南風一の世界

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• 惚れた腫れたは

  　　惚れた腫れたは　　南風一好きだのライフだの扶養だのともし好きになった人に言い寄るならばその後の責任も引き受けなければならない好きだの綺麗だのセックスしたいと言い寄ったところでそれから未来のことを相手は考えている食い逃げは男子たるもの卑怯の極みと思うが現代にはそんなモラルも古いのだろうだけど俺には仮にセックスまでして相手の気を惹いてしまったらその後ハイさよならなんてとても言えないだから好きでも一線を越えられない日々の足りない生活費や稼ぎの悪さを一杯の晩酌や寅さん映画で憂さ晴らしするみたいに惚れた腫れたはきみとの冗談話に留めておくのが華？かな？（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/05/07

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• それが分からないから

  　　それが分からないから　　　南風一きみの反応が分からないから言い出せずにいたそんなに簡単にＹＥＳと応えるような女なら失望の方が大きいかもしれない何はともあれきみはＹＥＳともＮＯとも答えず未来のその時に答えを先送りした俺にとってただ郊外の海辺の山へ出向いて行くのは石集めという意味もあるけれどもっと実用的な発電所設備の草刈りやそれを理由にした自然との戯れという意味もあるだからそんな遊びの空間へきみを誘い出すというのは蛇足みたいな感があるきみが一緒に居ても居なくてもどうせ楽しいのだからきみを誘う理由などはないそれにもかかわらず「今度きみの（家の）近くへ石探しに行く時は連絡しますから」なんて誘ってしまったきみはマスクの向こうでうふふと笑っていた（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/05/06

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• 夢は証明できない

  　　夢は証明できない　　　南風一証明されない公式は信じないくせになぜか夢に出てきた亡き父母の言葉を信じている不思議な現代人また例えば親の死に目に会えなかったとき人は盛んに残念がるけれど死に際以前に何十年にも渡って楽しい時間を共有したのだからすでに感謝もお礼も済ませてしまっていると思うならば本人が今際の際の苦しいときにことさら形式的な立ち合いに何の意味もないと思うのだがなぜだか最期の言葉を伝えることに救いのような信仰心を見出している人たちがいる（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/05/05

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• 選択の科学

  　　選択の科学　　　南風一磨き上げる石の候補としてさて今回はどれにしようか？と拾い集めた石を眺めて色々考えた一番模様が綺麗になるからという理由で庵治石ばかりを選ぶわけではないホルンフェルスを選んで黒光りするまで磨き上げることがあるし黒い磁石石を磨き上げることもある一番模様が綺麗だからという理由でいつも選択されるわけではない前回に磨いたホルンフェルスの出来栄えが良かったのでもう一度もっと見栄えがよくなる石がいいなと思えば大ぶりのホルンフェルスをもう一度選ぶこともある人の世も同じだなと思うジャイアンツは出来上がった実力選手に力を発揮させてペナントレースをものにしようと考える他方　野村監督がいたヤクルトや阪神は再生工場の名前のとおり使える予算に限りがあるから手持ちの選手の長所を徹底的に伸ばして適材適所の強いチームを作ろうとした何も一番綺麗だからという理由で庵治石がいつも選ばれるわけでないそれまでの経緯や周りの事情で原石は選択される一番綺麗とか一番優れているといっても選ばれないこともある（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/05/04

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• 小娘へのプレゼントでもあるまいし

  　　小娘へのプレゼントでもあるまいし　　　南風一 幾ら石の原価はタダ同然といっても磨いた黒石をホルンフェルスだと言ってプレゼントしてしまうのはちょっと押し付けがましい行為だったかも知れない振り返ってみれば（よく考えなくても）磨いた石に託した彼女に対する好意と受け取って貰って差しつかえないとも思う彼女に対する愛情表現だったのか！そんな風に後で自分の行為の意味を考え直している特に見返りなんて何も要らない期待しない純粋な好意からの行為そんな愛情表現が特に楽しいってこともあるんじゃない？とも思う実際彼女へ磨いた石を何気なくプレゼントしたときの嬉しさといったらない彼女とセックスできなくてもそれなりに嬉しいものさ（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/05/02

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• 一晩やり過ごせば

  　　一晩やり過ごせば　　　南風一 青春時代にある女性に恋したときことさら何かをしたいということがあるわけでもないのにただ思いを伝えたいために１分１秒を浪費することさえ口惜しく感じられることがあったそんな昔のせっかちとも思える気持ちを６０歳を過ぎて再び追体験することになった昨日せっかく彼女のために磨いた石を二つ会社に持って行ったのにタイミングが合わなくて結局石を持参したことさえ伝えられなかったことさら「昨日でなければいけない」という理由もなかったけれど早く彼女へ伝えたかったという口惜しさがちょっぴり残ったそんな思いすら年の功で一晩寝てやり過ごせば翌日にはすっかりケロっと平気になることも承知している（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/04/29

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• 刺されるわよ

  　　刺されるわよ　　　南風一 職場の女性に戯れのつもりで（半分本音のつもりだった）「今日の○○さんは随分綺麗ですね　私は眼鏡を外したら０．１も見えないのですが　眼鏡を外したら○○さんは随分きれいに見える　今日は月曜日だから休養を取った所為で　○○さんの化粧の乗りがいいのかな・・・」彼女は「南風さん、今日はどうかしたのですか？」と言ってそれでも「南風さん、今後も眼鏡をかけずにいてください」と言った。その後、彼女は同室の他の女性を掴まえて「南風さんって、酷いのよ　今日は私の化粧の乗りがいいだの　眼鏡をかけなければ私が美人に見えるとか　そんなことを言うのよ」と訴えているそんな話を聞かされた同室女性たちは私に「南風さん、女性にそんなことを言ったら刺されるわよ」と忠告してくれた私は「彼女に殺されるなら本望だ」と思ったけれど苦笑いして受け流した本当はきれいで大好きさ（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/04/28

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• きみが夢見ていたもの？

  　　きみが夢見ていたもの？　　　　南風一 きみが夢見ていたのは小さい頃から大切に育ててくれた父親（たとえ後日父親が養父であったと知ることになったとしても）きみを大切に育ててくれた父親が本当の父親でなかったことそしてその自分を大切に育ててくれた父親が亡くなってしまったこともうきみにはこの世に生きて何事かを成して喜んで貰える人はいなくなってしまったそれがきみに自死を選ばせた理由かも知れない恩師は発作的なものと書いていたけれどそれはきっかけであってきみはすでに死の淵に立っていたきみにはそれ以上生き続けないことが幸せな選択だったのかも知れない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/04/22

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• 彼女の後ろ姿

  　　彼女の後ろ姿　　　南風一今日は昼過ぎから雨というので途中まで車で仕事に行くことにした車を降りて職場近くの大きな交差点に差しかかって青信号を待っていた信号が青になって横断歩道を渡り始めると目の前を職場の彼女に似た姿の女性が歩いている髪をきれいにかき上げたような耳たぶの辺りやうなじが若々しく美しいのでまさか彼女ではないかもと思って暫く黙って歩いていくことにした彼女の方は私がすぐ後ろを歩いていることに全く気付いていない様子で前を歩く女子高生たちのゆっくりした歩調に合わせてのんびり歩いていく足首の見える短めの細いズボンといい柄のいいパンプスといい雨模様に合わせて羽織ったコートといいなかなか洒落ていたこうして職場外の戸外にあれば職場内ならば気軽に話せる言葉もなかなか口を突いて出て来ない戸外ではただ近くを歩くだけの関係そんな関係しかない者が女性に声をかけるなど怖くてできない実際に私から声をかけられたら唐突過ぎて彼女の方は腰を抜かしてしまうかも知れないそう心配して職場に到着しても暫く玄関外に居て彼女がエレベータで階上へ昇った頃にエントランスに入ったそこまでする必要はなかったのにとも思ったけれど（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/04/21

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• 家路

  　　家路　　　南風一夕暮れがきて帰る処がある者こそ幸いなれ夕暮れがきて帰る巣があるカラスこそ幸いなれ「それじゃまた明日」と手を振って家路につく生徒こそ幸いなれ「それじゃ気を付けて」と同僚たちに手を振って家路につくサラリーマンこそ幸いなれ３４歳独身の理学博士だった従妹の帰るべきところは天国しかなかったのかな？高校生の頃は学校が終われば家路についていただろうに大学院も卒業して一応就職もしたのに夕暮れになっても帰るべき処がなかったのかな？（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/04/20

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• 磨き上げた黒石

  　　磨き上げた黒石　　　南風一職場の同僚女性から石を磨く砥石を貰ったので使用状況の報告も兼ねて「庵治石は模様が綺麗でいいのですが　黒い磁石石も磨くとピカピカして綺麗ですよ」「今黒い磁石石を磨いているところです」と伝えておいた家に帰っていい形をしてきたのでさらに磨きをかけてピカピカにすることにした４回目くらいの磨きをかけると黒い磁石石はピカピカに光るようになった形はよく見ると男性ペニスがすっくと伸びたような直線美があるこれでは砥石をくれた同僚女性にこんなものをプレゼントしたら「セクハラだ」と思われる「一体全体どんなつもりで黒々とした張りのあるペニスのような　黒石を私にプレゼントしたのだろう？」「もしかして私とセックスしたいという意思表示なのかしら？」と訝しく思われることは疑いない正しくその通りという気もするけれどまさかそういう意思表示などできるはずがない今後二度と口をきいてくれないかも知れないし　ね（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/04/16

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• ちっぽけな自分

  　ちっぽけな自分　　　南風一自分をちっぽけな奴と卑下したくなるのは何かに失敗したときあるいは恋した相手から拒絶されたときたったそれだけのことで自分の何かが変わるわけでもないのにまた努力すればいいさあるいは失恋なんて誰にでもあることまた恋すればいいそんな風にしてこれまで生きてきた（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/04/14

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• 幸せの形

  　幸せの形　　　南風一人生の成功者とは？何をもって　そう呼べばいいのか？日本の中世戦国時代の合戦では領主が兵士に兵糧として半分は米半分は銭を渡して自力調達させた徳川幕府の時代では幕府は火の車の財政を補うために貨幣改悪を重ねて何とか帳尻合わせを続けたけれどいよいよ外国政府に貿易活動を開放するや貿易決済や賠償金支払いで収拾がつかなくなるいつの時代も庶民の暮らしから搾り取った余剰部分で支配体制を回して行ける内は世の中万事安泰であったが一度歯車が狂ってしまうと経済は回って行かなくなるその時が支配体制の終わりとなる人の人生においては暮らしが回っている内は万事安泰何事も悩むことなく一日一日を送っておればよい今日は昨日の如く明日も今日の如く取り立てて事件とてなく今日も安寧明日も安泰それが幸せの形というものかな（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/04/12

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• 孫の小学校入学

  　　孫の小学校入学　　　南風一 私が生まれ育った田舎では子どもたちが小学校へ入学する春には子どもたち一同が招かれて小学校入学の宴を設けてくれるのだった（今も続けているものかどうか知らない）赤飯や寿司、刺身、果物、紅白饅頭とご馳走の山だった帰りには文具や本の贈り物を貰った近所の人たちはお節介で地域が子どもたちの成長を祝ってくれた今春は孫が小学校へ入学するので入学祝いに本を色々贈った孫には理工系の道を進んで貰いたいと思って科学のふしぎ３６６という本を贈った孫はゲームが好きで算数に興味を持っているらしいそれで理工系が向いているのではないかなと思ったのだった私のように経済学という似非科学を学んでも実際の金融・財政政策の見通しには何の益もない日銀総裁や政府や政治家が自分の思惑だけで金融や財政の運営をするのだから恣意的過ぎて　とても学問対象にならないその点　自然科学の原理原則は嘘を付くことがない実世界への応用や適用も確実な実現性や効果を約束してくれる私は大学院から理工系へ転向したがそれが正解だったもし理工系へ転向していなかったら悲惨な人生に終わっていた孫には自分の性分に合った世の中の役に立つ仕事に就いて貰いたいと思う間違っても日銀や政府や政治家を目指してはいけない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/04/09

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• 事態が好転すること

  　　事態が好転すること　　　南風一それが何なのか？それは分からない分からないけれど待っている今日も分からない何か事態が好転することを待っているただ待っていることが生きがい事態はきっと好転する毎日そう思って生きている（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/04/02

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• 母の嬉しそうな様子

  　　母の嬉しそうな様子　　南風一まだ母が認知症にもかかっておらず健康だった頃のこと週末に母の家を訪ねていたときのことだった何がきっかけでそんなエピソードが飛び出すことになったのか今ではもう思い出せない それは私がまだ２、３歳の頃でもう少し長じて知恵がついた頃の私ならばとてもあり得なかった話と思う母と私は近くの神社かお寺のお祭りか市に出かけていた母が参道に並ぶ露店でたこ焼きを一串買って私に与えたという私は美味しそうにたこ焼きを食べていたのだがなにせまだ知恵がないものだから一方向からばかり食べていたので案の上ちょうど串に届くまで食べてしまったときそっくり半分が串から地面に落ちてしまった私はまだ地面に落ちて土が付いたものはもう食べられないということが分からなかったらしく地面に落ちたたこ焼きを手で拾って口に運ぼうとしたらしい母が「土が付いているからだめだよ」と私の手からたこ焼きを取り上げてしまった私は恨めしそうに母親が取り上げてしまったたこ焼きの残りを見ていたらしいその様子を見ていた露店のたこ焼き屋のおじさんが「落としちゃったか。さあ、これをお食べ」とたこ焼きを一個刺した串を私に差し出した私は串を受け取って今度は下に落ちないように串をくるりと回しながらたこ焼きを頬張っていたということだった・・・その思い出話を語ったときの母の様子は眼前にそのときの幼児の私がいるように嬉しそうな表情だった（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/03/29

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• 成長の喜びと哀しみ

  　　成長の喜びと哀しみ　　　南風一 孫が今春小学校一年生になる早いなあと思いつつ健康に小学校に入学するまで順調に生育できたということは喜ばしいことに違いないつい先日生まれたばかりと思うのにいつの間にか7歳になるコロナ感染が続いてこの2年間は以前ほど孫と遊ぶこともなかったそれでなくてもゲームに熱中するようになって爺の家に遊びに来ても以前のように爺の車に乗って公園に遊びに行くこともほとんどなくなっていた爺と一緒にじゃれ合うのが楽しかった記憶がある今ではそんな戯れもいつかしら無くなっていた孫の成長は嬉しい反面少し哀しいことでもある（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/03/27

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• たとえ幻想に過ぎないとしても

  　　たとえ幻想に過ぎないとしても　　南風一女性に抱く「魅力」は対象者自身に本当に在るものかも知れないし男性側が抱く幻想に過ぎないものかも知れない ただ一つはっきりしていることは今日数か月ぶりに偶然出くわした彼女はいつもと同じように「お疲れ様です」という言葉を挨拶として投げて寄こしたに過ぎないけれど彼女のその何処に魅力があるのか？というのは表現することが難しいけれどもう４０歳を過ぎた既婚者に過ぎないけれど確かに彼女には「魅力」があるもし状況がそれを許してくれるのならばたとえセクハラだとか犯罪だとか言われようとも確かに彼女とセックスしたい気がしたただ姿を見て短い挨拶を交わしただけに過ぎないのにそんな気にさせる女性というのはそうそういないことも確かだろう（そう思う男性側の年齢的なもの、境遇、その他色んな事情が　普通ならばそう思わないであろう「魅力」を感じてしまうことだってある）そういうややこしい事象ってこと （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/03/26

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• 時の移ろい

  　　時の移ろい　　　　南風一 先日書いた昔好きだった小学校同級生の女性とのその後について少し書いておこう彼女とは中学校まで同じで高校は違ったけれど大学が東京の方で近くになって何回か会ったことがある連絡し合って会ったのが１回か２回偶然に喫茶店で会ったのが最後の３回目かな最後のときは運が悪いことに私が好きだった大学の同学年の彼女を下校途中に誘って入った喫茶店だった小学校以来の同級生の彼女が偶然その喫茶店を訪れていて「あ・ら、デートですか？お似合いですね」とか茶化されて私も誘ったばかりの彼女というにはまだ早かった同学年の彼女の手前小学校同級生女性の言葉は　大いにバツが悪かったそんな小学校以来の彼女の長じた姿を見かけたのは彼女と私が卒業した小学校の近くのコンビニにおいてであったちょうど私は姪の運動会を撮影するためにハンディカムの電池を買うために小学校近くのコンビニに立ち寄ったときだった背がすらりと高い彼女を見つけて私は彼女の方へ笑いかけたつもりだったけれども彼女は私に気付くことなくそのまま横を素通りして行った私は彼女の麦わら帽子を被ったジャージ姿の後ろ姿を見送りながら現実とはこんなもの・・・となにやら砂のようなものがさらさらと崩れ落ちていくような感覚に襲われた彼女も私もまだ３０代半ばだったから二人にはまだ若い頃の面影はそっくりあったと思うのだが鼻から彼女は俺がこんな処に居るはずないと思っているし俺もまた彼女に会えるとは思っていなかったから彼女が俺に気付かないことも尤もだ・・・なんて自分を慰めていたっけ（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/03/25

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• 平穏に生きることの難しさ

  　平穏に生きることの難しさ　　　南風一2月下旬のロシアによるウクライナへの侵攻とその後のウクライナ都市の破壊状況ウクライナ市民の暮らしの困難さを見てつくづく平穏に生活することの困難さを思う自分の人生を全うすることや家族や友人、親類縁者の幸せへ手助けすることさえ大変なことなのに国や都市という平穏な生活の前提となる生活環境さえ保証されない場所を変えて生きればいいじゃないかという考えがあろう他方　都市が破壊されても瓦礫の中で生きるのもまた人生という考えもあろうどちらも生活人の知恵には違いないがロシアによる軍事侵攻や生活基盤の破壊はウクライナ以外の国では起きていないという認識は必要だろうウクライナ国の人々におかれては自分の国に降りかかった災難は自分の国のこれまでの歴史につながっているそういう国に生まれてきたという前提の上に自分の人生を考えて行かねばならないそのハンディはウクライナ国の市民だけが背負うものだがその歴史がまたウクライナ国の市民の暮らしの幸せを形作っているいや現在から未来にも形作っていくものでもあると信じる（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/03/21

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• 思い違い

  　　思い違い　　　南風一中学数学で最大公約数と最小公倍数を習ったとき「今年のカレンダー」は何年後に再び使えるでしょうか？という例題の解法について教わった1年は３６５日３６５日を一週間日数（７日）で割れば「余り」が1日よって１年経過するごとに「余り」が1日ずつ増える閏年（オリンピックが開かれる年）には２月２９日が加わるので４年に１回だけ「余り」が２日増える年がある「余り」を足し上げて行って一週間日数（７日）でちょうど割り切れる年が日付も曜日も同じとなる西暦年となる４年経過するごとに「余り」は５増加するから「余り」を足し上げた合計数が７で割り切れる最小数は５と７の最小公倍数だから５×７＝３５日数は４年ごとに５増加するので経過年数は４年×７回＝２８年よって２８年経過すれば「今年のカレンダー」を再び使えることになるこの解法をずっと信じて疑わなかったところが今年（２０２２年）の３月１１日は東日本大震災が発生してからちょうど１１年目に当たり「金曜日」だったちょうど１１年前（２０１１年）の３月１１日も「金曜日」だった１１年しか経過していないのに日付も曜日も同じになっている・・・中学数学で教わった２８年よりずっと早い訪れではないか！その理由を考えると中学数学が教えていたのは「閏年」のカレンダーであって「閏年以外の年」は６年目か１１年目には日付も曜日も同じ年が巡ってくる中学数学が教えていたのは「閏年」にも「閏年以外の年」にも共通に当てはまる最小数のことだった今後は「今年のカレンダー」を再び使えるのは何年後でしょう？という質問には「閏年」に限り２８年「閏年以外の年」は６年目か１１年目と憶えておこうカレンダーの日付・曜日が同じとなるのは意外に早かったということか・・・（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/03/19

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• 誰にも知られることなく

  　　誰にも知られることなく　　　南風一小学５年生か６年生のときだったその頃は、体育の着替えといっても女子と男子は同じ教室で一緒に着替えをしていたある夏のプール授業があった日授業が終わって水着を脱いで下着や制服に着替えるときだった私は好きだった女の子が着替えている方向に何気なく目をやると彼女はスカートをはいて下から水着を脱ぐところだった彼女が水着を脱ぐために足を上げた一瞬だったスカートの上がったところから赤色の切り傷のようなものが見えた「彼女は脚をケガしていたかな？」ふとそんなことも考えてみたけれどいやいや彼女がケガしたという話は聞いたことがなかったそれからすると一瞬見えた赤い切り傷のようなものとは彼女の性器？・・・・確かにそうに違いないと思った日頃好きだった彼女とは追いかけっこしたり悪戯をし合う仲だったからまさか彼女の性器が見えたなんて口が裂けても言えなかったましてや友人たちには決して言えるようなことでもなかった俺は何も見なかったことに決めたその後も彼女と悪戯をし合う仲をずっと続けた彼女にも水着の着替え中に赤い傷が見えた一件は一度も話すことがないままに５０年以上が過ぎたたぶんその一件の記憶は誰にも知られることなくこの世から消え失せてしまうことだろう（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/03/08

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• 好意と行為

  　好意と行為　　　南風一最初に就職した会社でこちらに好意を持ってくれた女性はさて何人だっただろうか？某営業部門のＡさん秘書室のＢさん経理部のＣさん同じ企画部門のＤさんとＥさんみんな異性の女性だった若い人は２０代前半少し年齢が上がった人は３０代から４０代の既婚者と未婚者どの女性も容姿端麗な美人だったどの女性ともエッチはしなかったしそんな方向へ走っていたら３年間少々とはいえ好意など持ち続けることはできなかっただろうハイミスのＥさんは独身のスタイルのよい美人だったある日従業員組合主催のボーリング会場へ駆けつけるためにタクシーに乗り合わせて行くことになった何と運転手の隣りに乗った私の太腿の上にＥさんはそのまま乗っかってきたＥさんのお尻は柔らくて気持ちよかった私は車が揺れるのに合わせてＥさんの身体が揺れるので「危ない危ない」と言ってＥさんを抱きしめたＥさんの柔らかな身体はふくよかで何とも気持ちが良かったどさくさに紛れてＥさんの乳房を両手で包みＥさんの股間を固くなったペニスが突き上げる私はハイミスの引き締まった女性の身体を堪能したタクシーがボーリング場に到着する頃には私の太腿や胸は汗でぐっしょり濡れていたＥさんのブラウスは私の手で揉みしだかれてボタンが一つ二つ飛んでいたスカートもいつの間にかたくし上げられて白パンツが丸見えになっていたＥさんはタクシーから降りる際に唇の前に一本指を立てて「しっー」と合図を寄こしたそれで私は何喰わぬ顔をしてＥさんの丸くて柔らかい尻を撫でまわして車から降りた（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/02/15

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• 人生の成功者とは？

  　人生の成功者とは？　　　南風一どんな人を人生の成功者と呼ぶのだろう？金持ち？否　必要以上の財産は始末に困るものそれなら孝行息子や孝行娘を持った者？確かに　それは成功の一側面ではあろうでも全てではない親がそうしてくれたように自分の子どもたちには困ったときの援助を惜しまない親がそうしてくれたように子どもや孫たちの健康と生活の安寧を願うそんな親になることかな？子どもや孫たちの暮らしに少しでも役立つこと他人の役に立つところまで行かなくとも自分の子孫やできたら親類縁者や親友の役に立つことそんなことほど喜びをもたらすものはない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/01/22

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• 生活人の賢さとは？

  　生活人の賢さとは？　　　南風一職場で３束のそばを貰って妻に渡したら今日（今日は年休を取得していた）昼食にそばを作るという「３束を使えばいいか？」とか「何分茹でたらいい？」とか私に聞いてくるから少し不安を感じたが当年とって６２歳だし「まあ大丈夫だろう」と「うん　それでいい」と生返事を返していた暫くして「そばができた」というので行ってみるとそばをどんぶりに溢れんばかりに盛ってある「これはとても食べられる量ではない」と思ったがとにかく一口食べてみたそばは長く茹で過ぎてすっかりふやけてしまって糊みたいに歯ごたえがなかった「これが６２歳の専業主婦が作るそばか・・・」と私は悲しくなった私の妻は教育学部出身で一度は教職にも就いていたはずだがその妻にして「そば」さえ満足に湯がくことができなかった一体６２年間実生活において何を身に付けてきたのだろう？私がそばを湯がけばよかったと反省しきりだった（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/01/20

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• ほんの些細な楽しみの連鎖

  　　ほんの些細な楽しみの連鎖　　　南風一 今日は朝から何かしら浮き浮きするのはなぜだろう？と考えるそれは明日が年休でさっそく趣味の石磨きがあれこれできるという予想の所為だと分かった私の人生はすごく長いように見えてもほんの些細な楽しみの連鎖から成り立っているに過ぎないことに気付くもしそんな近未来の楽しみがきっと訪れることそんなことを期待することがなければとても長い人生なんて一気に生きて行けるものではないほんの少しの楽しみを繋いで人生は成り立っている（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/01/19

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• アンビバレンス

  　　アンビバレンス　　　ｂｙ南風一ある異性を好きになったとしてその異性の方にも　また　こちらを好きになって欲しいと切望する一方でその異性にときめきを感じているのはその異性のことを余り知らない間だけのことだから・・・もしその異性と本当に仲良くなってその異性の方がこちらを結婚の対象としてこちらを縛るようになるとむしろその異性から逃げ出したいと望む最初にこちらの方に好意を持って欲しいと切望したのは自分の方だったのにいざ相手が本当にこちらに好意を抱くようになると束縛と感じてむしろ逃げ出したいと感じるそして再びまだ掴まえていない別の異性にときめきを求めてもう束縛としか感じなくなった異性から遠ざかってしまう（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/01/14

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• 人生の楽しみ

  　　人生の楽しみ　　　南風一「あと年金受給まで２年。早く近づかないかな・・・」と考えるのは実は愚かなこと年金受給年齢に近づくことはイコール「死期」が近づくということ直接的な死を望まないにしろ自分の死期が近づくことを切望するのは何とも間抜けな姿働かなくても生活費が得られて自分の好きなことが出来ると考えるのは実は大きな間違いことさら年金を受給していなくても今の生活が充実している人たちは結構いる年金を俟つことなく現在の暮らしを楽しもう今の暮らしを楽しめない者に死期が近づくだけの年金を切望するのは自分の死を切望するようなもの年金受給年齢なんて絶対やって来ないように切望するのが人生の楽しみ方（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/01/11

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• 恋人の移ろい

  　　恋人の移ろい　　　南風一年末年始のひと時息子たちが帰省していたまだ独身の長男一男一女の子どもがいる二男は妻子を残して東京に出稼ぎに行っているようなもの二人の息子たちはコロナ第六波が到着しつつある中正月三が日が終わるとともに東京へトンボ返りした彼らには彼らなりの苦労があろうがそれは彼らが自分で乗り越えていくこと彼らが健康で前へ進んでいくことそんなことを願うことしか私にはできない正月のテレビに出演した女優の風貌を見ていて幾ら美貌の持ち主でも寄る年波には抗うことは難しいなあとちょっと悲しくなったかつての恋人ももうすっかりおばさんになってしまっただろう今さら再び恋心を抱くことなどとても無理だろうけれど昔になぜ彼女のことをあんなに恋しく思ったのかな？と今では不思議で仕方ない恋なんて妄想幻以外の何物でもないと思ういや誤解か錯覚以外の何物でもないとも思うそもそも俺が恋した彼女なんて実際は何処にも居なかったのだろう（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/01/09

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• 庵治石と人生

  　　庵治石と人生　　　南風一庵治石の年齢は２千万年というそんな石を砥石で磨くとまだら模様の素晴らしい文様が浮かび上がるつくづく磨き甲斐のある石であると思うそんな庵治石の年齢や文様の完璧さに比べたら人間の一生や人類の歴史の　なんとちっぽけで一瞬のことかそんなちっぽけな瞬間の時間に異常気象や食糧危機やコロナ危機といった難問が次々に立ち現れる人生や人類の浅はかさと不運が可哀想になる地球が滅亡するまでに人類も滅亡する地球が滅亡するまで私たちはせいぜい愚かな人生と社会生活を続けていかなければならないことさらできもしないことを実践しようとしたところで無理なこと（理想を実現できないこと）は分かっているのでこれから先も愚かな社会生活を続けていけばいい愚かな生き方しかできないからそもそもそんな社会生活を悲観すること自体　無意味なことに違いない自分の生きている間だけでも自分の信じるところを通して行こうと思う庵治石の美しさに比べたら人間の何とちっぽけで未熟なことよそれだから様々なことに悩み続けるのかも知れない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/01/02

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• 正月

  　　正月　　　南風一何の変哲もない　取り立てて何の感慨もない元旦ただ淡々とこれまで通り妻の実家に年始の挨拶に行っておせちのご馳走に与かったただ例年と違うのは義父が看護施設に入所してお屠蘇を飲んだりおせちを食べたりすることが一緒にできなかったこと何の変哲もない　取り立てて何の感慨もない元旦こういう境地というかこういう感慨を持てたことは今年の収穫かな？昔のように正月が来たからといって何か気持ちが浮き浮きするとか何か改まったような気持ちになることがなくなった何の変哲もない　取り立てて何の感慨もない元旦昨日と何の変哲もない元旦三が日が過ぎればまた仕事に出て行くだけ週末の土日と何の変りもない元旦（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2022/01/01

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• 年の瀬

  　　年の瀬　　　南風一毎年のこと年末も押し迫って仕事納めの日が近づいてくると少しかしこまったようななにかしら1年間に感謝するような殊勝な心持ちが湧いてくるのだけれどいざ実際仕事納めの日がやってくるといつもの就業日と何の変哲もない日であることに気付く一日の仕事を終えて形ばかりの年末の挨拶をして今年が終わる来年はもうちょっと違った日がやってくるのかな？とも思うけれどそれは分からない取り敢えず新型コロナの第６波は第５波ほど医療逼迫が起きないことを祈ろうまだしばらく正月気分は味わえない臨戦態勢で臨んでいる気分もう暫くと思って一日ずつを過ごしているうちにはや３年目に突入する（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/12/29

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• 人生の黄金期とは

  　　人生の黄金期とは？　　　南風一親に見守られ何不自由なく暮らしていた少年期（あるいは少女期）大学や大学院で十分とはいかなくとも一生懸命に勉強した時期伴侶を得て精神的に落ち着いた暮らしを始めた頃就職し　ばりばり働いて子どもたちを育てた頃家を建て自動車を購入した頃子どもたちの休暇に合わせて家族旅行へ出かけた頃どれもこれも過ぎ去ってみれば人生で一番輝いていた頃かなという気もするけれどちょっと忙し過ぎたからその時を楽しんだという気がしないそれに比べて定年退職して十分な所得ではないにしろウィークデイは判で押したような規則正しい出勤生活を送りつつ暮らしには困らない所得を得て仕事から帰った後には趣味の石磨きに精を出し休日には友だちが植えた果樹や野菜の水やりに出かけるまだウィークデイの出勤生活から解放はされていないけれどあと２年で報酬比例部分の年金が出るようになるそのときようやく稼得労働から解放され本当の趣味生活を送れるようになる人生の黄金期っていうのは「一番活躍する時期」なんかじゃなくて「一番好きことに時間を浪費できる時期」のことを言うのではないかしら？もう誰にも気兼ねしなくていいもう誰にも文句を言わせない朝から夜まで自分が好きなように時間を費やせることができるそんな時期のことを言うのではないかしら？（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/12/26

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• ただ生き続けよう

  　ただ生き続けよう　　　南風一朝起きたら顔を洗って朝飯を食べてもし仕事があるならば仕事をすればよいもし何もする仕事がなくてもただ朝から昼までそして昼から夜までただぼおーっと太陽の動きを眺めてもし畑に野菜の種を蒔いているならば水やりをしたりもし太陽光発電事業をしているならばそれこそただ太陽が雲に隠れることなく顔を出して輝いていることだけを確かめてただじっと時間が経つのをやり過ごしておればよいただ時間をやり過ごすだけ一日をただぼおーっと生きるだけで明日を暮らす食料や日銭が入ってくるただ一日を無為に生きることが明日を生きる糧を稼いでいる生き方というものだってあるそれは１か月に一度ただ月給を貰うだけの仕事に過ぎなくても１か月間仕事を続ければ月給を手にすることができるのだから１か月を生き続ける価値は立派にある明日を生きるために今日を生きよう何をしていても何もしていなくても1日１日を生き続ける価値がある（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/12/23

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• 子どもは瓜二つ

  　　子どもは瓜二つ　　　南風一私の二男は私と瓜二つ長男と三男はどちらかと言えば妻に似ている二男を産み落としたのは妻に違いないけれども恐らく妻でない女が私の精子を注入されていたらやっぱり私に瓜二つの子を産んでいたのだろうか？そんな風に考えれば子というものは両親がどんな組み合わせであったとしてもどちらかの親と瓜二つに生まれるからどちらかの親は誰であったとしても同じことになるそう考えれば好きだの恋愛だのと唯一無二の配偶者と思い込んだ相手が本当にそうだったものかどうか？随分怪しくなってくるそんな風に考えるのがそもそも可笑しいことなのかも知れない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/12/09

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• 親ガチャ

  　　　親ガチャ　　　南風一私の母は子どもがただ普通に育って普通に働いて家庭を持って健康に生きてくれることだけを願っていた私が大学４年のとき就職活動が思うように行かなくて留年を覚悟したとき母は「お前より（成績が）上の子は幾らでもいるのだから、そんな中に入ったところで苦労する」と私に適当な処で妥協するように勧めるのだったそんな親だったから私は気楽なものだった私は自分の能力に疑念を抱いたことはなかったただ自分が思う処へ邁進するだけだった今から考えても全くお気楽な身の上だった生活のために毎日飯を食うように仕事を続けることをただ当たり前のこととして受け入れる境遇になるまでにはそう時間はかからなかった（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/12/05

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• 俺と結婚しようと言えば良かった

  　　俺と結婚しようと言えば良かった　　　南風一４０年が過ぎてきみに初めて話しかけたときのことを思い出してようやく気付いたきみは俺に「好意」を寄せていたきみの反応は極めてとっさのことに違いなかったけれどきみの言葉とその後の行動には確かに俺に対する「好意」があったなぜ俺はすぐにそれに気付かなかったのだろう？俺の方からあからさまな好意を示せばきみにとって迷惑かも知れないそんな要らぬ遠慮がきみからすれば俺には「きみに対する恋心がない」と映ってしまったのかも知れない俺はきみさえ「ＹＥＳ」と言ってくれれば初めから結婚でも何でもＯＫできたそれにもかかわらずきみに対して「好き」とさえ言えなかったきみがきみの方から「私と結婚してください」と言い出せるわけないのにそんなことがなければきみに「女としての好意」を示せないと思い込んでいた最初からきみのことを好きだったのに何を我慢していたのだろう？最初から「俺と結婚しよう」と言い出せば良かった（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/12/01

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• もう少し早く出会っていたら

  　　もう少し早く出会っていたら　　　南風一大学の3年目も押し迫ってそろそろ就職か進学かで色々悩み始める時機となってそんなときに同じ大学の同じ学年のきみと出会ってもう恋だの恋愛などと言っておられる時期ではなかったもう少し早くせめて２年生くらいにきみと出会っていたらきみと俺の関係はもう少し違ったものになっていたのかも知れない今だからそう思うきみの結婚式に出向いてお父さんやお母さん、弟さんに「この度は、おめでとうございます」と言ったとき弟さんは後からこっそり小声で「僕はてっきり（姉は）南風さんと一緒になるものと思っていた」と言った確かにそうだったかも知れないもう少し色々な事情が時期を違えていたりもう少しきみと俺の就職も含めた4年目の行動や結果が違っていたらきみと俺は結ばれていたかも知れないそれもこれもすべて仮定の話に過ぎない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/11/24

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• 勤労感謝の日

  　　勤労感謝の日　　　　南風一彼女の誕生日は「勤労感謝の日」仲のよい女友だちの話によれば彼女にこそ「相応しい」誕生日の日ということだった彼女は至って勤勉家で高校時代から友人たちにもあれこれ気を配ってくれる面倒見のいい女性だったらしい色々な活動にも興味を持って取り組んでいたとのことだった彼女の家は私が上京して最初に下宿した家のすぐ近くだった（距離にして１００メートルほどの近さだった）初めて彼女の家を訪ねたときその近さにびっくりしたものだった彼女と私が知り合いになったのは西武電車の駅を降りたとき彼女が私のすぐ前を歩いていて私が声をかけたのがきっかけだった大学構内でよく姿を見かけますと言えば「あら、そうでしたか。それは失礼しました」彼女は至って気さくで二人仲良く肩を並べて線路沿いの道を歩いて帰った初めて言葉を交わしたばかりなのに４、５分歩いて彼女の実家の前まで歩いてきたとき「私の家はここなの。もしよろしかったら寄って行きませんか？」と言ってくれたのにはちょっとびっくりしたそれから色々なことがあって大学に行く時や大学から帰るとき彼女と一緒になったときは本当に楽しかった大学４年の終わりに彼女が突然下宿を訪ねてきて「もし良かったら結婚式に参加してください」と招待状を渡されたのにはびっくりした相手は大学同好会の先輩ということだった彼女はてっきりキャリアパースンと思っていたのでまさかそんなに早く結婚を決断するとはちょっとびっくりだった「私に結婚しようと言ってくれる人は　他にいないし・・・」そんな理由で結婚を決断する法があるものかと思ったけれど私にはその場で「俺と結婚しよう」と言い出せる勇気はなかったまた彼女は彼女の方でそれを受け入れてくれるはずもなかったそんなわけで俺の彼女に対する「片思い」はそんな風に終わった（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/11/23

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• 再就職から２年が過ぎて

  　　再就職から２年が過ぎて　　　南風一定年退職したときは報酬比例部分の年金支給年齢まで４年だったから大学に入学して卒業するまでの期間と同じだから随分時間がかかるような気がしたそんなことを考えたこともすっかり忘れていた頃ふと今年の誕生日を迎えてもう２年が過ぎたことを知ったこの調子ではもう２年が過ぎ去るのもあっという間に違いない新しい職場で出会った可愛い女性管理職は相変わらず２年前と同じように魅力的だけど彼女の姿を見るのもあと２年が最大限度ということ私が二度目の退職を迎えたところで彼女はそれまで同様に職場に通うだろうし俺がいつか死んだところでそんなことも一向に知らないままに暮らし続けるのだろうそれが世のことわり（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/11/21

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• 今だから分かる　きみからなぜ逃げたか？

  　　今だから分かる　きみからなぜ逃げたか？　　　　南風一俺がきみにプロポーズしながらなぜきみから逃げたか？きみが「結婚」にそれほど乗り気でなかったことは知っていただから俺の方から引いたのはかなり「理性」が勝った結果に違いなかった本当は「きみのことを諦める」には随分後ろ髪を引かれる思いで半端な決心では諦めがつかなかったもしそのまま俺の方からの一方的な片思いで幸運にもきみと結婚できたところで「その先の展望」が開けなかったきみと俺は水と油のような性格うまく平穏な家庭を作れるとは夢にも考えられなかった俺がきみのことを諦めてきみから去ってしまった理由はそういうことだったきみは多分俺の掌返しにも見える「一人芝居」に随分不可解かつ憮然としたことだろうけれどあれから３７年が過ぎてきみも家庭を持って伴侶と一緒に暮らしてみて元々赤の他人同士が一つの家庭を作っていくことの大変さや苦労を実感できたのではないかなと想像している俺が自分の方から引いた理由は「そういうこと」だったのさ性格も考えも好みも違う二人がうまくやって行くのは大変なことでまず十中八九　破綻うまくやって行けるはずがなかったただ「好き」という感情だけで「結婚生活」がうまく行くわけがなかったそんなことを予見したからさ俺がきみから逃げた理由今だから分かる（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/11/13

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• レアな楽しみ（理容室の第二駐車場）

  レアな楽しみ（理容室の第二駐車場）　　　南風一いつも利用するわけではないいつも利用したい気もするが普通は店舗前の駐車場に駐車できるところが今日は祭日の午前中に行った関係上生憎店舗前駐車場が一杯だった仕方なく（というのは嘘で本当は“喜んで”）第二駐車場へ車を停めることにした第二駐車場は民家の敷地を借り上げたらしく一番手前の番号に車を停めるとブロック塀の向こうに洗濯物を吊るしたハンガーが見えて女性もののショーツやブラジャーも見えるその色と形からまだ若い女性ものかなと想像する近頃は自宅付近でも物干しに女性ものの下着やブラジャーが干されているのを見かけることはとんとなくなっていたので車を駐車しつつ理容室を訪ねるときのちょっとした楽しみに違いないそれでも一年に二回くらいかな駐車場が満杯のときだけという極めてレアな楽しみ（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ

  2021/11/03

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• いいカラダしていますね

  　　いいカラダしていますね　　　南風一同じ職場にヨーガをしていたということで歩き方のシナといい背筋と胸が真っすぐに伸びているところといい見ていてその姿が極めて魅力的な女性がいる今日ちょうど昼食に出て行く時に同じエレベータに乗り合わせた寒い雨が降る中これから近くの分室に老人用メガネを届けに行くという今日も魅力的なプロポーションは全開で思わず私は彼女のスタイルを褒めるつもりで「いいいカラダしていますね」と言ってしまった彼女は「いえ・・・そうでも・・・」とだけ答えて逃げるように去っていった私はスタイルのいい彼女の尻の盛り上がりなどを見送りながらそれを言うなら「スタイルがいいですね。だろ？」とわざと言い間違えたことの弁解を呟くのだったそれにしても一度抱きたいカラダではある　本当に・・・（ところでこの言葉はセクハラ用語です。決して女性には言ってはいけません）（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/10/25

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• 死期

  　　死期　　　南風一母が認知症と糖尿病を患っていたとき最早姉夫婦は毎日の介護にお手上げという状態だった結果　認知症患者や足が弱って最後には足が萎えてベッドから降りられなくなった糖尿病患者がただ死期を待っているだけの患者で溢れている病院が山近くの開発地に建てられている私の母も最期はそのような病院に放り込まれて最後はベッドから降りることもなくベッドの上で最期を迎えた母が病院に入院していたとき母への罪滅ぼしの意味もあって毎週末に母の病棟を訪ねた毎週車で母の入院する病院へ向かいながら「いつまでこんな生活が続くのだろうか？」と思った母の方は母の方で私がベッドの近くに立っているとき「なあ　はじめ。かあちゃんの人生は何にも面白いことがなかった。早くお迎えが来てくれないかな」毎週そんな会話を交わしつついつしか２年近くの歳月が過ぎて歩けなくなった母の身体は着実に弱っていき最後の時を迎えたそんな日が来るのは早くから予期できて「早く来い」と願ったりしたこともあったしかし母の死期は着実にやって来てそれは私や姉が望んだことでもあったけれどそれまでの待機時間の意味をどう受け止めれば良かったのかな？今さら過ぎ去ってしまった母の病院での入院時の面会時の会話のことを思い出している（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/10/11

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• 苦の世界

  　　苦の世界　　　南風一人の世は順風満帆とはいかないのが普通のことかも知れない苦にすることが何もなくなったらそれこそあの世からお迎えが来るのかも知れない孫の成長が楽しみというのは我が子の生活が順調に行っているときの話でもし転職とか離職で色々生活上の不都合が生じる場合は早くうまく軌道に乗ってくれと祈るしかない我が子のこととはいえ何も親が苦にする必要はないのだけれどなかなかそうもいかないのが人の世なのかな（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/09/12

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• まるで逃げるように

  　　まるで逃げるように　　　南風一私は　昼休みに部屋から出るとき部屋の方に向き直ってからドアを閉める今日いつものように部屋から出るとき入口の引き戸を閉めていると背後で向かい側の女子更衣室のドアが開いて誰かが出て行ったと思えば彼女だったタイミングを逃したためかこちらには目もくれず一目散に廊下を向こうへ向かって急いでいく彼女の後姿を見送りつつドアを開けて出るとき俺の背中が見えたはずなのに随分いつもと違う態度じゃないかと訝しく思う今日は雨模様の天気で廊下はなおさら薄暗い俺の後姿が判別できなかったのかな？とも思ってみたけれどそんなはずはないタイミングを逃したからわざわざ俺がこちらに向き直るまで待つのはおかしいし俺の背中へ向かって挨拶をかけるのも悪いと思ったのかな？といい方に思うこととしたいつもなら会えば「こんにちは」とにこやかに対応してくれるのに今日は不思議（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/09/08

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• 無責任男

  　　無責任男　　　南風一定年を迎えて２年になる部分年金支給まで２年あるからまだ働いている現在の希望と言えば生活費稼得生活からの解放（要するにサラリーマンからの解放）ということが一番だろうけれどもっと「就業」以外に生まれて以降に生きるために身に付けてきたあらゆる「しがらみ」や「関係」からの離脱ということだろうか？たった一人で気ままに畑仕事や雑草刈りに汗を流すたまに好きな女性に会ってセックスをするこれまで身に付けてきた知恵や関係や桎梏からオサラバして無責任男としてサヨナラ（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング無責任

  2021/09/07

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• 有頂天の中の不安

  　　有頂天の中の不安　　　南風一もうすっかり忘れていた感情の一つを思い出した昔好きになった彼女にはじめてデートする約束を取り付けたとき有頂天になってそれでも当日の直前まで「もしかしてキャンセルの電話がかかってくるのでは？」と一抹の不安があった好きな彼女がデートを引き受けてくれた喜びとそれでもデートの直前まで「もしかしてキャンセルされるのでは・・・」という不安ちょうど孫が遊びにくると言っておきながら直前になって「用事ができたのでキャンセル」と言われないかと希望と一抹の不安を感じている（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/09/04

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• 偶然だけが人生さ

  　　偶然だけが人生さ　　　南風一ただ同姓という理由によるのではない同姓だけど魅力的とは思わない女性もいるだから同性に過ぎない彼女に惹かれるのは多分他の理由に因るのだろう彼女に出会うのはいつも予期せぬ時間また予期せぬ場所でも職場内か職場近くに限られているからやっぱり出会うチャンスは職場にあるのだろういつも予期せず出会うから挨拶程度の会釈で終わる本当はもっと言葉を交わしたり軽口の一つでも言ってみたいけれどそれほど話し込む理由がないそこが問題（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/09/02

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• 父の思い出

  　　父の思い出　　　南風一バイクの後ろに籠を付けてその中に入っていたくらいだからまだ４、５歳の幼児の頃だった少し遠くでサーカスが催されるというので父のバイクでサーカスを見に行った鉄球の中でバイクがぐるぐる逆さになったりしながら駆け回っていた虎か象が檻の中で野獣使いに使われて芸をしていた空中ブランコでは高い処で若い男女がこちらのブランコからあちらのブランコへ飛び移ったりしていたそんなものをあっけにとられて見ながら俺はいつしか眠っていたらしく気が付いたらもう自宅に帰っていたもちろんずっとそばに居てくれたのは父だったはずだが父の顔はバイクで出発するときに籠の中から母や叔母たちに手を振った記憶と共に笑っていた姿をぼんやり想像する程度の記憶しかない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2021/08/31

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