それから1年半
それから1年半 南風一お金を借りることはなかったそれから1年半それ以後あんなに頻繁にあった電話もなくなったときどき店の前を通るけれど用事がないので中に入ったことはないあのときのまま彼女は勤務しているのだろうか?銀行の職員は3年もすれば転勤するのだろうからもうその店には居ないのかもしれない最初はカードローンのインターネット申し込みだった審査に通ったので窓口にお越しくださいという案内だった一目見たとき細面の今風の顔立ちだなと思った話しぶりがのんびりしている割に動作は機敏で提示書類のコピーを取ったりするのも速かったカウンター越しに彼女の後ろ姿を見ながら白いブラウスの下は黒のブラジャーなんだと想ったりした何とも思わなかったのに今から思えば彼女に惹かれてつい事業性融資の話しまでしてしまったのかもしれない結局断ることになったけれどそんな話しに行ってしまったのは彼女が担当だったからだろう彼女でなかったらそんな話しまですることはなかった助平心いっぱいの行動だった私が行動する動機ってそんなところに違いない今だからそう想う (詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング