南風一の世界

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• 石垣

  　　　石垣　　　南風一お城の石垣を積み直すので石垣を解体しているという現地説明会があるというので早速行ってきたすっかり取り外された石垣は埋め立てられたお堀の上に並べられていた取り払われた石垣の中は小ぶりの石と土の山パワーショベルが一掻き土をすくい上げるたびに土木作業員と学芸員らしき人が土の中に何か混じっていないか土を梳く石垣の石には前の城主の家紋が刻まれた石があったその石は大坂城や名護屋城を作るときに準備した石をそのまま転用したものだろうという石垣の中には方々から調達した石に混じって墓石の五輪や石臼まで掘り出された城内には元城主が住んでいた大正時代の建物が残る部屋数こそ多いものの現代の和風旅館に比べても随分質素な造りついでに櫓に上ってきた急な木の階段を上って窓から外を覗く付近はビルが建ち並ぶがそれでも割りに眺めがいい４００年前の先祖は窓から何を見たのだろう？１２万石の土地ではとりたてて贅を尽くす暮らしでもなかったろうそれでもいっぱしに城下町など形成して人々は暮らしていたのだろう （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/23

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• 恋の墓場

  　　　恋の墓場　　南風一きみのことを思い出すまま詩を作ってきた何万回きみのことをうたったところできみを忘れることはなかった夏でも冬でも季節の変わり目でもきみは何度でも現れたきみが現れるたび魂を鎮めるために想いを詩に込めて放り投げた汲めども尽きぬ泉のごとく湧いてきたきみへの想いがようやく枯れ始めたと感じ始めたきみを思い出す回数が減り切なかった想いも他人事のように遠くなる詩が恋の墓場を運んでくれたのなら悲し過ぎるね （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/22

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• 幻想

  　　　幻想　　南風一生意気だけど可愛いきみがいたことが幻想ならそんなきみを好きになった男がいたことも幻想男がきみにプロポーズしたことも幻想ならきみが男の方に歩み寄ったことも幻想きみも　男も　消えてしまって何の跡形も残らない （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/21

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• 忘れてしまって

  　　忘れてしまって　　　南風一親といっても四六時中憶えているわけじゃない空気みたいにすっかり忘れているきみとのことだって四六時中憶えているわけじゃない忘れていることさえ忘れてしまっていても何の不都合もなく生きているたったそれだけのきみに過ぎなかったなんて淋しくはあるけれどそんなものかなとも思うきみだっておれとのことなんかもうすっかり忘れてしまって思い出すこともないだろうたとえ二人がうまく行ったところでお互い空気のような存在になって日中忘れてしまっていたことに変わりなかっただろう （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/20

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• 自然な二人

  　　　自然な二人　　　南風一きみとのバラ色の未来が待っていると信じていたから待つことは楽しくすらあったきみだって俺のことを好きに違いないと信じて疑わなかったからあとは俺がいつきみにプロポーズするかだけと思い込んでいたきみは俺の期待に違わず戸惑いながら俺の想いに応えようと走り出してくれたきみと俺が待ち合わせしてやっと言葉をかわしたところでストップそのまま時が凍りついていたら「はーい　スタート」２５年が過ぎたところで俺は年相応の人生経験を積んできみと俺の年格好は２５年前のままそこから再び時が流れ始めてきみも俺も一度その後を歩んでしまったからねもう一度失敗することはないやっと自然な二人になれたね （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/19

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• 初めて歩いた街

  　　　初めて歩いた街　　　南風一当たり前に歩く道でその道を初めて歩いたときのことを思い浮かべる田舎の悪がきに過ぎなかった中学生が高校生になって毎日通うようになった不思議なもので街のことは何も知らないのに３年間通っただけで何もかも知ったかのように錯覚した電車の駅を出ると行きはまっすぐに学校への道を急いだ帰りは商店街に迷い込んで方々の店で時間をつぶしたやがて大学生になって東京に出たそこは地方の県庁所在地など較べものにならないくらいたくさんの人たちで賑わっていたあれから何年の時が過ぎただろう東京は相変わらず賑わい地方都市は寂れる一方かな高校生のころ通った道を歩いたって誰一人知っている人に出会わない自分の町から出ることにバラ色の未来があったとは思えないんだけど （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/18

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• 蝿

  　　　蝿　　　南風一まだ雪が舞う季節に日を浴びたサザンカの葉に一匹の蝿蝿はどこからやってくるのかいつも同じ姿遠い夏の日祖父に連れられて行った雑貨屋の中にはあちこち蝿取り紙が垂れていた紙にくっついた蝿もたくさんいたが陳列ケースの魚や乾物の上をぶんぶん飛んでいた蝿は魚や乾物に留まると前足を盛んにこすり合わせるそんなことをするよりさっさと餌にありつかないと叩きつぶされるよと心配してやっても揉み足をやめない蝿はいつも同じ仕草をする遠い昔からやってきた蝿はまだ健在だった祖父や小さかった俺のことを憶えているのかな （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/17

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• 春がきて

  　　　春がきて　　　南風一新しい年になって立春も過ぎたころに気付くときがくる自転車を漕ぐ姿に当たり前に出会って今日も学校かな毎日朝早くから忙しいなと思ってすれ違っていた暫く会わないことにも気付かないでそういえばとふと思いつくときがくる暑い夏にはＴシャツ姿がグラマーだったなと思い出してすっかり姿を見かけなくなってからの姿の方がより鮮明になって出会ったときがいつだったのか憶えていないようにいつから出会わなくなったのかも憶えていないそうしてきみのことは忘れてゆくのだろう （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/17

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• 出会ったときのまま

  　　　出会ったときのまま　　　南風一過ぎ去ってしまえば時間の流れが消えきみと初めて出会った記憶もきみと最後に話した記憶も同じところにあるだから初めてきみと出会って話したのがつい昨日のことできみと最後の話しをしたのははるか昔のこと出会ったときのままのきみがすぐそこを歩いていそうな予感がして （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/16

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• 昔の俺

  　　　昔の俺　　　南風一髪には頓着しないので適当に答えておいたら散髪が終わっていた家に帰って鏡を見ると耳がくっきり出ていたおでこに懸かる程度の短めの髪翌日散歩にでると道端の凸面鏡に映った顔を見てちょっとびっくりした確かに見覚えがある顔小学生時代の俺にそっくりだ（やや老けているけどね）外見なんてすっかり変わってもし子ども時代の俺が残っているとしたら思い出の記憶くらいかなと思っていたからちょっとうれしかったこれならきみに出会っても昔の俺って分かるかもきみに出会えたら何の話しをしようか （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/16

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• 同心円

  　　　同心円　　　南風一一度や二度顔を会わせたくらいで好きとか嫌いとか分かるはずないそれでも１０年近く電話で話していたから好きくらいの兆しはあったのかな俺にとってきみはたまに愛しくなるお姉さんきみにとって俺は気紛れな電話友だちどちらからもそれ以上踏み込むことなく距離を保ったまま同心円をぐるぐる描き続けた話しているときは愛おしいんだけどねきみが余りにやさし過ぎて二人の関係が壊れることが恐かったのかな （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/15

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• 如月

  　　　如月　　　南風一孤高のきみでももう会えなくなる前にくらいやさしい言葉をかけて欲しかったよねそんな想いを知っていながら俺はきみから逃げてしまったここで出会ってしまえばやばいことになる俺が逃げる後ろ姿をきみはどんな想いで見送ったことだろうあの日　俺は家に帰ってからもきみが追っかけて来ないかと恐かった本当はきみは淋しく家路についていたのだろう （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/14

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• 未来

  　　　未来　　　南風一お尻から見れば俺が選んだのはきみではなかったその事実はきみを酷く傷つけたかも知れないなあーんだそうだったのかと合点したのかやっぱりそうだったんだと察していたのかそれは知らない未来がないのにきみと俺は知り合ってしまったどんな風に決着できれば良かったのだろうね （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/13

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• 執着

  　　　執着　　　南風一俺がきみに執着するような言葉を発したのは初めてだったきみは敏感に反応して「ちょっと待って。　強引だったり　すねてみたり　おかしいわ」確かにおかしかった多分最後の電話になると知っていたからあのとききみが俺の誘いに乗っていたらどうなっていたかって？多分どうにもならなかったさきみに再会できたところでもう引き返すことはできなかったどうにもならないのにただ顔が見たかった望んだのはそれだけ （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/12

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• 俺の人生

  　　　俺の人生　　南風一ぼんやり信号の向こうを女子高生たちが歩いてゆく確かにきみにも俺にもそんな時代があった俺が知っているのは女子高生のきみにしか過ぎないきみがどんなレディになったか知らないきみがどんな母親になったか知らないそしてきみがどんなおばあちゃんになるのか知らない俺が知っているのは女子高生だったきみたったそれだけに生きた俺の人生って何なのかな？ （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/11

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• 手紙

  　　　手紙　　　南風一「お父さんは悲しんでいた」受話器の向こうできみの言葉を静かに聞いていた「あなたの思い通りには　ならないわ」誰が悪かったのだろう？俺が急ぎすぎたのかな？二人のことなんか闇に葬り去っておけばよかった （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/11

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• 俺が好きだったきみ

  　　俺が好きだったきみ　　南風一俺が好きと言ってきみも好きと答えてそれでも　結果は同じことだった俺はやっぱりきみに不満を持ったしきみも今一歩踏み込めなかった好きと言っておきながらいつもないものねだりをする俺きみではないきみに憧れている俺俺が好きだったのは目の前のきみじゃないんだからきみにはどうしようもなかったね （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/11

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• 夢のなか

  　　　夢のなか　　南風一きみの夢を見ることはあるけれどきみは全然歳をとっていない夢のなかではきみも俺も昔の時間を生きているから昔のままの姿を不思議とも何とも思わない別れてしまったことも全然知らないそれくらい昔のことを潔く忘れられたらいつでもきみに会いに行けるね （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/10

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• まだ先のこと

  　　　まだ先のこと　　　南風一次回の山歩きまでまだ３カ月先忘れていても大丈夫と思っていた本当に忘れていたらすぐにやってきたそれからのことなど考えない結末なんてまだまだ先のこと未来なんか考えないそうやって先延ばしにするうちに気が付いたらきみはいなくなっていた （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/10

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• 今も

  　　　今も　　　南風一きみに「さよなら」を言って帰った道その日から　何千日を送ったけれどその道は今日につながっている今からとって返したらあの日のきみがそのまま待っていそうな気がする （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/09

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• 雨

  　　　雨　　　南風一雪混じりの雨のなかバッグを持ったカップルが歩く傘もささずそれでも慌てることなく二人の姿を見やりながら「早く傘をさして。　濡れたら風邪を引くよ」そんな母親の声が響いてきた幼い頃は反射的に傘をささなけりゃと思ったけれど雨に濡れたからって死ぬものでもないよねそれでも雨に濡れたらコートや服が汚れるよやっぱり母親の眼差しで見てしまう （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/09

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• 夢

  　　　夢　　　南風一将来の夢があって学校へ通う男や女がいて学校へ通う男や女のまねをして学校へ通う男や女があり将来の夢のために時間を過ごす男や女がいて将来の夢が女や男である男や女がありさて学校を卒業して夢を達成した男や女がいて何一つ夢らしいものは叶えることも出来ず平凡な生活人になった男や女がいてどちらも家庭を持って子育てに追われいつから子育てマシンになったのだろうと一人ごと （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/08

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• 馬好き

  　　馬好き　　　南風一競馬が好きでウィークデーも時間があれば競馬のことを考えている休日となれば馬券を買って一日中レースに夢中になっているもちろん家族のことなどそっちのけ彼が生きているのは競馬の世界もっとましな時間の使い方があるだろうと忠告したところで他に何があるだろう？そんなことに夢中になって歳をとれたなら幸せなこと　この上ない夢以外に何も残らないけれど何も残らないのが人生だもの夢に生きられたら幸せ （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/07

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• お婆さん

  　　　お婆さん　　　南風一自転車に乗って外に出られたのだから帰る道筋くらい知っているだろう交差点の横断歩道信号は赤なのに自転車を押して横断歩道を渡ろうとするお婆さん通り過ぎる自動車は驚いて止まったり横をこわごわ過ぎてゆくお婆さんも車が途切れることなく通り過ぎるので横断歩道を２メートルほど進んだところで立ち往生それでも引き返すわけでもなく強引に渡り切ろうとするわけでなくよろよろと道のまん中で立ち往生横断歩道の向こうでもこちらでもあっけに取られた人々が立っているどうする術もなくじっとお婆さんの姿やら困ったように通り過ぎてゆく車を見つめているようやく信号が青に変わるとほっとして人々は歩き出した歩き出すや先ほどまではらはらしたお婆さんのことなどもう忘れているそれが明日の自分の姿かも知れないことにはつゆ気付くことなく （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/06

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• 執着

  　　　執着　　　　南風一かき揚げうどんの美味しさに惹かれて４日間通った寒い日が続いたせいで美味しく感じたのかも知れない昔なら食べることに執着したことはなかったきみに会いに４日間立て続けに通ったこともないきみを忘れられないと思っていた男がうどんほどにも執着していなかったなんて笑止だねこちらの想いを分かって欲しいと切望したくせにきみの想いには全然気が回らなかった （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/05

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• 匂い

  　　　匂い　　　南風一葬送のあとの匂い線香の匂いと生花の匂いとりんごの甘酸っぱさが入り混じったような切なさと祭壇の後かたづけが終わった座敷ではさっきまでのしめやかな空気とはうって変わってお膳が据えられ集まった人たちは賑やかな雑談を交わしている仏壇の前に置かれた骨壷を見て確かに亡くなったんだと納得する子どもの頃から何度か経験したけれどいつも似たような匂いだった俺が死んだときも多分子どもたちは俺が感じたのと同じような葬送の匂いを嗅ぐことだろう骨壷を持って帰った家は昔ほど賑やかではないだろうけれど （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/04

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• 二度とないバレンタインデー

  　　　二度とないバレンタインデー　　南風一たまたま雪の降った翌日がバレンタインデー今なら土曜日は学校は休みだけどその頃はまだ午前中授業があったそんな有り得ないことばかりの時代の話しもうそんな話しなど誰も憶えていまい今ならチョコレートケーキをくれた女学生の身元など知り合いの悪友を使うかもっと要領よく突き止める手立てはあっただろう俺は一ヶ月余りその娘のことばかり考えてホワイトデーの寒いさなかにはその娘に出会うことばかりを考えて街角に立っていた今なら馬鹿じゃないかと思うけれど俺にもそんないじらしい年頃があったのかと涙ぐましくなるその娘には結局会えなかったがあとで知ったことだが彼女は硬式テニス部に所属していて俺が寒風の街角に立っていたころはグランドで練習に励んでいたらしかった （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/04

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• 忘れ物

  　　　忘れ物　　　南風一雪の降った日昼下がりにようやく晴れ間が覗いたので散歩に出た気温は低いし　いつもより遅め急いで家を出たので腕時計を忘れて出た逆にいつもなら家に置いておくはずの運転免許証を胸ポケットに持っていた最後にきみと会ったとき最後になるかも知れないことを忘れていたきみと最後の言葉を交わしたときも「それじゃ」としか言えなかった自分では周到に準備したつもりだったのにいつも大切な何かしらを忘れて駆け出している （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/03

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• 節分

  　　　節分　　　南風一今日は節分鬼は外　福は内彼女も子どもたちも家で賑やかな休日を過ごしているのだろうか？彼女も俺も多分誰もが望むごくありふれた家庭人の人生を歩んでいる若い頃にそんなきみとの生活を夢見たかと問えばそこまでのことを考える余裕は実はなかった俺は熱病に憑かれたようにきみに恋い焦がれたそのきみは実はありふれた一少女で俺の想いも実は生物のオスが一時期にメスに求愛する生殖遺伝子のなせる業に過ぎなかったのかも知れない俺がきみに抱いた想いは甘美でこの世のものとは思われない至福だったけどね （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/03

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• 二十数年経って

  　　　二十数年経って　　南風一　付き合いで催し物に行ったときだった妻に引きずり回されてやれやれとロビーに出たときだった何やら視線らしきものを感じていたがそこに立っていたのは紛れもなく彼女だった見た目には以前とちっとも変わっていなかった彼女は俺の方を見ていたはずなのに視線が合いそうになるやぷいと顔を向こうへ背けたそしてすぐに近くに立っていた男に腕を回して「さあ行きましょ」と歩き始めた驚いたように彼女の方を見る男といかにも仲睦ましい素振りで遠ざかってゆく彼女二十数年経ってもきみと俺の関係はこんなものきみのこれからに幸あれと背中に祈ろう （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/02

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• 今はただ「好き」

  　　　今はただ「好き」　　南風一「好き」はきみの存在を知りましたということ恋人になってくれとか将来結婚してくれということでない「好き」は私の存在に気付いて欲しいということ私は女に興味を持たない石ではありませんこれから先　ずっときみを「好き」であり続けるかどうか分かりません今はただ「好き」 （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/02

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• 筆跡と香り

  　　　筆跡と香り　　　南風一小さかった頃や学生時代の自分の姿を憶えているがそれは今の私ではない他人ではないけれど私でもない私はきみの姿を憶えているがあのときのきみはもう何処にもいないきみの姿は消え去ったのだろうけれどきみをそのままにした筆跡ときみの香りは変わらない （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/02/01

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• いい感じの夫婦かな

  　　いい感じの夫婦かな　　南風一待ち合わせなのか車が道端に止まって男が出てくると女が手を振って近づいた車から出てきた男も中年ちょっといい感じの夫婦かなと思ったら「これから持って行きますから。　こちらをお渡しします」なんて極めてビジネスライクな会話が聞こえてきた見た目にはほのぼのとした夫婦でも本当は何でもない見た目には恋人同士なのに実は何でもないまるできみと俺みたいだね （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/31

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• 望み

  　　　望み　　南風一望むことがあっても「それ以後」が抜け落ちていただからいつもぬか喜びに踊ったその後がないからいつもへまをしてきみを失望させたり夢を壊してしまった「それから」がなければいつもうまく行ったそこで時間が止まっていたらと思うけれどそれでは何のためにうまく行ったのか分からない俺が望んだものそれは何だったのかな？ （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/30

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• 出会ったときの二人で

  　　出会ったときの二人で　　南風一ぼんやりきみのことを考えているとすっかり昔の時間を生きているので再び今の時間に戻ってくるのが煩わしくなった昔の時間を今にして今の時間はなかったことにしたこれできみと俺の時間を邪魔するものは何もなくなったいつまでも出会ったときの二人で生き続けよう （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/29

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• もうすぐ春ですね

  　　　もうすぐ春ですね　　南風一夜の雨がいつかしら霙に変わり一年に一度追い炊きのパイプが凍る季節になっていつもきみのことを懐かしく思い出すきみにとって俺はアクセサリーの一つだったきみとのことも希望も　門出も何もかも一緒に運んでくるはずの春が待ち遠しかった過ぎ去ってみれば春はいつも思わせぶりの期待を膨らませたけれど夏風といっしょに何処かへ飛んで行ってしまった期待はいつも昔の形をしているのでこの季節になるとつい昔のままの自分を生きている気になっている （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/28

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• きみだけを

  　　　きみだけを　　　南風一好きには　色んな好きがあってただきみに振り返って貰えればそれで満足な好ききみにも好きと答えて欲しい好ききみと結婚したい好きセックスしたい好き好きの数だけ「きみ」がいたけれどそれは不誠実な好きだったかな？俺にとっては居ても立っても居られない「好き」そのときはいつもきみ一人が好きだった （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/27

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• 形

  　　　形　　　南風一川は水の死骸昔　水は生きていたが死んでしまったので周りをコンクリートで固められたバサバサと空中を横切る一群の鳥彼らが飛んだ空もコンクリートで固めるべきだが空気にくっつけることができないのでそのままにしてある俺が歩いた場所それは無数にあるが芭蕉のような句碑はない田んぼが自動車のショールームに変わり薬局の駐車場ができるその間には　昔　百姓が歩いたあぜ道が幅５０センチメートルだけ残る今その道を歩くのは猫か犬何処にも行けないのだから仕方ないあぜ道が猫道に化けるなんて昔の人は夢にも思わなかっただろうそうして人も人が歩いた場所も消えてゆくきみも俺も生きた形は何処にも残らない （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/27

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• 壁画

  　　　壁画　　　南風一もしラスコー洞窟に描かれていたなら何十万年を過ぎても色褪せることなく残ったことだろう現代においてきみの美しさを何処に残すべきだったろう？俺の頭の中で出会ったときの姿で微笑んでいるきみモナリザは商人の妻であることが分かったけれどきみは誰の妻でもない「出会った娘」と題しておこうか俺が死んで大脳を輪切りにしたらきみの姿が浮かんでくる （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/26

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• 街角

  　　　街角　　　南風一昔ながらの顔というものがあるわけじゃないだけど年輩になってくるとなぜか顔つきは似てくるね旧家らしい家から出たきた年輩男性の顔は年相応の顔どこかで見たような気がするけれどなるほど２、３百年前にもそこを歩いていた俺の方は　と言えば旅の素浪人。そのときも多分同じような顔をした年輩男性とすれ違ったのだろう （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/26

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• 顔

  　　　顔　　　南風一太陽に顔があるってのは知ってるよね朝は顔を洗ったばかりでまだ眠そうね昼は外で元気いっぱい駆け回る腕白坊主の顔夕方はお腹が減ったのかな少し疲れた顔地球が回っているだけなのになぜ太陽の顔は変わるのかな？ （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/26

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• それから

  　　　それから　　南風一きみが規律と引き換えに無くしたものあるいは得たものそんなものは俺にはないそれからの長い人生にきみは何を夢見たのだろう？少しでも何かに近づけると思ったのかな？きみの前には俺がいて俺の前にはきみがいた二人ともそんな単純な事実になぜ気づけなかったのかな （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/24

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• 吉もしくは凶

  　　　吉もしくは凶　　　南風一きみはどう思っていたのだろう？本当のところ俺には分からない俺が切って捨てたのが吉だったのか凶だったのかそれからのきみの人生を知らないから俺には判断できない俺にとっては？吉だったのかな凶だったのかな？きみと一緒になったことがないから分からないどちらに転んでも分からなかったことは同じだけど今でも小娘のきみを恋しく思い浮かべている （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/24

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• 空想

  　　　空想　　南風一笑っているきみの隣りに俺がいないのはなぜだろう？俺はきみに出会ったときから決めていたきみだって俺の早すぎる申し出に有頂天だったくせにどこから空回りし始めたのかなきみの暮らす世界に俺も住んでみたかったそれは滑稽な空想だったのかな （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/23

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• 衝突

  　　　衝突　　南風一衝突するのは俺のことが嫌いだからと思い込んでいただからぐちゃぐちゃ揉めるより俺の方からあっさり手を引くのがいいと判断しただけど互いに惹かれるから衝突するってこともある一番悲しんだのはきみだったのかな （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/22

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• 嘘

  　　　嘘　　　南風一俳優や女優なら舞台の上か撮影の間だけ演じていればいいきみにはずっと演じて欲しかったたとえそれが嘘のきみだったとしても　　　　　　　ね （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/21

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• 雪遊び

  　　　雪遊び　　南風一雪の降った日何処からともなく悪がきたちが呼び集まって雪合戦をしたり雪で切れた電線を棒でつっついたりもうそんな遊びやいたずらをしなくなって何年が経っただろう手や耳を霜焼けで真っ赤に腫らして手袋もジャンパーもズボンも靴もずぶ濡れにしてそれでも雪の中を駆け回っていたそんな遠い日のことを思い出しているのはもう俺くらいしかいないだろう過去の取材テープや写真を探したって俺の記憶ほど鮮やかに再現できるものはないだろういつか絵に描いてお披露目したいと思うけれど屏風にしたら直径１００メートルくらいのパノラマになろう出演者の顔も姿も細密画のように生き生きしているそんな絵を描いて何処に飾ろう？ （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/20

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• 霙

  　　　霙　　　南風一フロントガラスの向こうは雨がいつしか霙に変わった車の中は快適ラジオから聞こえてくる音楽は変わってゆくけれど一月の空模様はいつの時代も変わらないエアコンの設定気温を最高にして恩師を迎えに行ったそのとき先生は６３才東京からみれば１６０キロメートルの距離など誤差のうち霙模様の中を高速道路を飛ばして迎えに行ったあれから１０年が過ぎ先生もとっくに古稀を過ぎた今でも研究心は旺盛でも俺の住む地方に訪れることはもうないだろうかつて恩義を一生忘れないと誓った人に対してすら情は薄らいでゆくましてや学生時代の恋に過ぎないきみとの思い出など思い出そうとしても思い出せなくなるのかな （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/20

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• 膝頭

  　　　膝頭　　　南風一「小学生の子どもがいて・・・」自動車保険の契約の話しをしていたのになぜそんな展開になったのか不明寒さも手伝ってすぐ前に突き出された膝頭とぴたりと合わされた太股は心なしか白い同じ会社の自動車保険を継続してもう１０年以上になるその間に担当者は何人変わったことだろう以前の担当者の名前も顔ももう思い出せない覚えているのは担当者が女性であったこと若い独身女性らしいこともあれば既婚の女性であったこともあるどの担当者にも共通していることは仕事の話しをしているうちにすーっと私生活の話しが出てくることだぴたりと合わされた膝頭を眺めながらこの点も同じだったことを思い出した （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/20

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• 同窓会

  　　　同窓会　　　南風一好きだった女の子たちの同窓会そんなものがあったらいいなあ同窓会って言ったって知っているのは俺ばかり幾ら俺が恋した娘たちと言っても彼女たちは知らない者同士そこは俺が間を取り持つさみんな同じ男に好かれた女共通点はたくさんある一人盛り上がっているのは俺ばかりそんな同窓会があったらいいなあ （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。購入は、こちら（Amazon.co.jp）からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2008/01/19

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