昔の風景
昔の風景 南風一内陸の土地なのに乾いた田んぼもあれば湿地の田んぼもある専門家から教えてもらうまで全然意識することもなぜそういうことになっているのかも思いつかない物事がある一宮神社のすぐ近くに一宮(いちみや)さんという姓の家があって立派な平屋造りの家なのでいわれを聞けばつい600年前まで先祖は神社の宮司だったという石碑か何かはないか?と問えば敷地の中にあるというので案内してもらえば家の北にもたんぼの隅にも石の祠ら五輪塔が数多く祭られてあった凝灰岩の五輪塔は室町時代のものらしい室町時代といえば五輪塔を作って供養されるのはせいぜい有力武士くらいで庶民は死ねば河原に打ち捨てられたという田んぼを耕せば川原石がたくさん出てきてそこは昔河原であった五輪塔が建っているところは昔そこに有力者が住んでいたのであろうかつての歴史とは無関係に田んぼの多くは宅地に変わり道がついて両側には商店や家が並ぶかつてその一帯は大雨が降れば川の水が氾濫していたであろう農民がせっせと田畑を耕して穀物を作っていたそんな昔の風景を憶えているものはもう誰もいない (詩集の宣伝)「きみのちきみ120%」12月5日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング