[詩]の記事一覧 | 南風一の世界

恋人

　　恋人　　　南風一クラブが同じクラスが同じ委員会が同じそんな関係がなければ話すことさえなかった二人が恋人同士になる出会いがあっても黙りこくって想いを伝えられない二人がある何かのきっかけで男と女が結婚して二人の遺伝子を持った子どもが生まれる子どもはよく見ると父親の面影がある母親の面影もある子どもは父親の性格を継いでいるわけではない母親の性格を継いでいるわけではない父親と母親からすれば愛の結晶に違いなかったのに何処かで計算が狂ってしまった子どもは父親や母親が知らない恋人を見つけ出して二人で手を振りながら去ってゆく（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/15

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時はいつまでも

　　　時はいつまでも　　南風一きみに会えないからと言ってどうってことない以前だっていつも待っていたしまだ待っていると思えば楽しいものさ昔そうであったように待っていればきっときみに会える日がやってくるそんな風に思えるから時はいつまでもきみに出会ったときから進まない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/14

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ラブレター

　　　ラブレター　　　南風一まだ日本語ワープロが無かった頃せめて文字が丁寧ならば想いを受け入れてくれるかも知れないと思って書いた二、三度下書きをした清書がラブレターだった想いのたけを伝えることに腐心してそれから後のことを余り考えなかったあれほど真剣な想いを綴ったものはなかったけれど恋が成就することはなかったから今は何処にも残っていないだろう今さらもう一度書いてみろと言われてももはや書けない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/13

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一本の電話

　　　一本の電話　　　南風一翌日の遠足が楽しみで眠れない子どものようになかなか寝つけなかった一本の電話がそんなに嬉しさをもたらしてくれるなんて想像もつかなかった３０年来会わない旧友告白したけど振られた女の子たち（もうおばさんだろうけれど）会いたいとも思わなかった面々が次々と浮かんできてやっぱり顔だけでも見たいなあと思う近頃は今日と同じような明日が間違いなくやって来ると無邪気に思えなくなったけれど来秋まで無事に生きていたいと思った昔はこれっぽちもそんな風に思わなかったけどね（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/10

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親友Ｋ

　　　親友Ｋ　　　南風一高校以来の親友仮に彼をＫと呼ぼう１年に一回くらい電話して営業ノルマを助けて貰う俺は別にＫの出世を望まないＫも多分俺の出世を望まない（というよりも俺が出世と縁がなさそうなことは百も承知だ）Ｋが取り立てて不幸になることなく健康で生きていてくれればそれでよいＫも多分同じ心持ち高校生のころからお互いにそんな風に思っていたかというとそれは違うＫはどうか知らないけれど俺にはもっと野心があって夢みたいなことばかり考えていたＫが何を楽しみに生きているのか知らないＫが１９世紀末の美学に興味を持っていたことは知っている俺が何を楽しみに生きているのか多分Ｋは知らないだけど俺がどんなことを考えているか多分Ｋは知っている取り立てて楽しいことはないさだけど取り立てて悲しいこともないレールの上をただ走っている人生Ｋも俺も考えていることは多分同じこと（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/09

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掃除

　　　掃除　　　南風一日常の出来事で歳が数えられなくなって暮れの掃除で一年が経ったことを知る住宅は何の変哲もなく建っているが一年の埃と汚れをかぶって人間様と同じように歳をとる元気なうちは明日も今日と同じような日が訪れると信じて疑わないでも本当に明日はあるのかな？死ななくても頭がおかしくなってすっかりきみのことを忘れてしまうかも知れない自分のこともきみのことも分からなくなってそれでも生きているのかな？それなら意識がはっきりしているうちに命を絶つ？それだってきみのことを忘れてしまうことに変わりはない大脳ってやつはいい加減だからきみに出会った日のことをつい昨日のことのように信じている（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/09

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男の終わり

　　男の終わり　　南風一自分の子どもが成人式を迎えようというのに恋だの恋愛だの何戯けたことを　と思ういい加減に枯れなさいと思うけれどきみのことを恋しく思い浮かべることがなくなったら男の終わりだね（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/08

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娘時代

　　　娘時代　　　南風一図書館の駐車場出口で女の子に道を譲ったらすぐ後に続くお母さんから会釈された顔がよく似ているから親子ということはすぐに分かった顔は似ているけれどお母さんは娘時代の時間を使ってしまったからもう娘ではない自分の娘を見て自分の娘時代の過ごし方は良かったのかしらと思うことはあるのだろうか？それとも自分によく似た娘をもうけたからもう昔のことなんか何とも思わないのかな（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/08

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急ぐ女性（ひと）

　　　急ぐ女性（ひと）　　南風一逃げてたばかりじゃなかったはずなのに急いで道行く女性（ひと）を見かけるとなぜかきみを思い出している思わず追っかけたくなるけれど女性に惹かれてかな？それとも　きみの幻影に惹かれてかな？きみが逃げていたのか？それとも　俺が逃げていたのか？会おうと思えばいつでも会えたのにきみに会いに行かなかった俺俺に会いたいとも言わなかったきみそれで何の不都合もなかったのだから俺たちの関係ってのはそれだけだったのかな（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/07

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冬がきて

　　冬がきて　　南風一凍えるような寒波さえきみと一緒ならば二人を楽しませてくれる小道具の一つに過ぎなかった映画を見て公園まで歩いて二人連れ添ってクリスマスのネオンが瞬く夜の街を歩いた二人の前途を妨げそうなものは何もなかったそんな頃もあったのに今はただ寒いだけの冬（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/05

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ピンクの蕾

　　　ピンクの蕾　　　南風一サザンカは自分が美しく咲いた季節を憶えているので寒波が襲来するやピンクの蕾を膨らませた大学１年の冬急いで自転車を漕いでいて住宅街の路地で出会い頭に女の子とぶつかった幸いに女の子は尻餅をついただけだったが大きく開いたスカートの中からのぞいた純白のパンツが眩しかったそんなどうでもいい出来事は今でも鮮明に覚えているけれどきみと過ごした日々の瑣事は漠然としてしまってあんなに楽しかったお喋りのことさえ思い出すことができない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/04

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乙女の時間

　　乙女の時間　　南風一おやじの時間は弛んだゴムひも乙女の時間はぴーんと張ったゴムおやじに付き合う時間なんてないと思うんだけどジャージやＧパン姿でおやじに混じって山登りに精を出すなぜだろう昔好きになった女の子は「あなたなんかと付き合っている暇なんかないわ」という素振りだったけど（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/03

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二人

　　　二人　　　南風一師走の休日交差点を過ぎてゆく車には夫婦連れらしい二人が仲睦まじく乗り合わせる二人が結婚して以来　歳月を共にしていたとしても二人が出会うまでの道のりは違っていた出会うまでの思い出を捨てることは自分の歴史を捨てることだからそうたやすく捨てることはできないお互いの知らない歴史に蓋をして生まれてからずっと一緒に暮らしていたような顔をしている二人車に並んで座っていても頭の中で思いめぐらすものはそれぞれの恋人かもしれない（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/02

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きみに向かって

　　きみに向かって　　南風一何の取り柄もない俺にもしきみが惹かれるものがあったとすればそれはひたむきに取り組んでいた姿かなきみに向かってではなかったのに悲しいね（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/02

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想いはいつも

　　想いはいつも　　　南風一小雨が上がって東の空に虹が立つ想いはいつも天を翔るのできみも俺も出会ったときの姿で立ち歩いているそんなときは３０年前の世界を生きているので何の疑いもなくきみに出会えると思っているなのに道端の凸面鏡に突然現れた男が意地悪く問いかける「今ならまだおまえの面影はあろう。　でもそんなこともあと何年かな？」（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/01

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ありのままの私を見て

　　ありのままの私を見て　　　南風一スタートしてどれだけ経てば分かり合えたかな？時間じゃなくてやりとりの方が大切だったかな「ありのままの私を見て。　それでだめだったら仕方ないわ」俺が眼鏡を拭き過ぎたせいかな成り行きは　きみが言うとおりになって二人は離れていった努力して愛し合えるってことはないような気がするねきみは誰の期待に応えようとしたのだろう？「俺の」じゃないよねだったらきみの期待は俺から愛されることだったはずなのにね期待は愛なんかじゃない大きな勘違いをしていたきみと俺（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/12/01

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なぜ？

　　　なぜ？　　　南風一盆と正月が一度に訪れたような歓喜そんなものは確かにある恋い焦がれたきみが俺に悪く思われまいかと心配しているなんて俺の方こそきみから拒絶されまいか恐れていた天にも昇る幸福をそんなにあっさり手に入れていいものかどうか俺は空恐ろしくなっただから今度は努めて執着心がないように距離を置いたでなけりゃきみにのめり込んでしまってダメになってゆきそうだったから（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/30

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美しい別れ

　　　美しい別れ　　南風一美しい別れ？そんなものがあったものかどうかこちらだけが最後になることを知っているとき余り楽しい別れじゃないなきみは最後になることを知らないちょっと不公平じゃないかと思うけれど面と向かって口に出せるはずないだろ何が飛んでくるか知れたものじゃない笑顔の裏で何かがふっつり切れる瞬間「それじゃ」と手を振って「終わったな」と思うそんな別れ方しかできない二人って悲しいね（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/28

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遠回り

　　　遠回り　　　南風一ちょうどスタイルのいい女性に追いつきそうになったところで赤信号。女性は横断歩道を斜めに渡って向こうへ進む俺の行き先も同じ方向だったけれど俺は立ち止まる。本当はスタイルのいい女性の後に付いて行きたかったけれど車が止まって見ているし女性の後に続く人もいない同じ方向へ行くのだもの何の気兼ねがいるものか？と思うけれどなぜか俺は遠回りを決め込んでいる馬鹿じゃないかと思うけれど誰に証明したいのかな？身の潔白・・・（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」１２月１４日発売。予約受付中。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/27

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ただ日光にあたるだけの

　　　ただ日光にあたるだけの　　南風一穏やかな晴天が３日続き夜が冷え込んだのだろうまだ青々としていた楓の葉っぱが心なしか色づいてきた布団を干して日向に立つと暖かいこれ以上の幸福はあり得ようかと考える案外幸福ってやつはそんなものだったのかも知れないなあと思うきみがいなけりゃ人生始まらないと思い込んだ日々もあったっけ。そんな頃は何もないただ日光にあたるだけの幸福がどれほど貴重なことか分からなかった（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/25

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両手と肩に本をぶら下げて

　　　両手と肩に本をぶら下げて　　南風一三連休の中日いつもなら混み合っているはずの土曜日心なしか図書館が空いて見えたいつも通りこれはと思う本を籠に入れてがらーんとした空間からエントランスに出る布袋に借り出した本を詰め込んで両手と肩に本をぶら下げて外に出るふといつかもこんな格好で歩いていたなあと思い出す学生時代に神田や高田馬場で古本を買い込んで帰った下宿までの道のりあのころは古本を買って帰ったけれど今は新刊本を図書館で借りて持ち帰るもちろん持ち帰り先は違う学生時代は買ってはみたものの読まない本の方が多かった今は借りて帰る本は大抵目を通す今の方が幾数倍も経済的で効率的だそれでも神田や高田馬場でこれはと思う古本を衝動買いすることは楽しかったな（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/24

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ジャガイモ

　　　ジャガイモ　　　南風一小学生のころインフルエンザの予防接種があるときは決まって顔なじみの保健士さんが来ていた「はい　きみたち　こちらに列んで」そんな保健士さんの呼びかけを無視して友だちとふざけていたらきつい口調で「はい　きみたちもさっさとこちらに来て」と有無を言わせず肩口を掴んで引っぱって行かれたその口調はじゃがいもを扱うようにぞんざいでぶっきらぼうだったけれどどの子どもにも分け隔てのない愛情を注いだすっかり中年の厚化粧の保健士さんのことを忘れていたけれど散歩をしていてちょっと保健士さんを彷彿とさせる顔立ちのご婦人に出くわしたそれでひさびさに保健士さんのことを思い出してまたジャガイモのようにぞんざいに扱って欲しいと思うのだった（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/23

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もう一度

　　　もう一度　　南風一３０年間異国に離ればなれになっていたと思えば突然きみの眼前に現れたところでおかしいことなんて何もないさでもそんな風に思えるわけないよねきみに対する想いは昔のままだけど信じて貰えないかな話してみれば俺はちっとも変わっていないきみだって昔のままだろ若かったころのように屈託のない話しをしようよ（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/22

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月夜

　　　月夜　　　南風一月夜は鏡の世界隈無くどこまでも（きみの住処まで）見通せそうでブーツにミニスカートの女性が閃くときみが通り過ぎていったような幻覚に　思わず叫びだしそうになるこんな冷たい夜にきみが身体を凍らせて待つ男など何処にもいやしなかっただろうだからきみはあっさり結婚して何処かに去って行った一瞬の儚い幻想で月夜を真昼と勘違いするほどきみはロマンチストじゃなかったから昔から暖かい部屋で俺のことなどちっとも思い出すことなくお馬鹿なお笑い番組にうつつを抜かしていたのさ（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/21

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きみのいない家

　　　きみのいない家　　南風一きみのいない家を訪ねて何が解決するのかな？電話をかけたときいつもきみを呼んでくれた女性（ひと）はお母さんだったのかな？お姉さんだったのかな？今さらきみの名前を言って自己紹介したところで何の甲斐があろう迷惑千万むしろ　忘れてしまってそっとしておいてくれた方がどんなにか良かっただろうと思われるのがオチかな何か解決の糸口が見つかるかも知れないそんな淡い期待を抱くのは俺が極楽トンボだからかな（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/20

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心変わり

　　　心変わり　　南風一きみが男の申し出を受け入れたきっかけは何だったのかな？自分から望んで？そろそろ潮時と思った？もう意中の人は現れない？きみの心変わりはいつだったのかな？俺にそんなことを問える資格は全然ないけどね（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/19

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”好き”　＋　”好き”

　　　"好き"　＋　"好き"　　南風一彼女も俺も数学が好きだから"好き"　＋　"好き"　は　"相思相愛"と信じただけど恋人関係は数学のように行かないと気付いた二人とも国語が苦手だったからそういう矛盾を信じられなかった好きだけど　信じられない口で言うことと　することが違う"好き"　＋　"好き"　は　"喧嘩"磁石のプラス同士、マイナス同士が反発しあうようなものだった（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/18

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日向ぼっこ

　　　日向ぼっこ　　　南風一落ち葉が西風に舞うサザンカの枝葉が揺れるこたつを出して日向に背中を向けるとぽかぽかと暖かいぼおっーとして秋の深まりを味わえるのも１週間に１時間いや１年に１時間のことなのかも知れないときたまきみを思い出すことがあってこんな日はきみは何をしているのかな？と思うそんな感傷に浸っているのは西風なんぞに触発されて日向ぼっこを楽しんでいる私の事情できみは忙しく冬布団を出したり家族の衣類を暖かいものに替えているのかも知れない（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/18

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Ｇｏｏｇｌｅ

　　Ｇｏｏｇｌｅ　　南風一Ｇｏｏｇｌｅに私の住む住所を入れると航空写真が出る凄い！私の家の屋根と駐車中の車まで見えるきみが今どこに暮らすのか知らないけれどＧｏｏｇｌｅにはきみが暮らす家の写真が入っているはずでたらめに住所を入れたらきみが写っていないかな（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/17

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浦島太郎

　　浦島太郎　　　南風一気違いじみた妄想・・・もし会えたとして何を話すのかな？今さら「南風です」と言って詩集を贈りたいって？よほど能天気か極楽トンボか世間知らず「あなた何歳なの？」（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/17

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晩秋

　　　晩秋　　　南風一見知らぬ土地を車で駆け抜けた同じところを三度四度と縫って走ったけれど車を止めて付近の子どもや大人に道案内を請うたけれどきみの家は分からないこのあたりなんだけどな車の進めない細道まで行ってみたけれどさっぱり分からないやっぱりきみには会えないね（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/17

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きみの姿を追って

　　　きみの姿を追って　　　南風一三越のライオンを背にして朝日を浴びた産毛が輝くきみは淡いグリーンのワンピース姿で口元からのぞく糸切り歯が愛くるしい「私の父は公務員だから・・・」これから東京へ旅立つきみがなぜそんなことを言ったのか？今でもその意味は分からないお父さんが公務員だからそのうち転勤で地方を離れるという意味だったのか？それとも医学部に落っこちても医学部をまともに出られるお金なんかないからあっさり東京の女子大に進学するという意味だったのか？やっと二人切りでおもいおもいの胸のうちを語り合えたのに二人はもう別れなければならなかったふとした偶然であんなに接近できたのにそれっきり会えないままだね（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/16

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エエカッコしい

　　エエカッコしい　　南風一大抵の恋人同士ならあっさり越えてゆけるハードルきみも俺もエエカッコしいだったから躓いてしまったきみは本当の私を見てと言っておきながら本当の自分をさらけ出すことを嫌った俺はありのままのきみが好きだと言っておきながらきみと会えばきみの欠点をあげつらった本当の俺たちの想いは何処のあたりにあったのかな？（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/15

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きみに似た女性（ひと）

　　きみに似た女性（ひと）　　南風一１年に一回会ったときだけ思い出すきみに似ているからきみはどうしているのかな？と考える３年になるのかなまだ姓が変わらないから独身なのだろう独身でいる理由は分からないきみも独身でいてくれたならと都合のいいことを考えるけれどきみが結婚したことは知っている１年に一回きみに会えた気がするのにきみでないのはなぜかな？（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/14

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美しいこと

　　　美しいこと　　　南風一セミナー講師の話しを熱心に聴く若い女性たち茶色がかってきれいに梳かれた髪肌は透き通るように白くプロポーションもいいじっと見つめられたりすれば怪しい胸騒ぎを覚えるそんな女性たちも１０年もすれば伴侶を得て子どもの一人でも産んですっかり母親じみてゆく当たり前のことだけど若い女性の美しさは人類が生き延びてゆくための摂理かなと思う（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/13

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秋夜

　　秋夜　　　南風一肌寒くなった夜入浴剤を入れた湯に浸かり身体ぽかぽかきみのことはすっかり忘れて蜜柑食べて古本市で手に入れた１冊１００円のクリスチナ・ロセッティ詩抄を読む至福ってやつは何て安上がりなものさ（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/11

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一大冒険

　　　一大冒険　　　南風一一大冒険を計画したけれどあえなく頓挫やたら行く機会なんてないからついでにと思ったけれど用事が消えてしまった次に寄れるのはいつのことかな？なあにいつでも機会はあるさと思ってみるけれど今日決行しようとしたことなんか明日になったら忘れっちまっているだろういつもそうやって自分を誤魔化してそうしなけりゃ生きてゆけないよ（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/11

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彼女に会いに行く？

　　　彼女に会いに行く？　　　南風一休日の朝消防自動車のけたたましい音に目を覚まして外に出た寝ぼけ眼に火事の場所は分からずまた寝床に舞い戻るそれから２時間ほど眠って今度は夢で目を覚ました彼女に会いに行くために家を出たのかも知れない車がマンホールの蓋を蹴上げたらしくタイヤが外れた故障対応に駆けつけてくれる業者に連絡しようと思うけれど電話番号が分からないＪＡＦは解約したけれど自動車保険の牽引サービスが利用できたはずそれとも生命保険の自動車サービスを利用しようかクレジットカードの自動車サービスもあったあれこれ電話しようとする先は思い浮かぶけれど幾ら探しても電話番号を書いたカードが見つからない公衆電話も見つからなくて何処かの民家の電話を借りて電話口でポケットというポケットに手を突っ込んで電話番号を書いたカードを探すけれどカードは見つからない民家の夫婦の視線は気にかかるし気は焦るし迷っているところで目が覚めた（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/11

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脳天気

　　　脳天気に　　南風一きみと歩いた街には新しい家やマンションが立ち並んできみと歩いたころそんなことは想像もできなかったきみと出会ったころ俺がきみ以外の女性と結婚してきみが俺の知らない誰かと結婚するなんて想像もできなかった先のことが分からないから平気で好きと言えたのかな？それとも楽観的に出会ったときの想いがまっすぐ未来へつながって行くなんて脳天気に信じたのかな？（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/10

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デート

　　　デート　　南風一きみと一日デートした後の別れ際きみを家の近くまで送って行ったけれど名残惜しくてついきみの唇を奪ってしまった「びっくりした」と言いながらきみは軽く手を振って去って行ったもうそんな体験は二度とやって来ないだろう（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/10

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きみの７年

　　　きみの７年　　　　南風一ＯＬを続けて７年結婚する素振りもなかった２５００日の間何を考えて生きていたのかな？そのうちきっと素敵な男性が現れるそんな日がやってくるそう念じて生きていたそれとも俺が舞い戻ってくる日があるかもなんて期待のない期待を抱き続けたのかな（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/09

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きみに出会える確率

　　　きみに出会える確率　　南風一ゼミの友人が伊勢丹のお中元かお歳暮を配っていて呼び鈴を鳴らしたら出てきたのは柏木由紀子だったという彼女の夫が日航ジャンボ機事故で亡くなる１０年も前のことゼミの仲間たちはその幸運を羨ましがった今俺が幸運にもきみに出会える確率って幾らくらいかな（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/08

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記憶の糸

　　　記憶の糸　　南風一ふと胸ポケットに手をやる「ない！」そこにあるはずのハンカチがない「確かに今まであったはず」そう思って足下を見渡すけれどハンカチは落ちていない「はて？」家を出る前にハンカチとソックスを引き出しから取り出したところまでは憶えているがそれからの記憶がないやっぱり忘れてきたのかな６カ月に一度はこういうことがあるハンカチを忘れたときは今度こそ絶対忘れまいと心に誓うのにまた繰り返すこういう風にして記憶の糸が途切れきみのことも自分がしていたことも忘れて行ってしまうのだろう（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/07

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俺がきみに惚れた理由（わけ）

　　俺がきみに惚れた理由（わけ）　　南風一きみは鏡に映った自分の姿を見ることはできるだろうでも俺と話すときのきみの表情を見ることはできないきらきらと輝く瞳を俺が見るように直視することができない俺がきみに惚れた理由（わけ）そんなものは一生分からないだろう（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/06

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菊花展

　　　菊花展　　　南風一秋の半日菊花展に行く何度も通うと行くまえから大体予想がつく菊花を鑑賞するというより菊花をだしに山野に遊ぶ菊花の値踏みをして写真をほどほどに撮って休憩所で一服する見事な菊花には賞が付くが見るのはただ休憩所で売店を切り盛りする女性も普段は主婦なのだろうけれど今日は売り子さんなかなかいいプロポーションをしている女性がいたので胸の膨らみ具合や形のいいお尻を眺める菊を美しく咲かせるには並々ならぬ手入れが必要だろうけれど女性がいつまでも美しくあるにもひとかたならぬ手入れが要るきみはどんな姿に美しく育ったのかな（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/04

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ほほえみ返し

　　　ほほえみ返し　　　南風一モズが一羽ＴＶアンテナの上で鳴いているキーという鳴き声が向こうの建物に跳ね返ってキーという返答が返ってくるモズは面白がってキーと鳴く「好きよー」「私もよー」だからモズは鳴き止められない（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/04

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魚の記憶

　　魚の記憶　　　南風一秋は　透明寒過ぎず暑過ぎずしのぎやすいから一日中ぼおーっとしてのっぺらぼうの眠りに就くことができる来る日も来る日も海に潜り続けて生まれてから死ぬまで波間に浮かぶ魚の記憶ってどんなのかな？一面青色の中で餌を追っかけたり逆に大きな魚に追っかけられたりそれが生きた記憶なのかな？（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/03

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豆

　　豆　　　南風一秋の田んぼに老夫婦が豆を植える米の後には豆を植える毎年なぜ豆を食わなきゃならないの？老夫妻は豆が好き？それとも　春には豆が美味いから？今度老婦人に尋ねてみよう（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/03

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ｉｎｇ

　　ｉｎｇ　　南風一大脳って奴は馬鹿だから金木犀の香り一つでころっと騙されるきみと楽しく話している姿やきみの笑顔を今そこに在ることのように思い描くことはできるだけど哀しいかなｉｎｇではないんだね（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/02

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出会い

　　　出会い　　　南風一間近に見るきみの肌は桃のようにほんのりピンク色に染まって俺が何を言い出すのか静かに見つめ返す俺は何を喋っているのか分からないきみとは無関係なことばかり言っているうーん用件なんて言い出さなくても分かるだろきみと肩を並べて歩くだけで幸せ肝心なことを言い出さずに別れるわけにもいかないから俺はようやく用件を口に出した「友だちになって欲しいんですけど」きみはこっくり頷いて俺が差し出す手帳に名前と住所を書いてくれた初めて会ったきみは本当に無口だった（詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

2007/11/01

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