った相手に喜んで貰える食事や飲み会でなければ意味がない男の感傷に浸ったところでそれに付き合う女性たちにとってはた迷惑に違いない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/23

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• 以前のように楽しい話を

  　以前のように楽しい話を　　南風一今朝は肩の力が抜けたというか朝から通勤途中まで車で行ったけれど特にきみに出会うことなど期待もしなかった悪くいえばなぜかしら執着心が萎えてしまってきみのことはどちらでも良かったそんな感じで職場まで歩いていたからいつも通り大きな信号機のある交差点の手前できみの姿を見かけたけれど特に歩くスピードを速めることもなくきみはきみで足早に横断歩道を渡って向こう側へ行ってしまうかもしれないと思ってそれも仕方ないかと遠くからぼおーっと眺めながら歩いて行ったなんと交差点の手前まで歩くときみはちょっと引っ込んだビルの前に立って横断歩道が青になるのを待っていた予期せず私は彼女の前を通ることになって仕方なく彼女の前で立ち止まって彼女の顔を覗き見た当初彼女は全く別の方を見やっていたけれど私の視線に気づいて顔をこちらに向けたそこでやっと彼女の目元に笑みがこぼれた私も笑顔を返すともう昨日までのわだかまりは何処かに消えてしまって以前のように二人肩を並べて職場までの道のりを歩いた途中で話したことといえば天気の話と歩道横の公園に咲いている「くちなしの花」の話いい香りの花や綺麗な花は虫やナメクジが好んで食べること職場のビルの前の生垣に飛べない雛カラスが住み付いてそのカラスに同じ職場の○○さんがパンや水をやっていること他愛ない話をしているうちに職場に着いた二人にすれば以前のように屈託なく話ができたけれど果たしてそんな話題の話で良かったものかどうかそれは分からないでも予期せず昔の二人に戻れたことは確かだった（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/22

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• 彼女を避けた理由

  　彼女を避けた理由　　　南風一今朝彼女に声をかけることを避けてしまったわけそんなに深刻に捉える必要などなかったのかも知れないただ何か話すのが難しかっただけ当座はその理由が分からなかった何となく気まずいという感じ夕方がきてその理由が分かった彼女の顔を見るのが辛かった俺は彼女の処遇一つ向上させることができない差別的待遇に甘んじて仕事を続けている彼女の顔を見るのが辛かったそれだけの理由だった（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/21

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• 無力なこと

  　　無力なこと　　　南風一俺は自分の行動に何の責任も持てないそれはきみに対する行動全般のこときみは「例えば」という俺の含み提案のことごとくに理由を付けて断ってきたそれはきみの俺に対する意思表示それ以外に何がある？俺は男として責任ある行動は取れない最後には妻帯者であることを理由にきみを選ぶことはできない結局きみもそんなことを知っているから決して乗って来ないし賭けることもしないつまらない関係そんな関係なら最初から無関心の方がよっぽど気楽そういうわけで俺は無関心の方に戻ることにした（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/21

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• 通勤途上の自然

  　　通勤途上の自然　　　南風一今日は雨だったから途中まで車で通勤　駐車場に車を停めて職場まで歩いた途中の大きな信号機のある交差点の手前でほんの少しだけ前を進むきみの姿を見つけた交差点の手前の赤信号が青信号に変わるまでの短い時間ほんのすぐ後ろに現れた私としては特に姿を隠す必要もなかったけれどなぜかビル陰に隠れてしまったその後信号が青に変わって彼女が横断歩道を渡り出したので私もやや距離を置いてすぐ後ろを歩いて行ったそれから職場まで彼女の5メートルくらい後ろを黙って声をかけることなく歩いて行った自分でもなぜ彼女に話しかけられないのかそれは分からなかったただ黙って話しかけない方がいいだろうと思ったこれからもそんな風に接して行くのかな？俺が話しかけたところで事態は何も動かない彼女と俺の間に何か関係が生まれるわけでもない何もない何か彼女と話すことが後ろめたいと感じたりするのだから結構重症かな？以前のように通勤途中に出会えば普通に声をかけられる心理的状態に戻るには大分時間がかかるのかな？（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/21

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• きみは何の魅力？

  　きみは何の魅力？　　　南風一 二児の主婦ではあってもホットパンツの尻の盛り上がりが魅力的な近所の女性を見ると特にきみの身体に魅力を感じているわけではないと知るそれならきみの魅力は眼差しや言葉かな？あるいは態度かな？それとも心持ち？そんな形のない魅力にもそろそろ飽きてきた何の収穫もない愚かな片思いそろそろ止めにしよう暇すぎて恋物語を作ってしまう愚か者何歳になっても変わらない性癖そろそろ卒業したいね自分にも相手にも何の利益にならない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/20

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• きみは数学の問題じゃないものね

  　きみは数学の問題じゃないものね　　　南風一ふと分かった何が分かったかというと彼女を好きになってこちらが彼女のことを好きになっただけに過ぎないのに彼女の側にもこちら側と同様の「好き」を求めたなぜこちらの存在すらはっきり認識していない少女にこちら側と同様の「好き」を求めてしまったのか？その理由は中学生の頃　数学の問題を解いていて何か引っかかる処があれば解決が付くまで考え続けたそして解決が付いたときようやく安らかな気持ちになって眠ることができたそんな安らぎというか一件落着という気持ちにならなければ落ち着かないそんな自分の性格的な律儀さを少女にも求めていたそういうことだった自分が数学の問題に対するのと同様の態度を少女に求めていた「好き」になれと言われてそうそう簡単に「好き」になれるわけなかったよねきみは数学の問題じゃなかったものね今頃そんなことに気付いている（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/19

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• プライベートタイム

  　きみのプライベート時間　　　南風一仕事以外の時間は確かにプライベート時間に違いないプライベート時間だから他人がその時間の使い方についてあれこれ口出しできるようなものではないだから彼女の休日時間はプライベート時間で埋まっているから簡単に他人が割り込めるようなものでないそれなら彼女と休日の時間を過ごすためにはプライベート時間を一緒に過ごせる立場すなわち夫婦か家族になることしか手立てがない定年退職した既婚男にしては越えられないハードルの高さかな（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/19

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• 満足とは

  　満足とは　　　南風一現実世界において実際にセックスできる女性よりレベルの高い美人の理想的な体形をした女優のＡＶを見れば実際に理想的な女性を求める時間やコストのことを勘案すれば最早十分な満足を得て実生活で理想的な女性とセックスする必要性を感じなくなる同様に給料が多少低くても週休２日制の勤務で休暇制度もしっかりあるオフィス内で就業時間内に堅実な事務処理さえしておけば営業成績など求められることがない職場ならば特に賃金が高くても営業成績が求められてストレスが溜まる職場など何の魅力も感じないそんな風に一面ではまがい物であったり実際には不利な労働実態があったとしても深い満足を得ることができれば本物を求める必要も感じないし有利な賃金や労働条件を求めて移動するような動機も湧かない実生活で生きて行く知恵とは偽物とは知りながら活用する知恵同じ満足を得られるならば労働条件として自分が重視するものは何か？そういったことを考えることかも知れない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/19

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• 京都に居たなら

  　京都に居たなら　　　　南風一今日のブラタモリは京都賀茂川や加茂氏の社家を巡る旅だった京都の北部から名前を替えながらゆったりと流れて行く川の景色を見て３４歳で自死した従妹がもしそのまま京都に残ってたとえ給与は得られなかったにしてもオーバードクターで京都に残っていたらつくば市なんかで死ぬことはなかったのではないかと思った京都に残ってさえいればまだ周りの自然や研究仲間たちの助けにすがって何とか生きていられたのではないかと思った従妹の研究上の指導教官は従妹の自死を在籍中の残念なことの一つと表現していたもし従妹が生きていれば立派な研究者になっていただろうとも評価していた本当に従妹が京都に残ってさえいれば元気に生き続けていただろうにと思うつくば市へ行って自死するために京都大学で理学博士号を取得したわけではないだろうに最期に自死へ至る人生なんて従妹にとって何のための学校通いだったのだろうか？養父も養母も従妹が京都大学へ進学したときは大変喜んでいたのに可哀想過ぎる人生だったと思う（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/18

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• ２年３か月が過ぎて

  　２年３か月が過ぎて　　　南風一２年３か月など勢いで過ぎ去ると高をくくっていた実際すぐに過ぎ去ったことは確かだが今さらながら現在の職場にあとどれだけ居座り続けられるかいささか心配になってきた居続けたいという意味で言っているのではなく当初年金までのつなぎに過ぎないから日々の仕事を淡々とやり過ごすだけと高をくくっていた案に相違して今年になって職場のある同僚女性に恋してしまって今さらながら彼女を日々見かけなくなった時の心境を心配し始めているもう半分ほど熱が冷めて先週後半には彼女の存在を何とも思わなくなったからもし明日会社を辞めたところで何の心配もないとも思うけれどもし本当にその日になったらどういう心境か？それは分からない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/18

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• 箱入り婆

  　箱入り婆　　　南風一最近の楽しみは風呂に入る前に妻にペニスをしごいてもらうことほんの１週間前までなら私が入浴しているとき妻は洗面所で洗濯物をネットに入れたり洗濯機に入れたり明日の洗濯準備を進めていたから私が風呂から出る気配を知ったとき「もう少し待って。まだ出て来ないで！」と私のペニスを見るのをためらっていた私と婚約して初めて私の下宿で妻を裸にして妻の性器を詳らかに点検すると妻は正真正銘の処女だった私がペニスを挿入するとき妻は「痛い」と言ったまだ処女膜が破られていなかったから当然だったそんな妻だったから私との性交が終われば私がペニスをだらりと出していると恥ずかしがって「早く仕舞って」と言うのだったそんな妻だったがこの１、２週間　毎日私が風呂に入る前に妻にペニスをしごかせて太くそそり立った一物を握らせていると慣れというものは恐ろしいもので私以外に男のペニスといえば子か孫のそれしか見たことがないくせに「もう十分大きくなったわ」とくすくす笑いながらペニスをしごいている（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/17

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• 憑き物が取れたかのように

  　憑き物が取れたかのように　　　南風一つい昨日まで四六時中彼女に会えることばかり考えていた彼女が中心にいて日々は彼女の周りを巡っていたところが今日はどうか？昼食休憩時に職場の同僚が彼女に別の同僚が東京出張で買ってきた洋菓子土産の自分の分を振る舞っていたすぐ隣の席に座って洋菓子を頬張る彼女を見て「うーん　俺が惹かれた彼女はもっと若くきれいなはずだったのだが・・・」と彼女の横顔や　うなじを眺めていたそんな風に彼女を突き放したように見られるようになったことからしてもう俺は彼女に拘りを持たなくなっていることを悟った惹かれたときだけ彼女に夢中になって夜が来れば恋しくてあれこれ理由を付けてはスマホメールを出していたそんなことをやっていた自分が今では嘘みたいに彼女のことを忘れている（というか全く気にならなくなって　空気みたいに何とも思わなくなった）哀しいけれどいつものように憑き物が取れたということかも知れないさよなら好きだった彼女（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/16

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• 村

  　村　　南風一村には村のしきたりや慣習があって外から来たものがあからさまに言ってはいけないことがある村には低賃金で雇われている者がたくさんいたとしてもつい山を越えて向こうの村へ行けば同じ仕事で高い賃金が得られるのにそんなことは口に出して言ってはいけない村人たちは村の主に生活万端を配慮して貰って日々の暮らしに満足している突然現れたよそ者が村の主の処遇をあげつらってはいけないそんなことをしようものなら村人たちに捕まって八つ裂きにされる（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/15

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• 逃げるかのように

  　逃げるかのように　　南風一働き方改革ということで就業時間が終われば速やかに退社せよというのはいいとしてもきみは就業時間が来れば逃げるように会社を後にするまるで日中会ったときはにこやかな笑顔をしているくせに終業後はそんな笑顔を見せるのが勿体ないかのようにあるいはもうこれ以上残っていたところでお金にならないから私のようなおじさんや会社の嫌な束縛からさっさと逃げるが勝ちというかのようにきみは急ぎ足で会社を去っていくまるで私から逃げるかのようにその先に何が待っているのだろうか？家族との団らん？家族の温もり私はそんなものへなかなか近づけない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/06/14

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