嫉妬
嫉妬 南風一昨日きみが遅れて来たことに苛立った理由その前々日 俺が奈良へ行く前に電話を寄こして翌々日に訪ねてくると言ったくせに4時45分が回ってもきみはやってこなかった俺は奈良の土産話を話したくてうずうずしていたのにきみからようよう電話があったのは5時前朝から他の客のところに飛び回っておいて夕方になって一日が終わろうという頃になってようよう俺のところにやってきたどれくらい優先順位が低いか分かろうというものだ俺はきみが他の客を優先したことに嫉妬していた以前ならそんなことは決してなかった話しの最中にきみの携帯が鳴ったところで随分大変だなと思う程度で何とも思わなかったそれがどうだ?きみの携帯が鳴れば誰が携帯を鳴らしているんだ?俺はきみの携帯番号を知っていたところで一度もかけたことがないのに何でもかんでも仕事に事寄せてかけてくる奴がいるんじゃないかついそう勘ぐったりするようになった随分きみに惚れてしまったものだそんな馬鹿なことに嫉妬するようになっていた (詩集の宣伝)「きみのちきみ120%」12月5日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング