半夏生
半夏生 南風一そろそろ梅雨明けかと思うけれどなかなか蒸し暑くてそうは問屋が卸さない買い物を終えて店から出ると背中や腕から汗がにじみ出てくるそういえば一年前まだ母が元気だった頃に西瓜や桃を持って行っては看護師の目を盗んで母に食べさせていたそれまで自分でスプーンを使って器用に流動食を口に運んでいたけれどそれから1か月も経たないうちに母は「だるい」と言ってスプーンを持たなくなったそれ以降は点滴生活だったから4か月というのはよく持ち堪えた方だったのだろうあれから1年が経ってまた半夏生の訪れスーパーでイイダコの足を買って今夜はタコの酢の物を食べる毎年同じことしか言わなかったけれど「今日は半夏生」と言って間を持たせた相手がいなくなった (詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング