LIFE
人間の一生というのは不思議なもので姿が消えてしまえばまだ何処かで元気にいるような気もするしいやいやそうではなくもうこの前まで仰向けに寝ていた病室を訪ねたところでそこには誰も寝ていないがらんとしたベッドにはただマットレスがあるだけでその上には誰もいない母は一体何処に消えてしまったのだろう?生前元気な頃に一緒に冗談を言い合ったり季節の野菜や果物を贈り合っていた近くの仲良し仲間たちも母が亡くなるころにはとっくに死んでしまっていて母もまた親しく付き合っていた人たちに見送られることなく旅立ってしまった一体母の生涯は何だったのか?と考える死んでしまえば生前のことは何もかも無駄だったように思えるしいやいやそうではなく自分に与えられた命を一生懸命生き抜いたところに意味があったとも思う人生の中に仲間や家族と過ごす楽しいひと時があったならばその人は満足の行く生涯を送ったと思えばいいのかも知れない元気な頃に大いに笑い合っていたならその人は幸福な人生を送ったと思うことにしよう (詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング